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ボークセンがYESを選んだ理由は?HUNTER×HUNTER(ハンターハンター) 409話『交渉3』感想・考察【2025年1号】

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エンタメ
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2024年12月2日に配信の週刊少年ジャンプ2025年1号で掲載されたHUNTER×HUNTER(ハンターハンター)最新話第409話『交渉3』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。

第409話 交渉3 感想

週刊少年ジャンプ2025年1号
HUNTER×HUNTER 409話『交渉3』が掲載された週刊少年ジャンプ

特殊戒厳令とゲームの続行

前回のラストで発令された特殊戒厳令、今回はそちらに話が移るのかと思いましたがゲーム自体はそのまま続行。ただ、この特殊戒厳令の放送の内容は、4層・5層はあくまで層の移動を禁じるもの、3層の人員に対しては調査を行う旨の警告となっているあたり、何が問題が起きたのは第3層という事もあでは明らかになっている。3層というとハルケンブルグの葬儀が進んでいた場所という事もありやはりそれに絡んだ何かと言う事なのかもしれません。

とはいえ、特殊戒厳令が発令された理由については今回は謎のまま。話は交渉ゲームの続きへと進んでいきました。

交渉ゲームの決着 まさかのYES

モレナとボークセンの二人による交渉ゲーム。ボークセンは、Dによる取引でXのカードを取り戻しつつ更に情報を搾り取る。Xが戻ることで残りはR、X、Nの3枚となり単純に最後にXを残せる確率を上げるという作戦。

その条件はまさかのモレナとのキスとのことで、ファーストキスとなってしまったことを察せられてしまったり、目が死んでいたりとちょっと緩い空気が流れて笑ってしまう。

3枚からのカード選択ではXを引いてしまい、再びXは墓場へ。しかし、それでも最後の1/2の勝負をを勝利しボークセンはRのカードを手に入れることに成功。ただ、この最後のカードを選ぶ流れは、ボークセンが最後に手にしたRのカードを握りつぶしてしまっていたり、直前にカードの確認としてX以外の2枚のカードを角煮にしたいと要求した際にボークセンが触れている流れなんかもあり、ちょっと怪しいところもあり。もしかすると、2枚のカードに触れた際に、何らかの印をつけており、それにより最後にRを確実に選べる状況を作っていたのかなという気がします。ボークセンが緊張のあまりカードを握りつぶしてしまったというのは、ありえない話ではないですが、どちらかというと常に理攻めで動いている彼女、これも細工をしたカードを握りつぶすことであとからそのイカサマがバレないようにといった意味があったと考えたほうが自然に思える。

ともあれ、交渉ゲームの決着はつき、あとはボークセンがXのカードを墓地から場に戻せばすべてなかったことに。しかし、ボークセンが選んだのはまさかのYESのカードと、そこまでの話の流れを覆す全く予想のつかない展開に驚き。

なぜボークセンはYESのカードを選んだのか?

今回一番の謎として残ったのは、最後にボークセンがYESのカードを残した理由。今回の話の冒頭でも、Xのカードを選んで無事に戻ることを目的としていたことはボークセンのモノローグで語られており、何らかの考えの変化が起きたのは、今回の話の中、それもボークセンとモレナがキスをしたあたり以降。はっきりとした答えはまだ出せませんが、どのような考えがボークセンにあるのか色々と可能性を考えてみる。

モレナと一緒にカキン王国を変えるため?

一つ目として考えられるのは、モレナのこれまでの境遇とカキン王国の現状を考えたモレナが、状況を変えるのならモレナと一緒に動くのが一番だと考えたという可能性。モレナに対する最後の質問では、何度も目的を変える気はないかと問いかけており、少なくとも彼女の境遇と現在の国のありよう、そして第四王子ツェリードニヒの件も含めて悩んでいるのは確か。

ただ、これに関してはモレナに対するYESの質問でエイ=イ組の情報を集め、自分たちに手が出せないよう動いていたりと、そこまでモレナと共に歩もうという意思を見せている描写はありませんでしたし、これが理由というわけではなさそう。

ボークセンが操られている?

そもそも、モレナが操られてYESのカードを選んだ、もしくは、認識をごまかされておりXのカードを選んだつもりでのカードを選んでいるなんて状況も思い浮かぶ。

ただ、この考えだと、モレナが誓っていたこのゲームにイカサマがないという話と矛盾することにもなりますし、そもそも、モレナ自身が間違いじゃない?と困惑気味にボークセンに問いかけている。もしかすると、仲間の誰かが勝手にやっただけなんてこともあるのかもしれませんが、それでも十分イカサマに値するでしょうし、この可能性もかなり引きそうに思える。

そもそも帰ることができないと判断した?

今回の話では、今ボークセンがいる場所が2層と3層の間にある特殊な空間。更に、モレナは一般人も立ち入りできる場所にあるという質問に対してはYES and NOという解答を返している。

このあたりの状況から考えると仮にXを選んでこのゲームから何事もなく離脱しても、あくまでこのアジトから外に出すというだけであとは自力で帰ってねと放り出される可能性もなくはない。それを警戒したが故にひとまずこの場はYESで生き残り情報を何らかの方法で外に伝えるという方が確実、と考えたなんてことはあるのかも。

さらに、モレナがボークセンを仲間にするための条件が、ここでYESを選んでもすべてが達成されるわけではないというのも何か絡んでくるのかも。

モレナの能力で仲間を作る条件は、このゲームでYESの回答を得る、モレナとキスして能力を感染する、そして、私か私の仲間が殺人している現場に居合わせるの3つ。現時点ではYESを選んでも3つ目の条件はまだ達成されておらずすぐに仲間になるというわけではない。このあたりも、モレナがYESを最後に残した理由に関わっているのかもしれません。

自分が仲間となったほうが状況をコントロールしやすいから?

これはほとんど話の中で語られた情報というよりも、かなり妄想寄りな話。

今回ボークセンは、モレナの仲間の情報をきっちり聞き出す中で、特質系の能力者はモレナ以外にいない事を確かめている。そして、モレナの計画には、ボークセンのような特質系の能力者は必須とということまで判断できる。

しかし、ボークセンが最後に執拗に問いかけた質問への解答の通りモレナは決して目的を変えることはない。そうなると、ここでボークセンがXを選んで無事に脱出できたとしても、必ずモレナは他の条件に当てはまる特質系の能力者を見つけ出し仲間にすることは容易に想像できる。そうなれば、結局モレナ達のカキンを滅ぼす計画は進んでしまう事になる。

ボークセンの最終的な目的は、異常な事態に巻き込まれず無難に生きていく事。しかし、この裏で進む計画はいつか国に大きな問題を起こすかもしれない。知らない誰かをキーパーソンとしてそんな計画が進むくらいなら、この場で自分がその計画の鍵になってしまった方が、まだ状況をコントロールしやすくなるといった風に考えた可能性もあるのかも。この辺に、まだモレナの仲間になる3つ目の条件が達成されていない事なんかも絡んでくるのかなと思いました。

色々と考えてみましたが、当然正しい答えはどうとは言い切れない状況。モレナも予想外だったらしいボークセンのYESという解答の理由は、次回明かされるのか、はたまたまた他のところに話が飛ぶのか気になるところです。

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