2024年12月9日に配信、週刊少年ジャンプ2025年1号で掲載されたOnePiece(ワンピース)最新第1132話『エルバフの冒険』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1133話 褒めてほしい 感想
ロビンとサウロの再会
前回いよいよエルバフでの冒険がスタートとなりましたが、何やらサウロが倒れたという不穏な話も出ており、どうなるのかと思わせて始まった今回のお話。
冒頭からロビンの過去が再び描かれ、彼女のこれまでの人生が振り返られる。まさに今回がロビンのためのお話だというのがよくわかるお話の始まり。
つらい目にあいながらもサウロから教わった笑い方だけを頼りに一人生きてきたロビン。死んだと思っていたサウロとの再会のシーンでは、急に倒れてしまったサウロに対して、その意図をすぐに理解してしまう。
ロビンとサウロが初めて会った時を再現するようなサウロがロビンを驚かそうとする流れ。当時は無表情でサウロを眺めていたロビンが、今は笑ってサウロを見つめている。つらい目にあっても今笑えているロビンという部分が強調されているようでよいシーンでした。
オハラが伝えたかった言葉が、ベガパンクにより世界に伝えられたという件も、改めて思うとここでのサウロとの再会につなぐ意味もあったというのもわかり、エッグヘッドの後にこのエピソードを持ってきたのもよくつながっているように思える。まさに、オハラから始まったロビンのこれまでのお話の集大成となるようなエピソードでした。
ビッグマム
ワノクニでは海の底に沈んだビッグマムもエルバフとの因縁が大きいキャラクター。今回の話でも、リンリンがエルバフにいた事、そしてエルバフにとって取り返しのつかない事をしてしまった件が少し触れられる。正直、あれでマムが本当に死んでしまったのか?と思ってしまったところもあり、今回再び話に出してきたあたりを考えると、再び登場するなら今回のエルバフでのエピソードなのかなという気もする。
ビッグマムは未登場となるような場合でも、ビッグマム海賊団あたりが話に絡んでくるという事はありそう。もしかすると、カタクリとの共闘なんてこともあるのかもしれません。
そんなエルバフ、今のところ話の火種になりそうなのは、冥界に閉じ込められているロキの件。これに関しては、ルフィが何やらロキとの約束をしていた件もあり、この後ルフィがエルバフでも追いかけられる展開に繋がってくるのかなという気もする。
また、エルバフにいるとされる火の傷の男については、今回のサウロを見ていると彼がそうなのかなと思わせてきますが、流石にそこまでの話の繋がりを見出してよいかはちょっと怪しい気もしますし、それっぽく見せていますが、本当は他の人物のような気もします。
このあたりがここからの話にどう繋がってくるかはまだわかりません。しかし、流石にエルバフでの騒動なしでこのまま綺麗に完結とはいかなそうですし、ここから何か大騒動が始まっていくような気がしますね。次号は休載、続きは年末となるようですが、2024年の最後に翌年に繋がるお話でどんな出来事が起きるのか、なかなか楽しみになってきました。
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