魔界の王様を決める戦いを描いた『金色のガッシュ』の正統派続編『金色のガッシュ2』。12月14日に発売された最新話Page.28の感想文となります。28話のネタバレが含まれますので、未読の方は注意してください。
Page.28 感想
モモンの覚悟
前回何とかウマゴンの術を奪い返したモモンですが、もはや体はボロボロ、更に追撃を足に貰ってしまい、走ることすら厳しい状況で必死に逃げるモモンの戦い。追撃の敵もなかなか激しいですが、
鳥の魔物であるチューバが近くに来ていることで、それを使って脱出?しかし、そううまくはいかないよなと思わせたところから、更に一点近くに来ていた他の魔物に居場所を知らせるためだったというのは、なかなか魅せてくる展開。
逃げる手段すらも既に先回りされ、もはや絶体絶命のピンチと思われた瞬間に姿を見せるバリーは、なかなかのサプライズ。まさかのウマゴンなし、モモンも自分の命は諦めて誰かに託すというシビアな流れも浮かんだ後に、さらにシスター、サンビームさんと続く流れの盛り上がり方が凄い。
あのピンチの状況から、それでもなお術を奪い返した上で逃げ切ることを諦めなかったモモンの執念と、そんなモモンを見て男らしい顔してるじゃねぇかと認めるバリーのやり取りも非常に良かったです。
サンビームさんの後ろには、馬の形をしたミイラがたっており、次回ウマゴンの復活は間違いなし。とはいえ、今は大けがを負っているモモンを助けることが第一と考えると、モモンを下がらせる撤退戦となるのかも。術がないとはいえ素手の一撃でモーセスに致命傷を与えるバリーにガッシュ清磨コンビ、更には復活のウマゴンとこれまでにないぐらい万全な体制が整っていますが、果たして次回どうなるのか気になるところです。
リブラ
魔物の術を食べたキメラの様な生き物リブラ。てっきり、意識のない怪物なのかと思いきや、モーセスの食った術の数への質問に11個ときちんと答えている。
このあたりの描写を見ると、何やらリブラにもきっちり意識のようなものがあり会話も可能な様子。今回は、術を食った体を切り離すことで単体で動ける生き物を呼び出していたりとまた違う方面での力を見せていましたが、果たして一体リブラは何なのかというのも気になる所。
そういえば、モモンを追う途中まではモーセスはリブラと行動を共にしていましたが、先回りしていたのはモーセ酢一人。単にリブラは遅れてついてきているだけなのかもしれませんが、次回リブラの襲撃を予感させてきます。
サンビームさんとシスターエル結婚済み?
今回の話モモンの手を取るシスターエルの手を見てみると、左手の薬指に指輪がはまっています。今回二人同時に姿を見せたというのも、普段一緒に暮らしているからであれば納得できますし、状況を考えるとしたスタートサンビームさんの二人は結婚している様子。
そうなってくると気になるのは、Page.25にて登場していたファーンなる少女。この二人の子供か、デュフォーの子供か、といった感じで話題になっていましたが、二人の子供なのかどうかという点に関してはこの一連の話の流れから判明しそうです。
シュナイダーを皆知っているのか?
また、ちょっとどうでも話でもありますが、ウマゴンと言えば1の最後まで自身の本名であるシュナイダーを皆に伝えることができないままでいました。ウマゴンも大事な名前として認めていますが、大人になり話せるようになっているだろうウマゴンは、ガッシュ達にその名前の事を伝えているのかどうか。そして、ウマゴンと名付けた本人である清磨との間でどのようなやり取りがあるのか、ちょっと気になってしまいます。
そういえば、昨年末制作の方でインフルエンザが流行ったとのことで、もしかすると来月は一月休載なんてこともあるのかも。次回が来月か、再来月化はわかりませんが、ここまでの劣勢を一気に盛り返す展開がどのように続いていくのかなかなか楽しみです。
最新話まで読むには?
金色のガッシュ2の単行本3巻は17話まで収録しており、そこまで単行本で購入18、19、20、21、22話を単話で購入すると最新話に追いつけます。最新話まで追いつく方法は以下の記事でもう少し詳しくまとめています。
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