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想星のアクエリオンMOE 2話『なでしこの願い』感想・考察 イチキサヨの生死と乱れる時系列の意味【myth of emotion】

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2025年冬より放送開始の作品、原作:河森正治・サテライト、監督:糸曽賢志による想星のアクエリオン Myth of Emotions 2話『なでしこの願い』 の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

2話『なでしこの願い』感想

サヨの真実

前回に引き続き、話を理解してくのも結構大変な本作。前の話の感想記事で私は、公式サイトの情報の中にサヨにイチキハナという双子がいた故にオオトリがハナとサヨを勘違いしているというと思っており、そこに生きているのか死んでいるの変わらないサヨの秘密があるのかと思っていました。しかし、今回サヨの死に絡んで世界の修正能力が働いたことで死んだはずの彼女が生きている世界に修正されようとしてい事が判明。

修正能力について明かされたのは、サッコ達が初等部だったころ作った解体クラブのロボットの事件。なぜか作り上げたロボット『神話戦士チュロ』が宇宙の消滅の件を語りだし暴走、それを止めようとしたサッコを守るためにサヨが身を挺して庇ったことでサヨが負傷(死亡?)。しかし、翌日にはその事件は人間の通り魔の件になっており、事件はなくなりサヨも無事だったという事になっており、それがすなわち世界の修正能力によるものだったとのこと。

ただ、この宇宙の修正能力に関しては、今回1万2千年前に別れた二つの世界の違いをなかったことにするものという風にも語られていたのは気になる所。つまり、この世界で死んだはずのサヨを生かそうとする修正能力は、別れた先の世界でサヨが生きていてその世界の方の影響が強いが故に起きている現象と捉えることもできる。そうなると、これからの戦いがサヨが死んだはずの世界の影響力が強くなっていけば、それがサヨの死に繋がっていくなんてこともあるのかもしれません。

しかし、そうなると公式サイトに名前のあるイチキノハナと呼ばれる少女は一体何者なのかは再び謎に戻る。過去生では双子とされていたので現代でも双子なのかと勘違いしていましたが、今のところその正体は不明。単にエレメント候補生を集める試験で基準を満たさず、学園にこなかった双子というだけなのか、もしかすると異なる世界に存在するイチキサヨの別の存在なんて可能性もあるのかも。ともあれ、何の意味もなく同じ苗字の二人の名前が存在するなんてことはないでしょうし気になるところです。

そして、この修正能力に関して時系列を乱して歴史が変わるという部分は、量子コンピューターであるディーヴァの予言にも何か関わっていそうに思える。未来で起きた事件を修正される前の記録を持っているが故に、ディーヴァは予言を行うことができるなんてこともありそう。また、未来を知っているという意味では、今回話に上がった神話戦士チュロがなぜ世界の滅亡を突然語りだしたのかという点も一切が謎。

このあたりかなり作中の根幹にかかわる部分に絡んでいそうですが、もしかすると、今の時点よりも遥か未来で世界に働いた修正力が、神話戦士チュロやディーヴァに影響を与えているなんてこともあるのかもしれません。

最後のサッコの言葉と崩れる時系列

そして、素直に話を進めていくうえで混乱したのは最後のサッコの言葉。アクエリオンでの戦いの果て、敵の攻撃をかつてのようにサヨが庇ったことで無限絶望拳を放ち敵の撃破に成功しました。

しかし、その後サッコが語ったのは、だからあの時ナデシコの花の事を思い出し取りに行ったという事。ナデシコの花を取りに行ったのは1話冒頭の葬式時点での出来事。しかし、サヨが死んだのはまさに今この時という事で時系列がめちゃくちゃ。ただ、今回の話の中で世界の修正力は時間をずらすこともあるということがサヨの口から語られており、そのあたりから判断すると、1度サヨがアクエリオンに乗り戦って死んだ歴史があり、その際にサヨに対する世界の修正能力が再び発動。だから、サヨが死んでいるはずなのに生きていたような過去の世界へ修正されているということなのかも。

前の話でモモヒメが4人いた気がすると語っていたのは、サヨが死ぬ前の4人が選ばれていた世界の記憶がかすかに残っていたため。サヨの死の間際の言葉をクラスメイトが覚えていたのも、今回のように最後死にたくないと語った彼女の言葉が伝わっていたものがかすかに残っていたといった感じでしょうか。

そん中で気になるのは、一度サヨが生きている世界へ修正能力が働いた後に、再び同じような状況でサヨが死んでしまったという事。次回、再び世界の修正能力が働き、彼女が生きているという事になるのか、どう話が続いていくのかなかなか気になる所となりました。

1話の予言の人物?

かつてサヨとモモヒメ、サッコの三人で作った解体クラブに絡んだロボットの暴走シーンは、1話で登場していた世界滅亡を世間に広めようとしていたおじさんの若き姿のようなものがちらっと映っていることに気付く。もしかすると、彼はこの時修正された神話戦士チュロが暴れて世界の消滅を伝えサヨを殺した世界の記憶をずっと持ち続けているのかも。自分は覚えているにもかかわらず、周囲の人々はただの通り魔のできごとであったとなったが故におかしくなり、1話で自分尾が知った世界の真実を伝える活動をしていたのかもしれません。

そうなると、この人も結構重要な人物になりそうですが、今後メインで話に絡んでくることもあるのでしょうか。

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