2025年1月20日に配信、週刊少年ジャンプ2025年8号で掲載されたOnePiece(ワンピース)最新第1136話『太陽を待つ国』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1136話 太陽を待つ国 感想
ロキの解放に向けて動き出すルフィ一行
ルフィに対してロキが提示していた条件は、シャンクスの今の居場所を教えるというもの。そもそも暴れまわっていたロキを捕らえたのもシャンクスとのことで、ロキが以前シャンクスを毛嫌いするような発言をしていたのもそのあたりが関係しているのか。
今回のロキがシャンクスの居場所を知っているというのは少し話にもなる。シャンクスに捕まったロキが会話をする中で次のシャンクスの目的地を聞いていたということなのか。単に嘘をついているだけという可能性もなくはないですが、そういう事を仕掛けるキャラクターというわけでもなさそうで、ロキとシャンクスの間に何があったのかが色々気になる要素となってきました。
そんなルフィはシャンクスの情報を求めてロキとの契約に乗りましたが、様子がおかしいのをゾロに感づかれてしまう。更にその二人の様子がおかしいのに気づいたナミも合流、さらにまさかのロードまで合流し、4人でロキの鍵を狙っての行動開始となりました。
そんなルフィたちは、何やら前回神の騎士団の二人が侵入していたアウルエスト城へと向かっている様子。城門は破壊された後もちらりと見えており、あの二人はすでにロキの元へ去ったあと。ロキの鍵を狙って城へ来たルフィたちですが、もしかするとロキの鍵も既に奪われた後なのかも。そうなると、何やら濡れ衣を着せられ追われてしまうなんてこともあるのかもしれません。
軍子の能力
エルバフへ侵入した神の騎士団の二人、一人はやはりシャンクスの様な顔立ちをした男。そして、もう一人の前回巨人を痛めつけていた女性の姿と名前が軍子であることが明らかに。
以前からエルバフに対して諜報員を向かわせていたが、巨大なカラスに襲われ消息不明とのことで、以前登場していたロードのペットのムギンというカラスが諜報員を捕まえてしまっていたといった感じでしょうか。
二人が向かったのは冥界のロキの元。その目的は、ロキの髪の騎士団への勧誘。軍子は、袖の先をシュルシュルと伸ばして矢印を作っており、それを自由に操り戦うのが彼女の能力のように見えます。服を変化させているようですが、そもそも彼女自身も包帯で覆われている部分が多く、何やらこのあたりにも能力に関わっているのか。前回巨人の体をバキバキと砕いていたのも、この矢印を体に巻き付けていたといったのかもしれません。
矢印の能力というと、何となくベクトルといった力そのものを操っているといった感じにも思えますが、果たしてこれは悪魔の実の能力なのか、はたまた五老星のような異質な力なのか、そのあたりも気になってきます。
太陽神と2度壊れた世界
ロキ、友の死すらも戦士の死にざまとして受け入れ、その怒りの元世界を滅ぼしてやると告げる。今回の話の中では、太陽の神についてはハーレイという神典に描かれており、巨人族の中でも様々な解釈があるとのこと。笑いの神、破壊の神、解放の神とそれぞれ言っていますが、ロキの中の太陽神はまさにこの破壊の神を意味しているという事なのかもしれません。
また今回ハーレイの中では、世界はすでに2度壊れていると書かれているのも気になる所。二カにも絡んでいるこの伝説に描かれる一つの破壊は、空白の100年やジョイボーイに絡んだことという事なのか、はたまたそれ以前に何かがあったという事なのか。太陽神ニカに絡む、この2度の破壊は今後の本編でも大きな意味を持ってきそうです。
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