本記事は2024年1月17日に公開された劇場版 機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)Beginning のネタバレ的な要素もあるので注意してください。
GQuuuuuuXはガンダム試作9号機?
機動戦士Gundam GQuuuuuuX でニャアンがマチュとシュウジの事を不安げに想像したとき、シュウジの頭の上に乗っていた段ボール箱に書かれていた愛媛みかん。
ちょっとしたギャグ描写なのでしょうが、ここで愛媛みかんが書かれた箱を連想したという事は、ニャアンの認識に愛媛みかんというものが存在したという事。果たしてGQuuuuuuX 世界での愛媛ミカンは何を意味しているのかを考察してみます。
イズマ・コロニーは日本語文化圏?
愛媛みかんという存在を考えると最初に気になるのはイズマ・コロニーで日本語がどの程度使われているのかという事。本作にてマチュやニャアンが住むサイド6のイズマ・コロニーを見ていて感じるのは、どうやら日本語の文化を持ったコロニーだということがわかります。
まずそのことを大きく意識させてきたのは、本作のPVにて、コロニーの警察が所持するザクのシールドに大きく警察という漢字が書かれていていた事。
このあたりからも、この舞台は日本語を公用語としているのではないか?と思わせてきましたが、実際映画での描写でも各所に日本語が登場し、それに加え一部ハングルといった感じで、日本を中心としたアジア圏の影響を大きく受けたコロニーであることが推測されます。
そのため愛媛ミカンというかつての日本であった商品が残っているということなのかもしれません。
宇宙世紀の愛媛
イズマ・コロニーへの移民であるミャアンが愛媛みかんを連想したというのは、やはりそれだけイズマコロニーの中で愛媛ミカンの段ボール箱が一般的なものだったという事なのかも。
そもそも、宇宙世紀での愛媛について調べてみると、機動戦士ガンダムの主人公であるアムロ・レイは、日本の山陰地方出身だそうで、宇宙世紀にも日本は残っている様子。そのため、実際に日本の愛媛で作られた愛媛ミカンがイズマ・コロニーにも送られており、それゆえに段ボールもコロニー内で流通しているという可能性が高そうです。
また、他にももしかしたらイズマ・コロニーで生産されたみかんに対して、日本の文化を引き継いだコロニーであるが故に、その名前をあえて使っているなんてこともあるのかもしれません。宇宙に出てコロニーにて暮らし始めた日本人たちが、自分たちのルーツを残すために名前を残したなんて考えると、ちょっと面白いかもしれません。
とはいえ、やはり地球に今も愛媛は残っていることを考えると、素直に地球から輸入しているだけという可能性が高そうです。
こういった細かい要素も、色々考えてみると世界観に思いをはせるきっかけになってなかなか面白いですね。
青森りんごのオマージュ?
ちなみに愛媛みかんと関連する要素として、青森りんごと書かれた段ボールが、原作機動戦士ガンダムの劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』に登場しています。
とある一室に、さりげなく書かれた青森りんごと書かれた段ボールの箱。こちらも特に本編に絡んだ要素ではないようですが、今回の愛媛みかんの段ボールも、これを知っていた上で、オマージュして書いたなんてこともあるのかもしれません。
機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning 感想記事
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