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Dは半月の意味? 第一世界・第二世界・第三世界 神典(ハーレイ)の意味考察【ワンピース】

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2025年2月3日に配信、週刊少年ジャンプ2025年10号で掲載されたOnePiece(ワンピース)最新第1138話『神典』にて描かれた神典と第一世界・第二世界・第三世界に絡んだ考察記事です。本編のネタバレもあるので注意してください。

神典(ハーレイ)の意味を考察

週刊少年ジャンプ2025年10号
ワンピース 1138話『神典』が掲載された週刊少年ジャンプ

神典と宝樹に刻まれた子供の絵

1138話では、フランキーが空白の歴史子供が宝樹に刻み込んだとされる絵が登場。それと同時に、エルバフに伝わる神典と呼ばれる言葉が重なり、どうやらこの絵はこの神典を描いたものだと考えられる。

神典は、第一世界、第二世界、第三世界と三つに分かれており、それぞれに意味深な言葉が並んでおり、このあたりがワンピースの過去の世界に何が起きたかを示しているようです。今回は、それぞれの章から読み取れることを考察してきます。

第一世界

地に炎ありとは石油のようなエネルギー?

第一世界の絵では、地面の底から何かを掘り起こし、それを煙を吐く建物に与え、再び地面の底に沈んでいっているように見えます。もしかすると、地下から得られる燃料を利用した現代社会のような高度な文明があったことを示唆しているのかもしれません。つまり、神典にて最初に書かれている地に炎ありとは地底から採掘する石油のようなエネルギー源を指しているということなのかも。

禁断の太陽

そこから話は、人は欲望に負け禁断の太陽へと続いていく。先ほどのエネルギーの話でとらえていくと、地の炎によるエネルギーを使っていた人間たちは、欲望に負けて禁断の太陽のエネルギーへ手を伸ばした様子。

この流れで考えていくと、太陽というのは、より大きなエネルギーを生み出す核のような使う際の危険を含むエネルギー源の事を指しているように思える。

隷人の願い

禁断の太陽の話は、隷人が願い、太陽の神は現れたと続く。隷人とは、奴隷の事を指しており、このあたりの文章から考えてみると、当時の世界にも奴隷として扱われる人々が存在し、彼らの願いを受けて太陽の神が現れたという事になる。

しかし、その後の話は、地の神が怒り豪炎の蛇と共に世界を死と闇で包んだ。と世界が滅んだことを暗に匂わせる内容となっている。この地の神の怒りや、豪炎の蛇とはなんなのか?と考えていましたが、これにより世界が滅んだ事を考えると、地震や火山の噴火といった天災をさしていると捉えることも出来そうです。

このあたりの考えをまとめてみると奴隷たちによる反乱がおき、それにより太陽の力を使った兵器を起動。これこそがここで語られる太陽の神となっており、その大きな威力は地震や噴火という天災を起こしてしまうほどで、その結果世界が滅んでしまったという話と捉えることができるのかも。

また、ワンピース本編で登場しイム様が使用を指示しルルシアを滅ぼす際に使われた兵器が、この太陽の神だったのでないかとも考えられる。ただ、現代においては、そのエネルギー源が失われており、それを補うためにベガパンクの作ったマザーフレアが使われたのかもしれません

第二世界

虚無に息吹あり

虚無に息吹ありという言葉から始まる第二世界。息吹ということで新たな命の芽生えを意味しているようで、一度滅んだ世界に再び新たな命が栄え始めたという事なのか、それとも第一世界で生き残った人々が再び文明を起こし始めたという事なのかはわかりませんが、再び人が現れ始めたことを意味していそうです。ただ、神典には第一世界の事が描かれていることから、少なくとも第一世界の話は伝わっており、生き残った人がいたことは間違いないのかもしれません。

そういえば、この第一世界から生き残った人々こそが、現代に生きるルナーリア族の先祖という可能性もあるのかも。元々レッドラインに住んでいた神の国の人々とのことで、発火能力をもっているという火の性質も第一世界の描写と通じるところがあるように思えます。ただ、ここまでの絵に描かれてきた第一世界の人間は背中に羽が生えている描写はない事を考えると、第一世界の人々は、黒い肌と火を発する性質のみを持っていたとのかもしれません。

森の神が遣わした魔とは悪魔の実?

なかなかに意味深なのが次のフレーズである、森の神が使わせた魔という言葉。第二世界では、イラストにも巨大な樹が描かれており、ワンピースで巨大な樹というと、エルバフにある宝樹アダムが思い浮かびます。

また、森という植物に絡む言葉と、魔という単語から連想するのは悪魔の実。第二世界に新たに生まれた人々は悪魔の実を食べ始めたという事を意味しているようにも思える。ここまでの神典の内容を見ていると神というのは、人の生み出した科学技術に関連しているものを意味しているように思え、もしかすると悪魔の実もまた、当時の人が生み出した科学技術により作られたものという事を意味しているのかも。

ただ気になるのは、絵を見ていると第二世界を境に多様な種族の生き物が生まれたように見えること。単に新たに生まれた息吹が、多様な種族だったということなのか、森の神に遣われた魔により種族の幅が広がったのか。ただ、少なくともも第二世界に多くの種族が生まれ、太陽に絡んだ戦いが広がっていたという可能性は高そうです。

戦火を広げる太陽

しかし、その後太陽は戦火を広げると話は広がっているのを見るに、一度は滅んだ世界で使われていた太陽というエネルギー源は第二世界においても存在していたようで、それが戦火を広げていたことがわかる。

ただ、ここでは戦火を広げるのは太陽の神ではなく太陽であるのが気になる所。もしかすると、太陽の神という兵器として使われていたわけではなく、あくまで太陽というエネルギー源を奪い合い、森の神により遣わされた魔により、多様な種族に増えた人間同士で戦いが繰り広げられていたのかもしれません。

半月の人と月の人

そして、そこからさらに続くのは半月の人と付きの人が夢を見たという話が続く。月の人という単語から連想するのは、エネルの扉絵ストーリーで展開されたお話。エネルの扉絵ストリーでは、月にはかつて翼の生えた人たちがいたという描写もその中で描かれており、絵の方にも、月から船が下りてくるような描写がある。このあたりから考えると、第二世界に新たに月から人がやってきたことを示唆しているように思えます。

月というと、ルナーリア族も名前に月を冠しているのがなかなか意味深。第二世界の絵には、背中に羽の生えた天使のような姿が描かれており、もし月の人とは月から来た天使のような人々だったとするなら、半月の人というのは、月の人と第一世界から生き延びた人達のハーフ、すなわち黒い姿と背中に羽をもつルナーリア族を表しているなんて可能性もありそうです。

また、太陽により戦火が広まる世界で、平和な世界という夢を見た多様な所属の人々が集まって作られたのが本編でも語られる、ある巨大な王国の成り立ちだったという可能性もありそうです。そういえば、第二世界の絵には、イム様の王冠のようなものを被った人物が木へと登っていくシーンも描かれていますし、これもこの王国の最初の成り立ちに何か関係しているのかもしれません。

人は太陽を殺し神となる

その後には、人は太陽を殺し神となったというくだりは、太陽を求めて広がる戦火を収めるために、その争いの根源となる太陽を破壊したという事を意味しているのかも。

海の神が荒ぶったというのは、太陽を破壊した際に生じた余波なのか、太陽を殺す戦いによる影響なのかはわかりませんが、おそらく大きく海抜が上がったとされる過去の出来事を意味しているように思えます。

イム様がベガパンクにマザーフレイムを求めた理由?

また、現代において天竜人がベガパンクにマザーフレイムを作らせていたことも、この太陽を殺したことが原因なのかも。当時、太陽を破壊されてしまったが故に、現代では太陽をエネルギー源として使用することができず、太陽の神の力を使う事ができない。

だからこそ、新たな太陽を求めてマザーフレイムを作らせていたとすると話の筋が通りそうです。

第三世界

第三世界は現代の世界を表している語られており、神典を描いた絵が空白の100年に書かれたことを考えると、第三世界の文章に関しては、これから先に起きてほしい理想の未来を描かれたものなのではないかと考えられます。

その絵には、ニカを先頭に、鉄巨人エメトや、ワノクニの侍、忍者のような姿に人魚、ルナーリア人のような姿など多様な人物が描かれており、それらの人々が再び集まれることを夢見ている様子。

混沌に空白あり、不都合な残影はというくだりは、空白の100年を表しているようで、空白の100年で一度栄えた王国が天竜人の手により滅ぼされ、その歴史が隠されることを予想したうえで、少しでも過去の歴史を残すために情報を残し、こうなってほしいという理想の夢をそこに描いた。つまり、世界を終末へ導くというくだりは、今の天竜人による世界を終末に導き、皆が笑って暮らせる世界を夢見た文章ということなのかもしれません。

不都合な残影 片割れ月がD?

不都合な残影や、片割れ月という単語がでており、このあたりは不要な歴史として消されたある巨大な王国の流れをくむ人々を意味しているように思えます。

ここで頭に浮かんできたのは、主人公モンキー・D・ルフィに始まり、多様な人物に見られる謎のDというミドルネーム。丸い月を半分に割った半月の形がDを意味しており、かつての多様な種族が集まった古代王国の生き残りたちが、王国の崩壊で世界に散る中、半月を意味するDをそれぞれの名前に残したというのが、その名前の始まりなのかも。

月の人と、半月の人たちが見た平和な世界の夢、それが消えかける中で、Dという形でその繋がりだけは残そうとした証ということなのかもしれません。

第一世界・第三世界での太陽の神の解釈の違い?

ここまで自分の考えをまとめてみて一つ気になるのは、太陽の神という存在の解釈が、第一世界と第三世界では異なるという事。私の考えだと、第一世界の太陽の神とは、太陽の力を使い世界を滅ぼした兵器であるのに対して、第三世界の太陽の神は、おそらくニカの伝説につながる踊り笑い世界を終末へと導くもの。

明らかに違う解釈で書かれた話となっていますが、これは第一世界での話もあくまで伝説として伝わっているが故だからなのかも。第一世界での太陽の神の文章は、隷人の願いに答えて現れたというものになっており、現代で伝わる奴隷解放の神という解釈はこの表現を拾ってきたものから生まれたものだと考えられます。

そうなると、第三世界の文章を書いた人も、太陽の神という存在をポジティブなものと捉えたなんてこともあるのかも。

また、太陽を兵器ではなく正しく使う存在であるという夢を乗せたが故に、あえて太陽の神という言葉を上書きするように使ったなんていう解釈をするのも面白そうです。

当ブログでは他にも、ワンピース関連の感想・考察記事を書いているのでよろしけばどうぞ。

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