2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』24話『復活のアイスひとさじ』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
24話 復活のアイスひとさじ
ラキアとデンテ
前回ショウマの引き合わせにより、デンテと出会ったラキア。ショウマと一緒にその場を離れたものの、闇菓子が作られた原因であるデンテを許すことはできないとして、一人デンテの元に向かう。
このあたりのラキアの怒りは、当然のものでむしろ血縁があるとはいえ、そのことを流しているショウマの方の対応が緩いというのが正しい。しかし、今回のラキアの解釈の通り、ショウマはそんなデンテすらも許して仲間にしたというところが本当に大事なところ。ラキア自身も、そんなショウマの考えを理解したからこそ、デンテを殺す手を止めたようです。
ショウマを見て少しは闇菓子を作ったことを反省し始め、兄に意見することでもっと良い道もあったのではないかと、ラキアに語ったデンテ。彼の言う「お菓子で皆を幸せにする未来」もあったんじゃないかという言葉は、なかなか意味深で、これからショウマ達が、闇菓子に対してどのように対抗していくのかという答えに繋がるのかもしれません。
ケーキングの回で自らケーキを作り人に食べさせることを知ったショウマ、ここから先の展開では、人を笑顔にするお菓子を作っていこうとし、それをデンテが手助けしていくなんてこともあるのかもしれません。
また、今回ラキアはハピパレで幸果さんと接触したというのも、なかなか大きな話の進展。ショウマに対して協力はするも、別に人間を守ろうという意思があるわけではないラキア。ここから幸果さんを通じて人と関わる中で、どのように考えが変わっていくのでしょうか。
仮面ライダーヴァレン チョコルドフォーム
絆斗を人気のない工場に案内する絆斗の友人と、いきなり怪しい展開ですが絆斗もなぜこんな場所を知っているのか?とその状況の不自然さに疑いをかけるあたり相変わらずの察しの良さにちょっと笑ってしまう。とはいえ、友人の言葉ということで、それを受け入れ先に進むもタコ壺の罠にかかってしまう。
あくまで最近調子のいい絆斗に対して、ちょっとした悪戯をしつつお金をもらうという、冗談半分のつもりだったのでしょうが、絆斗からすればなかなかのピンチと衝撃の裏切り。お金をもらってご満悦のところをヒトプレスされてしまうという因果応報な結末となりました。
そんな絆斗のピンチの中動いたのは、酸賀が渡していたチョコルドゴチゾウ。仮面ライダーヴァレン チョコルドフォームへと変身を果たし、これまで以上の力でグラニュートの撃破に成功する。
この力があれば一人でも戦えると言う絆斗ですが、何やらその背景では、チョコルドゴチゾウと、酸賀の不気味な笑顔が浮かんでおり、何やらよくない方向へと進みつつあることが示唆される。その強力さ故に、体に余計に負荷がかかるのか、はたまた、酸賀の更なる実験の一段階という事なのか。
そもそもこのチョコルドゴチゾウ、酸賀が用意した出どころも怪しい物ですし、ビターガヴとのつながりもありそうで、果たしてどうなるのか、今後の展開が気になってきます。
ブリザードソルベ
絆斗との一件もあり、精神的に負荷がかかったことでガヴの調子が悪くなり、フラフラの状態でビターガヴと戦う事になったショウマ。全く調子が出ない中、そんな中、まさかの幸果さんまでのこぎりをもって参戦。軽いノリで間に入ってきておりけがもなく終えられましたが、この幸果さんの誰かのために身を挺す性格は、大きなけがに繋がりそうにも見えて少し危うく感じる。
とはいえ、今回はそんなこともなく、ぼろぼろにやられかけたところを、ヴラムが助けに入る。ヴラムともいい勝負なビターガヴでしたが、その裏でショウマに対してアイスを幸果さんがアイスを与えたことで、新たなゴチゾウブリザードソルベが登場。ショウマの幼き頃、熱を出してつらい時にアイスがあればという母の思い出に絡んで生まれたゴチゾウということで、なかなかの力を見せる。
冷たい息で周囲を凍り付かせたり、武器を凍らせて戦う様は非常にかっこよく、今では逆に珍しいアイスのあたり要素まで再現してゴチゾウを召喚したりと、かっこよさとコミカルさを合わせたフォームとなっていました。
そういえば、どうやらショウマは今回初めてアイスを食べたようで、まだアイス食べたことなかったことに驚く。しかし、仮面ライダーガヴの劇中時間はどうやら秋口からスタートでハロウィン、クリスマスなんかのイベントもこなして年明けと、現実の時間に割と即している。そうなると、冬場はアイスを食べる機会がなかったというのは結構自然な展開に思えて感心してしまいました。
なぜケーキングは消えない?
このブリザードソルベゴチゾウ、ケーキングと同じような大きめのギミックのゴチゾウという事で、てっきりケーキングと同じく消えないタイプのゴチゾウなのかと思っていましたが、変身を解除するとそのまま溶けて消えてしまう。アイスだから溶けてしまうという理由はありそうですが、同時にケーキングだけが消えないゴチゾウなのに何か意味があるのかなと思ってしまう。
他のゴチゾウとケーキングとの明確な違いは、ショウマが自ら作ったケーキを食べたという事。この辺は今回デンテが言っていたお菓子で作る幸せな未来という方向の話とも関わり、ショウマがお菓子を作っていく展開に繋がっていくのかもしれません。
25話 虚像の幸せ 蜜の味
はぴぱれにラキアも参加して共にバイトスタートとのことで、少しずつラキアと人間との関わりが描かれ始める様子。その裏では、新たな力を得たことで、一人で戦おうとする絆斗の姿もあり、何やら不穏さを感じさせる展開が重なる。
ショウマや人間に近づいていくラキアに対して、皆から離れようとする絆斗。もしかすると、この二人の行動はある意味対比となっており、ここからの話に意味を持たせていくのかもしれません。
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#仮面ライダーガヴ 24話「復活のアイスひとさじ」感想
— 人鳥日記 (@skypenguin_con) February 23, 2025
人間を知っていくラキアに対して仲間から離れようとする絆斗にどこか対比を感じる
あっさり消えたブリザードソルベゴチゾウに対して、ケーキングゴチゾウだけが使っても残ることにも何か意味があるのか考えるhttps://t.co/73nzAiiQjv
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