2023年3月5より放送開始した『王様戦隊キングオージャー』。2000年の時を経て地下帝国『バグナラク』と戦うためチキューの国家の国王たちが変身する『キングオージャー』の戦いを描く作品。現在11話まで放送されましたが、その中で気になる点が複数見受けられ、今後の伏線などもまかれていそうです。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第11話『怪奇!クモ仮面の男』感想
前回、レジェンドキングオージャー降臨の奇跡によりチキューは救われた。しかし、何やらバグナラクでは何か計画が進んでいるようで?そしてナレーターの男がついに動き出すというところで終わった10話。
11話冒頭は、いきなりバグナラクサイド。そこにやってくるサブタイトルにもなっている『クモ仮面の男』。どうやら、デズナラク8世やカメジムとは顔見知り、話ぶり的にデズナラク8世より以前からクモ男は存在している?
「三大守護神仲良しこよしさすれば世界はひっくり返る」
奇跡は人間だけのものではないと語るこの男、とても怪しいです。
レジェンドキングオージャーの降臨に疑念を持つラクレス。しかし、カグラギはこの奇跡を本当にするためにギラの葬儀を提案。
いつもの仲良し三人組の愉快なギラ復活妄想タイム、ゾンビ、ロボ、天界の使者としてそれぞれ思い思いに描きますが。普段のラクレスでは、とてもできない楽しそうな演技を見せるラクレス役の矢野聖人さん。白目をむいたラクレスとかもうここでしか見られそうにありません。
そして、この審査のためだけに呼ばれたリタ、帰る。という彼女に対して、物語の作る美しい嘘を語るヒメノ。なお、先週公開されたサントラにて謎を生んだ、アニメ「もっふんと一緒」はイシャバーナのアニメだったようです。
しかし、その流れでもっふんと一緒の先週のネタバレを聞かされそうになり堪えられなかったリタ。いつもの奇声と共に退場。忙しいから見られないのか、他国であるゴッカンでは放送が遅いのか。
そして始まる、ギラの葬儀、どんな計画で行くのかと思いきや、そもそもギラの棺が開かない。そこにやってくるのはクモ仮面の男。レジェンドキングオージャーの力をどうするのかとラクレスに尋ねる。
顔に不気味な枷のようなものを付けたその男は、ギラの棺を奪って逃走。某アメコミ蜘蛛男のようなアクションを披露。ちょこちょこ転ぶシオカラがかわいい。
ギラとクモ男との会話。蜘蛛男は、尻から生まれるあれ、「うんこ」について語る。うんこは敵か?と問いかける。うんこは語り部、ただ臭いだけ。バグナラクは本当に人類の敵なのかと問いかける。
そこにやってくる『ナガバジーム』、対抗してギラはキングオージャーを降臨、いきなりレジェンドキングオージャーで全力。「レジェンドキングオージャー、なんて力だ」とでも言いたくなりそうですが、当然、あっさりと倒されてしまうナガバジーム。
これは何かあるなと思っていたら、前回レジェンドキングオージャー誕生の際に、寄生蜂を体に植え付けていました。前回、レジェンドキングオージャーの降臨に対しても余裕があったのは、この仕込みがあったからのようです。
寄生蜂の爆誕という名の大爆発により、キングオージャーは合体解除、三大守護神も捕まってしまう。三大守護神を捕らえたデズナラク8世は、冒頭の「三大守護神仲良しこよしさすれば世界はひっくり返る」という物語を語り、空に三体をささげる。空が割れるが、しかし、何も起きない。
そこに現れたのはクモ男。その手には、三大守護神のシュゴッドソウル。追いかけるデズナラク8世すらあっさりと拘束する。すべては、クモ男の策略だった。『ベノミクスシューター』を使い、三大守護神を使い鍵を作る。秘宝である鍵を使うと「Guys,Go」の音と共に、仮面ははずれ、剣『クモノスレイヤー』へと変わる。
このシーン、デズナラク8世の「100年、1000年」にわたって利用したのか、という発言はすごい悲壮感がありました。クモ男の語る通り、バグナラクにも悲願があるようです。
時代遅れの語り部と名乗る男は、動けないデズナラクを攻撃。爆炎が消えるとそこに二人の姿はなくなっていた。爆散時になった「フェーイク」という音的に、おそらく無事?
静かにさるクモ男改め『ジェラミー・ブラシエリ』。冒頭流れるいつものナレーション、「これから王になる、俺の物語さ」と締められる。物語の語り部だった男が、表舞台に上がり、次回からまた大きく話が動き出しそうで楽しみです。
11話での伏線・謎
ジェラミー・ブラシエリ
今回登場ジェラミー・ブラシエリ、これまで物語の語り部をしていた男がついに表舞台に上がりました。
バグナラク側からは、嫌われながらもとても付き合いが長そうな印象を受けました。デズナラク8世の1000年前から利用していたのか?という発言的に、そのころから付き合いがあるようで、少なくとも1000年前から生きている?
バグナラクを手玉に取り、三大守護神を集めたのは顔につけられていたクモの仮面を外すためだったようですが、なぜそんな封印のようなことをされていたのか。
次回予告では、「人、バグナラク、全てを統べて、定めを定めるもの」とのことで、人、バグナラクに関係なくすべての王様になろうとするようです。また、イシャバーナ、神の怒り事件での首謀者と思われる男とも何らかの関係がありそう。次回予告、イシャバーナのシーンでは、捕らえられているのもこのあたりに関連している?
はるか昔から存在し、仮面を外すために、バグナラクすら手玉に取るこの男は一体何者なのか。今後の展開が楽しみです。
バグナラクの謎
15分0秒頃の、ジェラミー・ブラシエリとギラとの会話では、バグナラクをうんこに例えることで、バグナラクがチキューにとって必要なものということが示唆されています。デズナラク8世が、糞を栄養に変え大地を豊かにするミミズモチーフであることも意味深に思えてきます。
アニメ「もっふんと一緒」
9分00秒頃からのヒメノの会話にてついに話題に上がり、リタも大きく反応していた「もっふんと一緒」、5月発売のCDには主題歌や、タイトルバックなど、単に会話の1シーンで使うだけにしては豪華な曲が用意されています。TTFCやBlueray特典などで何か展開があるのかも?
次回第12話『6人目の王様』
次回12話『6人目の王様』では、今回登場『ジェラミー・ブルシエル』の正体が判明。バグナラク、人に関係なくすべてを統べる王様を目指すとのことですが、一体何をするのか。もしかすると、神の怒りにも関係してそうで、イシャバーナ絡みの話も少し気になりますね。
予告ラストでは、デズナラク様の戦っている姿も映りました。バグナラクの王でありながら、自ら前に出てきて積極的に戦ったり、作戦成功で大喜びしたり、どこか愛嬌のようなものも感じられる。暫定ラスボスが生きてて安心というもの変な感じですが、とにかく、ひとまず生きておられたようで安心。
キングオージャー 毎週日曜9:30放送中
現在8話まで放送中の王様戦隊キングオージャー、これからどんどん盛り上がっていくだろう作品この機会に見てみてはいかがでしょうか。
近年の東映の戦隊や仮面ライダーは、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や、AbemaTV、Tverでの一週間見逃し配信があります。AmazonPrimeでは水曜日に最新話が追加され、全話見れますので過去話の確認には便利。あとから追いかけて見やすい作品となっています。この機会に見て見られてはいかがでしょうか?
なおTwitchやAmazonPrimeのウォッチパーティー機能にも対応しているため、会員同士なら同時視聴も可能。Twitchで普段配信されている方は同時視聴などを企画されてみてもいいかもしれません。
コメント