ゾイド -ZOIDS- 新世紀/ZERO(スラッシュゼロ)
タカラトミーによるYoutubeチャンネルタカラトミー公式ホビーチャンネルにて、テレビアニメ『-ZOIDS- 新世紀/ZERO(スラッシュゼロ)』の無料配信が開始。第4話「闇バトル!謎のバックドラフト団」」の感想です。毎週火曜に最新話に更新となるため未試聴の方はお急ぎを。最新話のネタバレが含まれますので未試聴の方はご注意ください。
第4話「闇バトル!謎のバックドラフト団」
バックドラフト団
黒いジャッジマンを使い、あくどいバトルを仕掛けてくる新キャラクターたち。結構やっていることはえぐいはずなのですが、初登場会にしてリノンの犠牲者となってしまったため、なぜかコミカルな集団に思えてしまう。
今回の闇バトルも、人質を使い、負ければ相手のゾイドを全部奪うという無茶苦茶な条件。初手迷彩からの攻撃や、途中で平気で人数を増やしてきたり、ゾイドですらない謎の球体兵器を使用してきたり、結構なやりたい放題。しかし、やりたい放題度合いではリノンの方が勝っていたのがひどい。
やってることは結構ひどいはずなので、これから先、凶悪な敵として立ちはだかるのだろう。たぶん。
リノン・トロス
今回の話前回に引き続き、リノンがやばい。とにかくやばい。入浴中にビットが乱入更にジェミーにまで裸を見られるのは確かにかわいそうではありました。しかし、ジェミーにまでリノンさんの裸なんて見たくなんてないですよ、と言われているのは思わず笑ってしまう。
地味にジェミーをけしかけておいて、いざ自分がリノンに問いただし始めたらとぼけるビットもひどい。しかし、ほくろの位置のだまし討ちからビットを有罪と断定。すごい顔をしてビットへの攻撃がはじまる。バスタブを持って追いかける様にすごいなこいつ…と思っていたら、裸のままバギーに乗って逃げるビットをまさかのプテラスで追撃。そこまででも、すごいなこいつ…となっているのにさらに射撃、からのミサイルで追撃はもう絶句。すさまじい。
しかし今回の話、そんなものはまだ序の口だったと思い知らされる。バックドラフト団のバトル現場を見つけてしまい、撃墜されとらわれるリノン。そして、彼女を出しにバックドラフト団はチームブリッツへ闇バトルの申し入れをする。
その申し入れの最中からすでに暴れているリノン。後ろの方ですごい声が聞こえる。悲鳴というかもう叫び声。どんちゃん騒ぎで通信は一時中断。戻ってきたリーダーがさらにボロボロになっていておもわず笑ってしまう。
その後一応は縛られ人質としての仕事を果たすリノンでしたが、とらわれているシーンもすごい。すさまじい声が囚われた部屋から聞こえてきたと思いきや、急に静かになる。看守が確認すると中には誰もいない。それに慌てて入ってきたところをドカン。服まで奪ってホエールキングの中に潜入。
挙句の果てにはプテラスを発見し、ホエールキングの中で大暴れ、単独脱出。「あたしを人質にしようなんて100年早いのよ。」の捨て台詞と共にすごい顔をしている。
今回非常に大暴れしたリノンでしたが、彼女の本当にすごいのは、自分が悪いことをしたとは一切思っていなさそうなところ。今回のラストも「悪いことしたのパパ?」「えっなに?なになに?」とちょっとかわいい感じで言っています。これがとぼけているわけではなく、本当に悪いと思っていないんだろうなと思わせるのがすごい。
ラストは、ビット神妙な顔のアップで終わりましたが、果たして彼は今回の話を経て何を思っていたのか。
バラッド
レオンがいなくなったチームで、何となく苦労人となるのかなと予想していたバラッドでしたが、彼もなかなか強い。
改めて思うと、冒頭のリノンが風呂に入っている件ビットにちゃんと伝えていれば今回の事件は起きなかった。ビットのパンツをぶつけられていましたし、わかっていて放置したようにも見えます。
報酬がないなら試合には出ないとバックドラフト団との戦いは無視する構えでしたが、ビットのピンチに乱入、勝利のカギとなりました。
試合後、すごいうれしそうなビットに対して、きっちり次のビットのファイトマネーを報酬としてもらうと博士と契約済みで思わず笑ってしまう。
僕のプテラス
ここまで影の薄かったジェミーでしたが今回の話の中ですごく印象に残ったセリフが「僕のプテラス」でした。
冒頭の格納庫のシーンでは、とても楽しそうにプテラスを磨いていましたが、まさに彼とその愛機が今回の話のリノンの犠牲者。もうあのシーンは犠牲者のフラグとしか言いようのない話の展開。
裸で逃げるビットの追撃に奪われ、倉庫から消えたプテラス。バックドラフト団の襲撃を受け奪われたプテラス。リノンの脱出に使われ、ほーえるキングから脱出するプテラス。ぼろぼろになり帰ってきたプテラス。その都度、繰り返される「僕のプテラス」という彼の悲痛な叫びはこの話の犠牲者として象徴的なセリフとなりました。あまりにもひどくて笑ってしまう。
感想まとめ
前回に引き続き、リノン・トロスが大暴れしたエピソードでした。バックドラフト団初登場ということで、悪の組織お披露目なのに、それを圧倒的に上回るリノンの動向が印象的な話。
今回の話で改めて思いましたが、このアニメ全体的にキャラクターの癖が強い。リノンが好き勝手してもギャグっぽく収まるのは、おそらくビットや、バラット、そしてジェミーなどの他のキャラクターもまた、それぞれ好き勝手にやっているからなんだという感じがします。まとまりがないようで、それでも一つのチームになっているのが面白いですね。
というか、レオン兄さんはどうしてあの中であんなまともだったんでしょうか。トロス家最大の謎な気がします。
次回第五話
賞金稼ぎジャックシスコ・ライトニングサイクスによるスピード勝負。
ライガーゼロも新装備イェーガー登場。高速対決とのこと。初のCAS登場回ということで楽しみです。
コメント