魔界の王様を決める戦いを描いた『金色のガッシュ』の正統派続編『金色のガッシュ2』。7月14日に発売された最新話Page.14の感想文となります。14話のネタバレが含まれますので、未読の方は注意してください。
Page.14は、金色のガッシュ2の単行本2巻は10話まで収録しており、そこまで単行本で購入、11~14話まで単話で購入すると最新話に追いつけます。最新話まで追いつく方法は以下の記事でもう少し詳しくまとめています。
破られるラシルド
アースが使用していた、ジャン・ジ・ソルドの呪文、今のガッシュのラシルドなら受けきれると判断し発動したラシルドでしたが、魔女の謎の呪文によりさらに強化され突破されてしまう。
どうにも割られてしまうイメージの強い盾の呪文、今回もそのジンクスは破れませんでした。とはいえ、通常のジャン・ジ・ソルドであれば打ち消すことはできていた様子、これに関しては魔女の底知れぬ力の影響といったところか。
現時点でも、まだ魔界を攻めてきた敵の全貌についてはわかっておらず、二人組で行動しているものの、片方が人間というわけでもない。このあたりについては今後気になるところです。
敵が他の世界を滅ぼすことを目的に行動しているとなると、滅ぼした世界の中の生き残りを他の侵略に協力させているといったことも考えられそうです。
しかし、どれほどのピンチであっても、清磨が迷い一瞬止まりそうになる時でも、いつも前を見据えているガッシュはやはり前作に引き続きよいパートナーという感じがします。
しかし、ガッシュがいま使える術は2初期から『ザケル』と『ラシルド』、『ザケルガ』の三つのまま。成長してそれぞれ強くなっているのは分かりますが、敵も未知の力を持っており少し力不足も感じる。そろそろ、新しい術の登場も見たくなってきました。(ザケルガが抜けていましたので追記 2023.7.14)
ティオの戦い
舞台は魔界にて、逃げる避難民を助けるため一人立ち向かうティオでしたが、術の力なしでも、圧倒。
あの重装の盾を武器にしつつ、あと一歩というところまで追いつめる。しかし、避難民を逆に追い詰められ、劣勢に立たされてしまう。
さらには、ティオの泣き顔が見たいガンサーは、避難民を攻撃、少女が攻撃を受け倒れてしまう。ここで、使用された術が、『ロンド・ラドム』。前作でゾフィスの使用していたラドム系の呪文。14話でもなかなかいやらしい使われ方をしており悪役の呪文感が強いですね。
生き絶え絶えの少女を助けるために、奪われたサイフォジオを唱えるティオ、その間も敵に攻撃されるも、一切気にも留めずとても悲痛な叫びがこだまする。どうなるのかと思い見ていましたが、最後の最後でサイフォジオが発動。恵がその場に来ていました。
今回あえて、恵が来るまでの過程を描かないことで、ティオの頑張り、状況の切迫さを実感できて面白かったです。最後のページは、背景のキャラが皆白抜きにされる中で、ティオと恵のみが、唯一塗られており、再会した二人の印象が強まって感じられて良かったです。
どれだけティオが強くなっても、泣いているときに助けに来てくれる恵。二人が揃った今、次回でどのように立ち向かうのか、気になるところです。
次回気になるところ
恵さんの格好は服が焼け焦げており、燃え盛るライブ会場から外に飛び出し、そこから魔本を受け取り魔界に来た感じかな。このあたりについては、次回で拾われそうです。ガッシュたちの姿が見えないのは、あくまで魔界にこれたのは恵さんだけなのかもしれません。
敵陣営は、魔界での戦いの最後の10人に選ばれたパートナーを狙っているため、まだ人間界でもやらなければいけないことは残っていそう。魔界は恵さんとティオに任せて、ガッシュたちは人間界での戦いが続くのか、このまま魔界編に入るのか。
今回ティオが使用した『サイフォジオ』は、キャンチョメの戦いで取り返した呪文。となると、現時点ではティオも、ガッシュやキャンチョメの様に、他の術はなさそうですが、次回キャンチョメの様に新たな術を発現させるのかもしれません。現状だと新たな盾を作り出して武器の様にするのか、それとも、避難民を守るために守りの術を作り出すのか、どのような展開になるのか気になるところです。
コメント
呪文二つだけって書いてるけど、ラシルドと一緒にザケルガも取り戻してますよね?
そうでした。結構前で頭から抜けてました。ご連絡ありがとうございます。