2023年7月11日より、監督『山本裕介』、ストーリー原案『鴨志田一』、シリーズ構成『あおしまたかし』による製作の『Synduality Noir(シンデュアリティ・ノワール)』。第2話『My master』の感想文です。
最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。
第2話『My master』感想
今回は、ノワールの記憶に関係しノワール自身が何をしたいのかと、カナタが一歩踏み出すといった感じのお話でした。
今週のエリーちゃんは、カナタが踏み出せないときに背中を押してあげるとても大事な役割を果たしていましたが、なんだかちょっと報われない感じは続く。最後ノワールとマスター契約をするさまを微妙な表情で見ていましたが、果たして彼女が報われる日は来るのか。
ロケットに乗ったコフィン×2でキャリアーを追いかけるシーンはなかなか愉快。ワイヤーを使ったアクションもかっこよかったです。
結局ノワールの過去は不明のままでしたが、アメイジアとの関係も示され、将来的にこの記憶が何か大事な意味を持っていそうです。
ノワール自身は、洗濯機でこけたり、相変わらずポンコツ。しかし、ポンコツなことはネックに感じていたようでかわいかった。今回はシエルの教えにより、カメラの充電技術を応用してかなりの大電圧を出せるようになったようで、ちょっと成長。というか、扉ぶち壊して出てくる様はなかなかすごい(ちょっと怖い)。このレベルのことは、他のメイガスにはできなさそうでやはり特別なメイガスという事か。
「記憶が戻ればいろいろ手伝えるようになるから記憶を取り戻したい。何もできなくても側にいていいですか。」と、とても健気なノワールでした。
ノワール 色分け済みプラモデル
ノワールの色分け済みプラモデル。
今回お気に入りとなったのか、だぶだぶの上着もきちんと再現されております。パーツの差し替えでつけ外しもできる様子。
ノワールの過去
前回のノワールが登場した際のコフィンの動きは負荷が大きかった様子で、デイジーオーガは、一度戦っただけでぼろぼろになっている。
ノワールは零式と呼ばれる、アメイジアによって製造されていたメイガスではないかとの推察がされる。ちなみに、アメイジアというのは、20年前に崩壊した地下都市のことだそうです。
デイジーオーガの修理のためのパーツ探し、そしてノワールの記憶探しで、再びノワールの眠っていた遺跡の探索となりました。
マリア、トキオと、共にノワールのいた遺跡への探索に向かう。遺跡では、特にエンダージとの接触もなくあっさり、ノワールが乗っていただろうコフィンを発見。
型式は、VV9-07MCとされており、そこからアメイジア製の機体であることが判断。UIに表示された字は独自のものでしたが、”Pascale(パスカル？)” という名前だけはローマ字で表示され読み取れました。これが、ノワールのかつてのマスターということなのか？
コフィンのコックピットには、カメラが落ちていました。ちなみに、カメラについてはあくまで新月の涙以前の技術で作られたもので、カナタ達はそれが何なのか正確には理解できていない様子。
てっきり、遺跡探索で一話使うのかと思っていましたが、このパートはあっさり終了してちょっと驚きました。
HG SYNDUALITY デイジーオーガ
主人公カナタが搭乗するメカ「デイジーオーガ」のプラモデル。特徴的な武装や多彩なギミックを搭載し、HGシリーズで最速立体化！
ランゲとドルチェ
虎の絵柄が描かれたいかついキャリアーに乗ってロックタウンにやってきたランゲとドルチェ。
元アバンチュール副隊長で、現在は、バカラネストを仕切るネッピオーラファミリーの幹部となっているそうです。
前回、アバンチュール不合格を告げられた回想でちらっと映ったシルエットに似た体格をしているのでおそらくカナタを不合格とした際の人物の様子。
どうやらアバンチュールにいたころとは、二人とも格好がだいぶ変わっている様子。メイガスであるドルチェは、芋っぽい姿の過去がちらっと映りましたが、正直そっちの方がかわいい気もする。横に移っていたじゃがいもは、芋娘という意味なのか、野菜作りを手伝っていたのか。しかし、これだけ野菜が貴重な世界だと芋娘って意味もなんかよさげなものに変わってそうな気もします。
カメラの修理をできる人を探すノワールをだまし、連れ去っていこうとするも追いついてきたカナタ達にやられてしまう。
オーッホッホッホ！とか笑う人久々に見た。ノリはちょっと古めですが、コフィンを渡したら生かしてやるよ！と口で言いながら、二人揃えて内心嘘だけどな！とかやっているのをみるにやっぱこの世界命のやり取りは結構軽そうです。
最後は、コフィンから自走式バイクみたいなので逃げかえっていましたが、どことなくどこかのお仕置きを食らってる某三人組を思い出す、懐かしさを感じる。
キャリア内ので話ぶり的に、バカラネストから販売用にメイガスを集めてくるよう指示をされていたのか。新しいネストでも、立場的には結構大変なのかも。
シエル
ランゲによってさらわれたノワールが連れ込まれたキャリアにいたメイガス。おそらく、他三機のメイガスと共に、売られそうになっていた？
歌うのが好きなパートナー不在のメイガス。
ロックタウンでは誰も知らなかったカメラのことを知っていたり、ノワールのことを「あの人に似ているな。」と気になる発言もあり、気になる要素は結構多い。記憶を失う前のノワールのことを知っているのか、アメイジアの零型メイガスに知り合いがいたのか。
今回は合流せずにどこかに行ってしまったが意外と次回あたりで町に尋ねてくるのかもしれません。
考察
生野菜
生野菜は、非常に貴重な様子。この世界の雨はブルーシストという物質に汚染されているそうで、飲用や植物に回せる水が貴重なのかも。洗濯機は普通に動かしていたのを見るに生活用水と飲み水や植物の栽培に使う水は別なのかもしれません。
さらに、アバンチュールのリーダーのマイケルは野菜農家もやっていることが判明。冷蔵庫に鍵をかけてしまわれ、一般人は1年に一回食べらるかどうかといったレベルの野菜を生産しているとのことで、やたら金回りがよさそうな理由はこのあたりもありそうです。
マスター契約
メイガスの契約、マリアの元に新しくやってきたメイガスは、首元タッチのマスター認証を終えた時点で少し性格が変わったような気がします。それに対してノワールのマスター認証は特に変化なし。このあたりは、現在流通している新しいメイガスと、アメイジアで作られているメイガスとで異なる部分となるのか？
ロケットと宇宙
今回だいぶ本来の用途と違う感じで使われていたマリアのロケットですが、彼女自身は宇宙を目指してロケット開発を続けている様子。現在は失われてしまっている技術とのことで、何やら今後の展開にも関わってくるのか気になるところです。
感想まとめ
評価：
2話は、どちらかというとキャラクターの掘り下げといった感じのお話でした。ノワールの過去や、新たなメイガスシエルなど、気になる伏線もまかれており、今後の展開も気になる感じ。ランゲとドルチェはまた出てきそうな悪役でした。
1～4話までのYoutube配信
配信についてはDisney＋(ディズニープラス)オンリーとのことで、見直したり、人に勧めるのはちょっと大変そうなのはネックかも。
2023年7月14日に1～4話までの期間限定無料配信が決定。序盤見逃してしまった方も追いつきやすくなりました。
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