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アニメ 葬送のフリーレン 10話『強い魔法使い』 感想

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2023年秋に放送開始した『葬送のフリーレン』アニメ。1~4話は金曜ロードショーにて放送、その後通常放送が開始しました。こちらの記事は10話『強い魔法使い』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

10話『強い魔法使い』

アウラとの決戦のほんの一瞬を、長い回想と共に振り返るような一話でした。フリーレンの本当に長い過去が、今回のアウラへの勝利につながったことをきっちりと描いていく。

その中で、今回魔族の価値観というのものが示されました。人を言葉で騙すことには一切の躊躇がなく、道具として利用する魔族。そんな他人をあざ夢告ことを何とも思っていない魔族だからこそ自信が磨き上げた魔法と、その力の根本的な源である魔力量は魔族が魔族同士の繋がりを維持するために必要という設定は面白かったです。

そして、それを逆手に取ったフランメの発想と修行。魔族が言葉で人を騙すように、魔法使いは魔力で魔族を騙す。あえて、外に出す魔力量を抑え込んだ状態で生活することで、魔族に対する最大の不意打ちを行う。どれほど考え方が違う生き物で、生きるルールが違っても、それぞれの中に確かなルールはありそれを活用する。

人が言葉で魔族に騙されたときに人が見せていたような表情を、魔族が魔力を抑える魔法使いに対してみせていたというのが、まさに魔力を抑えるという行動の意味を示しているようでした。

このあたりは、ここまで丁寧に人が言葉で魔族に騙されるというお話をやってきていたからこそ、それに対する魔族への意趣返しといったようにも感じられ面白かったです。

フランメのいった目立たず生きろという言葉の通り魔王を倒すまでその力を隠し続け、更にその魔王を倒したのちも、その配下であったアウラを欺き続けたフリーレン。強い魔法使いを相手にするからこそ、

長い時の中での修行

フリーレンとその師匠であるフランメとの出会いから別れ、そして、そこからすらも長い時を経て、ヒンメルと出会い魔王を打ち倒し、そこからさらに時が流れ、1000年の修行を経た魔法使いとして、アウラを打ち倒す。この中でヒンメルとの思い出は、何となくフリーレンが偉大な魔法使いであるという事を見抜くというシーンがありましたが、やはりこういうところがヒンメルの強さなのかなと思う。

人のスケールでは考えられないエルフの人生と、その長い時間をかけて魔族を騙すために鍛え続けてきた魔力の隠匿の技術だからこそできた技。最後の、「アウラ、自害しろ。」というあっさりとしたセリフ。実にフリーレンらしい一瞬でつく決着。葬送のフリーレンだからできたお話という感じで面白いお話でした。

魔法は好きなフランメとフリーレンだからこそ、この魔力の秘匿という技術は魔法を侮辱するものであるという事は分かっていた様子。だからこそ、この卑怯な技は二人で認めようとしていた。しかし、その技術はフリーレンからフェルンへと継がれていく。

フェルンへ教えることを決めたのは、フェルンの才能を認めたからという事もあるのかもしれませんが、フェルンが戦火で家族を失い、魔法はほどほどに好きというフェルンを、どことなく昔の自分や師匠の姿に重ねたからいう事もあるのかなという気もしました。

次回第11話 北側諸国の冬

なんだかんだ魔族の存在で足止めを喰らってしまっていた旅がいよいよ再開といった感じか。まだまだ魔族とのいさかいも多い地帯での旅、果たして何が待ち受けているのか気になるところです。

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