2023年7月8日に放送開始した円谷プロダクション、監督田口清隆による製作の2023年の新ウルトラマン『ウルトラマンブレーザー』。第17話『さすらいのザンギル』の感想文です。
最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。
17話『さすらいのザンギル』感想
ザンギル
かつての怪獣が再び出現、倒されていく。そんな中、出現した謎の宇宙人侍『ザンギル』が登場。
地球にもなじんでいる様子のザンギル。純喫茶の常連となりコーヒーを好む変な宇宙人。地球の文化を学習し、その中でも侍文化を好む故、独特の口調となっていました。
ゲント隊長からは、宇宙人としての姿が見えていましたが、それはゲント隊長の中にあるブレーザーの力のおかげらしい。
怪獣の幽霊
出現していた再び現れた怪獣は、怪獣の幽霊のようなものだったらしい。かつて、命知らずの愚かな宇宙人だったザンギルは、とてつもない剣の達人にやぶれ、使命を与えられた。
怪獣の幽霊、108体を斬るという使命。先ほど倒していたレヴィーラの幽霊で107体ということで残り一体。そして、108体目の怪獣はすでに出現している。ザンギルが持っていた緑井の決勝は、目に見えぬ魂に仮の姿を与える力があり、その怪獣は姿だけではなく肉体も得て怨霊となっている。ちらっと映る回想的に、ニジカガチが怨霊となっているようでした。
宇宙人の都合で怪獣が再び出現ということで、この話割と地球側から見るとはた迷惑な話だなという気もします。
ニジカガチの怨霊
怨霊となったニジカガチは、すでに町で暴れている。崩れた道から落ちかけるダンプを咄嗟に助けるブレーザー。さりげなくミニチュアと実写の合成のようなシーンでよくできていました。助けられてからのちょっと軽いノリがよかったですね。
ニジカガチは、生と死の狭間におり実体化も自由自在。更に以前やぶれたレインボー光輪すらも打ち破っているのを見るに、どうやらパワーアップもしている様子。
チルナイトソードによる攻撃も、実体を持たないゆえにすり抜けるという非常に厄介さ。実態を持たないことに対してはザンギルの力を分けられたことで、無事攻撃に成功。
しかし、ザンギルとの協力で倒したと思いきや、即座にザンギルの体を乗っ取りブレーザーに敵対。まさに怨霊といった感じの怪獣でした。
最期は、チルナイトソードの瞬間的な峰打ちで、仮死状態となったザンギルから出てきたところを。ブレーザー、ザンギル二人の一撃で倒されました。
しかし、石の力で肉体を得た怪獣の怨霊とのことでしたが、そうなると普段から怪獣の幽霊はこの星にいっぱいいるという事なのでしょうか。また何かの機会に暴れる怪獣なんかもいそうですね。
ザンギルの最期
108体の怪獣の幽霊を倒したザンギルと、再び喫茶店で向かい合うゲント隊長。彼自身もまた、石の力で姿を残していた幽霊のようなものだった。
共に戦った二人の別れ、最初に出会い同じ場所で話していた時には、全く相手を信用していなかったゲント隊長でしたが、共に戦ったことで、ザンギルを認める。その最後に、自身の名前と、ブレーザーの名前を告げる。
分かり合えてすぐのお別れ、どこか寂しいラストとなりました。
一話という短いお話の中でしたが、突然の出会いと共に戦う事での相手を理解するという、ある意味ゲント隊長とブレーザーのお話を短スパンでやったようなお話ともいえるのかもしれません。大筋を見ると割と向こうの事情につき合わされたお話という感じもありましたが、終わりの雰囲気はとてもよかったです。
次回:そびえたつ恐怖
街をむしばんでいく謎のガス。汚染獣イルーゴ。スカードにも待機命令が出ているようですが、果たしてこの怪獣一体何者なのか。
ウルトラマンブレーザー
世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国が地球内外の怪獣や地球外生命体に対処すべく1966年に地球防衛隊『GGF(Global Gardian Force)』を設立。
ある夜出現した宇宙怪獣『バサンガ』の出現に対し、ヒルマ・ゲント率いる特殊部隊は、絶体絶命の危機に陥る。その時現れた未確認大型宇宙人『ウルトラマン』と出会う。ウルトラマンブレーザーとなったゲント隊長は新設組織『SKaRD(スカード)』に配属された個性豊かな隊員たちと共に、新たな戦いの日々へと向かうことになる。
見逃し・配信情報
Youtube『ウルトラマン公式 ULTRAMAN OFFICIAL by TSUBURAYA PROD.』にて見逃し配信が行われているようなので、気になる部分は見返すことも可能。
さらに、AmazonPrimeVideoでも過去のエピソードを配信中。
TwitchやAmazonPrimeのウォッチパーティー機能にも対応しているため、会員同士なら同時視聴も可能。Twitchで普段動画配信されている方は同時視聴などを企画されてみてもいいかもしれません。
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