PR

アニメ 葬送のフリーレン 11話『北側諸国の冬』 感想

アニメ葬送のフリーレン11話北側諸国の冬感想 アニメ
当ブログは、アフィリエイトプログラムに参加して商品を紹介しております。当ページのリンクを介して商品を購入すると著者に収益が発生することがあります。

2023年秋に放送開始した『葬送のフリーレン』アニメ。1~4話は金曜ロードショーにて放送、その後通常放送が開始しました。こちらの記事は11話『北側諸国の冬』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

11話『北側諸国の冬』

戦いが終わり

前回、アウラを倒したフリーレン。たくさんの兵士たちの骸に黙祷をささげるもとに伯爵とフェルン、シュタルクがやってくる。

アウラとの戦いの中での話に合った、昔と違う戦いをしているという点が今回の話の中で生かされていました。以前のようにもっと派手にやっていたなら、きっとこの場に残った戦士たちの体はぼろぼろになっていたはず。

そして、何より今回印象的だったのは、その戦い方の違いをフェルンとシュタルクに告げた時の反応。ヒンメルに怒られたからやめたと言われた際の、シュタルクの俺も怒る、フェルンのヒンメル様はフリーレン様の躾が上手ですね。という反応は、明確にアウラとは違う。人間と、魔族の間の大きな違いを改めて認識させられるようなシーンでした。

伯爵の息子の息子の死体も無事見つかる。その報酬としてフリーレンが要求したのは大魔法使いフランメの魔導書。しかし、当然ながらそれは偽物で、伯爵もそれを認識している。

その会話の流れでちらっとあがった、王様に軽口を叩いて死罪を受けかけたヒンメルたちの話を自分と重ね合わせてびびるシュタルクの流れは面白かったです。ちょうど出てくる木こりの斧で気絶してしまい、町の中を浮かんで運ばされ注目されるシュタルクでちょっと笑ってしまう。この木こりの人再度ちらっと出てきてシュタルクがビビっていましたね。

フリーレンたちの旅立ち

かくして、この街ので逗留も終わり再び、最北端のエンデを目指す。北部高原の情勢がだいぶ悪い。

ここで最近あまり出番のなかったフリーレンの長寿絡みのお話となる。今回は魔法の管理団体が変わっているという話。半世紀以上前からあるシュタルクすら知っている魔法協会を知らないフリーレン。既に魔法使いの証明書すらも変わってしまっており、フリーレンは野良の闇魔法使い状態。フェルンですらきちんと3級の資格を持っていたが、これから先の危険地帯に行くには1級の資格が必要となる。

そのため、資格取得のために、北側最大の魔法都市オイサーストを目指すことに。

しかし、今回フリーレンが出してきた魔法使いの証らしきアイテム、清浄の証は、何やら昔の魔法使い協会の証明の品だった様子。もしかしたら、今後何か役に立つことはあるのかもしれません。

冬の暴力

北部での冬にて、最も多くの人を殺したのは雪の暴力でした。早々言っているそばから迷ったとなるフリーレンに倒れるシュタルク。過酷な雪中行軍かと思いきや、山脈に入る前に遭難。寝たら死にますよというフェルンの言葉も届かず眠ってしまうシュタルクを引っ張るフェルン。本来、こういう時一番力があるはずのシュタルクが倒れているのですごい大変そうでした。なんでこの人こんなに重いんですか。とのことですが、武器とかもありますし相当な重さなんでしょうね。あの状況で引っ張れるフェルンも相当タフな気もしますが。ちょっと魔法で補助したりしてたんでしょうか。

80年前のフリーレンの知識では、山のふもとまで行けば避難小屋があるとのこと、かなり不安に思われながらも探していると何とか発見。管理はされているようです。

そこにいたエルフのモンク、クラフトとの出会いが今回の後半のメインのお話でした。

エルフのモンククラフト

同じエルフが珍しいとフリーレンに接してくるクラフト。ここまで、フリーレン側のエルフとしての長寿という面が描かれてきましたが、今回はそれとは異なる長寿を生きるものの考え方のようなものに触れられるお話でした。

フリーレンとは異なり、天地創造の女神の事を信じているクラフト。彼がなぜ女神を信じるのかという部分が実に寂しさを感じさせながらも面白いお話でした。

最初、フリーレンの過去を聞き、「俺たちはエルフってことだ」と、言ったときはその言葉の意味が捕らえられませんでしたが、話を進めるうちに何となく理解できてくる。

自分の偉業を知る者はもういない。シュタルクすら認めるその体、かつてきっと何かをなしたクラフトというエルフの男は、もうすでにそれを知る人のいない寂しい世界を生きている。だからこそ、世界創造からずっと世界を見ているはずの女神にそれを認めて褒めてもらいたい。長く生きているから感じる、忘れられる怖さから救いを求めての信仰を持ったクラフト。

そして、クラフトは、同じエルフであるフリーレンに対しても、同じように誰かに忘れられていくことの怖さを救おうと声をかける。しかし、その時フリーレンは、クラフトは、彼と同じように神を信仰していたハイターの姿を重ねていた。既にフリーレンは、ハイターから己の行いを認められていた。だから、もう女神からのお褒めの言葉は必要ない。

長く生きるエルフ同士であるからこそわかる、忘れられる恐怖。しかし、それへの答えはそれぞれ異なるというのがわかるお話でした。

そういえば、ハイターとの回想でちらっとハイターの語った、俺の子が魔法使いになるかもしれん。という話は、フェルンへとつながるお話といった感じでよかったです。

次回第12話 本物の勇者

北側諸国での旅の過程、山越えの後なのか、山越えの過程なのかは不明ですが、どこかの町へたどり着く様子。勇者というサブタイトルから推察するにヒンメルに関連するお話でしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました