2023年秋に放送開始した『葬送のフリーレン』アニメ。1~4話は金曜ロードショーにて放送、その後通常放送が開始しました。こちらの記事は18話『一級魔法使い選抜試験』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
18話『一級魔法使い選抜試験』
オイサーストでの魔法試験
北側諸国最大の都市オイサーストで行われる、一級魔法使いの選抜試験。更なる北の大地へフリーレンたちが向かうために必要な1級魔法使いの資格を取るために試験が始まる。
オイサーストは、湖に囲まれた都市といった感じで大きな都市。湖の中央に町がある景色はなかなか印象的でしたが、、やはり北部での激しい魔族との防衛線に際して有利な位置取りとなるからということもあるのでしょうか。
今回、フリーレンが魔力を制限した状態を、フェルンは熟練の老魔法使いと称す。それに対して、フリーレンがちょっと傷ついていましたが、以前のシュタルクのクソババア発言もきっちり覚えていてちょっと笑ってしまう。あの時から考えるともう結構時間がたった気がしましたが、フリーレンの時間の流れからするとまだまだ最近ということなのでしょう。
この熟練の老魔法使いという単語、今回の試験会場でも、何やら試験管に言われていて、魔力が見える人はそんな風に見えているんだなとこちらでもちょっと笑ってしまいました。
しかし、いつもはどちらかというと忙しそうな目に遭っていることが多いシュタルク、今回の魔法試験に関しては完全に蚊帳の外といった感じで背景で暇そうにしているシーンが多くてほほえましかったです。
モンクのクラフトちらっと登場
フリーレンとも打ち解けていた、モンクのクラフトも今回ちらっと登場していました。襲ってくる盗賊を切り刻み倒している魔法使い、ユーベルとの遭遇。むしろ、盗賊が無駄に殺されないように率先して盗賊を排除していたクラフト。てっきり、ユーベルと合流してフリーレンたちと再会となるのかと思いましたが、そのまま別方向に向かい、再開というわけではなかったようです。
こういった形で再登場しているのを見ると、クラフトと合流することもあるのかなという気がしてきます。
フリーレンが先生
そして、いざ始まる一級魔法使いの試験。フリーレンは、参加条件の5級魔法使いの資格を持っていないとのことで、一度は辞退しようとするも、フェルンの頼みで結局参加。
以前からちらちら島気に見せていた聖杖の証が、今回初めてきちんとわかる人に理解してもらい、特例参加といった形になりました。この聖杖の証、回想においてはヒンメルや、ハイターも知らないとのことでしたが、果たしていつの時代の魔法使いの証なのか。かなり年老いた魔法使いが存在何やら驚いていた顔で見ていたのを見るに、魔法使いの歴史に詳しいものなら知っている伝説的なものなのかもしれません。
かくして、試験が開始。即席でパーティーを作られることに。フリーレンがパーティーを組むことになったのは、ラビーネ、カンネという3級魔法使いの少女二人。
即席パーティーで連携を取らせるためには、第一印象が大事、波風立てないように気を付けないと、気を付ける振りレーンの前で、いきなり喧嘩している二人こそがフリーレンのパーティーとなり、いい表情を見せていました。しかし、昔ならむしろフリーレンが波風を立てていた方だったかもと思うと、その変化が伺えます。
しかし、本当に喧嘩ばかりしているこの二人。フリーレンと共に試験が始まっても、隙あらば取っ組み合っているといった感じで、なかなか問題児。ちょっと問題があっても、言えば概ねいう事を聞いてくれていたフェルンやシュタルクと異なり、本格的にフリーレンが仕切らないと回らなそうな状況。二人に言われた通り、先生といった感じの態度接するフリーレンが面白かったです。
このパーティーを共にした二人、常にいがみ合っているようですが、その実互いを信頼しあっていることもうかがえる。どちらかというと、仲が良い故にじゃれあっているというのが正しいのかもしれません。
シュティレ捕獲
そして、そんなパーティーで望む試験の課題とされたのは、シュティレと呼ばれる鳥の捕獲。単に鳥を捕まえるだけではなく、翌日の日没まで加護に収め、メンバー全員が揃っている必要があるというもの。
一見オレンジ色の可愛い鳥、てっきり魔力の感知力が高いとかで捕まえるのが大変みたいな試験かと思って話を見ていたのですが、まさかの物理的に硬い上、音速で飛ぶという、パワーにあふれた鳥で笑ってしまう。これは確かに、捕まえるのが大変だなという感じがあります。
フリーレンパーティーは、水の魔法と氷の魔法の合わせ技で、一度は動きを止めますが、その圧倒的なパワーで突破、即逃げてしまう。その後も幾度か挑戦したようですが、なかなか捕獲まではいけない様子。しかし、この鳥、籠の中に収めておくのも大変そうで、もしかしたら、籠の中に捕まえておく方も課題の一環となるのかもしれません。
さらに、この試験厄介そうなのが単に一匹捕まえればいいわけではなく、捕まえた状態で翌日の日没を迎えなければいけないというところ。つまるところ、他パーティーが捕まえたものを奪い取るなんて戦術もありなように思えます。一級試験、時には死人もでるとの話ですが、果たして各パーティーがどのような方法でこの難問に取り掛かるのか次回が楽しみです。
19話『入念な計画』
今回は一級魔法使い試験でのフリーレンサイドのお話といった感じでしたが、次回予告では様々な人物の声が流れており、次回は他パーティのシュティレ捕獲に向けた動きもみられるようです。予告内で聞こえた対人戦という言葉の響きから考えると、捕獲したシュティレの奪い合いなんてこともあるのかもしれません。
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