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アニメ 葬送のフリーレン 17話『じゃあ元気で』 感想

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2023年秋に放送開始した『葬送のフリーレン』アニメ。1~4話は金曜ロードショーにて放送、その後通常放送が開始しました。こちらの記事は17話『じゃあ元気で』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

17話『じゃあ元気で』

ザインとの別れ

前回ラストでザインが探しているゴリラの行き先がわかり、フリーレン一行の目的地とは反対方向に向かって進んだことが判明。そのため、ザインとのお別れが今回の前半パートとなりました。

とはいえ、すぐにお別れというわけではなく、北方地方特有の寒波により、再びしばらくの足止め。本の下敷きになっているフリーレンのシーンなんかはちょっと笑ってしまいました。そして、そんな回想の中で足止めされた1月という時間はあっさりとすぎ、今回のメインは最後お別れの前のとある出来事でした。

お別れの話は、これまでのようにパーティー内の調整役として活躍していたザインらしいお話。喧嘩をしてしまっているシュタルクとフェルン。いつものように、フェルンが一方的に怒ってしまい、シュタルクが一方的に謝り続ける構図。

突然頬を触られたという子供らしいやり取りに対して、フェルンの感じていた肩に手をかけた力が強くて怖かったというのは、シュタルクからすれば悪気のない行動も、相手の捉え方によって変わるといった感じ、シュタルクがその感情を言われずに理解するのはなかなか難しいところ。

結局のところ、二人とも仲直りしたいけどきっかけがつかめないところを、ザインがまとめるという形になりました。結局「もっと優しくして」、「ごめんよぉ。」と軽い感じに仲直り。ザインの前では、仲直りをしたいと言っていても、最後の会話がいまいち素直じゃないフェルンも可愛かったです。

そして、今回頑張ったザインをねぎらう、フリーレン。お別れ前の会話では、ザイン登場回であった、同族嫌悪の話をザインに聞かせる。彼を誘った理由でもあるその話が、彼との別れでザインにも伝わるというのが、ザインとの別れを実感させてきました。

そんな二人の、最後の、「またね」、「またな」という二人のお別れは、シュタルク、フェルンもあっさりしているなと言っていましたが、知らないところで、話をしている二人らしさが出ていてよかった気がします。

手を握る意味

ザインと別れた後の話が今回の後半パートとなりました。ザインと別れて果たして、フェルンとシュタルクは大丈夫なのでしょうか、とちょっと思うところもありましたが、後半のお話は、風邪になってしまったフェルンの看病に当たるお話。

朝、フェルンの不調に気づくシュタルクでしたが、フリーレンを起こそうとするも、全く起きない。あと半日、という言葉を聞くに、フェルンが起こしていないと本当に一日寝ていそうです。しかし、手の冷たさで無理やり起こすシーンは、何となく前半と繋がっているようで笑ってしまう。

フェルンの看病の最中、フェルンの手を握ったフリーレン。今回の話は、フリーレンが風邪をひいたフェルンの手を握ったことの意味と、その時のフェルンの反応から広がっていきました。

フェルンからすると、子供らしく扱われるという事で、ちょっと嫌がる様子を見せ、それに対してフリーレンが思い悩む。しかし、フリーレンからすると、弱っていある相手に自らできることがそれぐらいしか思いつかなかったからの行動。ギャグ的な場面以外では、表情を変えることのないフリーレンですが、今回の話では、フェルンからの反応に、どうすべきだったのか、悩んでいる様子も見受けられました。

フリーレンからすると弱ったときに手を握るというのは、過去ヒンメルにやってもらい、自分が安心した故の行動。ある意味、冒険を共にした仲間たちがいたからこそできた行動。結局は、フェルン自身もその気持ちはわかってくれており、フリーレンの気持ちは伝わっていたのはよかったです。

今回、心の支えは、子供じゃなくても必要という言葉がありましたが、この言葉は優しさにあふれているようでよかったです。

相変わらず細やかな人の感情をテーマに扱い、それまでそんなことを考えてきていなかったフリーレンだからこそ、その人の反応に深く思い悩む様子が描かれており、フリーレンらしい繊細なお話だった気がします。

18話:一級魔法使い選抜試験

今回のお話は、ザインとのお別れと別れた後の一行といった感じのお話でしたが、次回から新展開。今日からOPは新しくなり、EDも二番に突入、年も明けて次のお話といった感じで楽しみです。

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