2024年冬に放送開始の作品、企画Cygames、監督・ブレイバーンデザイン:大張正己、シリーズ構成:小柳啓吾、キャラクターデザイン:かも仮面による『勇気爆発バーンブレイバーン』7話『どうするイサミ!こんな時、イサミならどうするんだ!』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
7話『どうするイサミ!こんな時、イサミならどうするんだ!』
スペルビアとブレイバーン
スペルビアの決戦かと思いきや、今回のデスドライブズは2体いるとのことで、スペルビアをスミス達に任せ、塔へと向かうブレイバーンとイサミ。
当然、イサミは心配、スミス達も不安のまま、それでも今のスペルビアであれば、ルイス・スミス達なら倒せるという信頼をもって任せている。これはのちに、ルルがいないことでスペルビアが本領を発揮できていなかったからとわかりましたが、改めて思うとなぜブレイバーンがルルがスペルビアのエネルギー源であることを知っていたのか?という疑問もわいてくる。
そして、もう一つこのあたりで、気になったのは、ブレイバーンが妙にスミスの事に詳しいこと。全身脱毛しているにも関わらず大衆浴場では、脇を隠しているなどすごくプライベートな話まで把握している。おそらくネットワークを掌握しているブレイバーンであれば、知ることも可能なのかもしれませんが、果たして本当にそれだけなのか。ブレイバーンとスミスの関係を疑わせる話でした。
新たなデスドライブズ『クピリタス』
今回ブレイバーンが戦った新たなデスドライブズ『クピリタス』、最初塔の上で遭遇したときは、ブレイバーンの一撃を受けて瞬殺。てっきり、今回はスペルビアの話に焦点が置かれる故に、実はさほど重要な敵ではないのか?と思ってしまいました。
しかし、倒しても倒しても、塔がある限り次々と湧いてくる。幾度も撃破されるも、無限に出てくる。最初こそ何やら紳士面で話しかけてくるも、幾度も撃破されるうちに荒々しい話ぶりに変わる。
彼の目的は、何やら派手な爆発を遂げるとのことで、それを達成するまで幾度もブレイバーンに立ち向かっている様子。
そんな中、スペルビアのようにコアを取り込んだクピリタス相手に、バーンブレイドが折られてしまう。しかし、その事態を待ってましたと言わんがばかりにテンションが上がるブレイバーン。「どうするイサミ!こんな時、イサミならどうするんだ!」とサブタイトルのセリフを告げる。
必死に考え抜いたイサミ、塔ごとぶったぎるパワーが必要と判断したときにブレイバーンが取り出す新装備「バーンアックス」前回、隠れて作っていた秘密兵器はこれだったようです。
そんなものがあるなら最初から出せと言うイサミの当たり前の怒りを流しながらも、新たな必殺技で塔ごとクピリタス撃破に成功となりました。
しかし、クピリタスの最後、何やらブレイバーンの元なら望みをかなえられるぞという断末魔の声。もしかすると、他のデスドライブズが集まってくるなんてこともあるのかもしれません。
そういえば、スペルビアと違い、クピリタスはいきなり会話が可能だったのはなぜなのか、またブレイバーンの事は最初から知っている様子だったのも気になるところ。前回のスペルビアへのハッキングは、全デスドライブズに効果があったという事なのでしょうか。
デスドライブズの正体
スミス達と戦う中、ルルの様子が変わっていることで戦意を喪失してしまうスペルビア。そのまま戦う意思を失いおとなしく捕まってしまう。
さらに、倒したクピリタスのコアの中から、ルルによく似たい死体が発見される。それに関し、スペルビアからは塔がある限り、デスドライブズはルルと共に復活すること、そしてデスドライブズは、ルルの命を一瞬で消費することで爆発的なエネルギーを得ることができるということが語られる。
しかし、その力を使っても。イサミとブレイバーンには勝てなかったスペルビア。
ブレイバーンの語る様子を見るに、イサミ自身が特別なのかもしれません。イサミの魂をふるわせることでブレイバーンが力を得ているという話から考えると、今回のバーンアックスの件だったり、前回の生き残り捜索の件だったり、ギリギリまで隠し事をしているのはイサミの気持ちを奮い立たせる必要があったからなんてこともあるのかも。
今回、スペルビアのコアに、青いライバル機に乗れるなら命を懸けてもいいとスミスが立候補してパイロットになろうとしていましたが、何やら適合できなかったのか、外に放り出されてしまうスミス。ブレイバーンが以前に言っていた、生理的に無理というのは、もしかしたらこのことを表していたのかも。
新たな機体
スペルビアには乗れなかったスミスでしたが、何やら横浜ベースとの通信後に送られた米軍と日本が極秘に開発していた新たなTSが贈られる。なぜか複座式なうえ、選ばれたパイロットの脳波を活用することで操作を拡張することができるという最新鋭機。都合よくルルが適応したことで、今後スミスはルルと二人乗りでこの機体を操作することになるようです。
しかしこの機体、何やらカラーリングがブレイバーンに似ている気がしますが、何かブレイバーンと関係があるのでしょうか。気になるのは、今回の戦いを終えて、ブレイバーンがまた何やら作っているシーンが意味深に挟まれたこと。前回よりも詳細に作っているシーンが描かれ、プラモデルを作るかのようにランナーから切り離しているところろでした。
通信を把握しているブレイバーンであれば、通信を偽装しつつ新たな機体を渡すという事も出来るという事を考えると、ブレイバーンが作っていたのが実はこの新たな機体だったなんてこともあるのか。
はたまた、スミスとブレイバーンの関係を考えると、この機体がブレイバーンと関係があるという可能性もありそうです。
迫る新たな嵐
ブレイバーンに関してはまだまだ謎が深まる中、空に暗雲たちこめ、いよいよ次なる敵が襲来となりそうです。こちらから攻めるのではなく、敵側から日本に襲来するのは今回のクピリタスによる影響か。
ルルの魂を認めたスペルビアとの共闘なんてこともあるのかもしれません。
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