2024年3月13日配信開始、週刊少年サンデー2024年16号で連載された龍と苺183話『自称藍太苺』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
龍と苺 100年後
100年後の話が分かるかと思いきや、何もわからずに話が進行した前回。
今回の話でわかったのは、苺ちゃんのその後。15歳でアマから龍王のタイトルを取って(山野辺との戦い)22歳で、最初の全タイトル制覇、50歳で引退するまで通算タイトル180期、全タイトル制覇が10回。将棋史上最強の騎士として100年後もなおレジェンドとなっているという事。ここでの苺ちゃんの後ろ姿は相応に年を取っているようですが、この時の相手をしているのは、斎藤でしょうか。
そして、森田大地(ガイア)なる人物のひ孫ということを森田が明かした際に、大地のことを知っている様子から考えると、今登場している苺はこの伝説を残した藍田苺の記憶を持っているという事は間違いなさそう。
しかしこうなると、竜王戦に勝利した時期の苺ちゃんが何らかの理由で100年後に飛んだというわけではなさそうで、なぜ苺ちゃんが若返っているのかというあたりが次に気になってます。やはり、引退した苺ちゃんをAIとしてコピーしたものが100年後の苺ちゃんで、アンドロイド的なもので昔の体を再現しているなんてこともあるのかもしれません。
今回は森田の言ったもし負けたら?という問いかけに対する「死んでやるよ。」という答えが、まさに屋上から飛び降りようとしていたかつての苺ちゃんを思い出させるというのは少し面白いところ。100年前時点でも精神的には成長していた苺ちゃんですが、「あんたの命は預かっとく。」と大人の対応をしていてさらなる成長を感じさせます。
今回、少しだけ100年前のその後が明かされましたが、やはり、まだまだ分からないところは多い状況。何やら藍田苺を『AI第一号』と読めるといった話もちらっと見かけましたが、仮にそうなら作者はこのキャラ名を付けた時点で、この100年後の展開まで予定していたという事なのでしょうか。
如何せん100年後の未来という事で、何が起きても不思議ではないこの状況、果たして次にどう話が転がっていくのか、全く読めないですが相変わらず先が気になる展開が続いています。
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