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写らナイんです 感想 コノシマルカによる 新連載 週刊少年サンデー【2024年18号】

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2024年3月27日に発売された週刊少年サンデー2024年18号にて、コノシマルカによる新連載『写らナイんです』が連載開始。1話『うろんな高校生』の感想文です。ネタバレも含むのでまだ読まれていない方は注意してください。

週刊少年サンデー2024年18号
コノシマルカによる新連載『写らナイんです』が連載開始

写らナイんです

オカルト部に所属するたった一人の生徒『橘みちる』と、霊を引き寄せる黒桐との出会いから始まる物語。

何やらなかなか能天気な橘さんですが、ホラー漫画的な本作においてその立ち位置を貫き通している理由も読み終わってみるとよくわかる。そんな橘と反して、黒桐の方は非常に重い過去を持ち、今現在も苦労して生きている。

過去回想の中で、おかあさんに言い訳をしていた黒桐。しかし、次のページで先生の話を聞いてくれているのが、おばあさんに変わっているのは、大きく触れられはしませんでしたが、その間に何があったのかをどうしても考えてしまいます。

さて、本編は黒桐に関連した幽霊の不気味さをひたすら強調していく話の流れ。何やら怪物がついており、これをどうするのか、というのが話の筋なのは何となく予想していましたが、その幽霊の解決は割と予想外の流れとなりました。

タイトルの『写らナイんです』は霊が写らない、ということを意味しているのは、序盤の撮影のパートでわかっていましたが、この写らナイの部分が思った以上に重要。まさか、ここまでのパワーを持っているとは予想できず、橘が関わることによる、黒桐の幽霊問題解決のスピード感でちょっと笑ってしまいました。

気になるのは、今回で黒桐についていた幽霊は無事除霊完了となってしまったところ。読み切りの単発のお話ならこれでよいですが、ここからどのように話を広げていくのかというところ。

作品紹介ページを見ていると、黒桐は、見えてはいけないものを引き寄せてしまう超霊媒体質とのことで、他の霊が登場する流れにも思えますが、その解決方法が毎度今回のようなものだと、すぐに飽きてしまいそう。黒桐が入部したオカルト部、どのような事件に巻き込まれていくのか、次回が楽しみです。

ちなみに1話『うろんな転校生』はサンデーうぇぶりでも読めるようです。

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