サイレントヒルアセンション感想第92回聖なる御方【SILENT HILL: Ascension】

SILENT HILL: Ascension(サイレントヒルアセンション)

サイレントヒルの世界観によるCGドラマ。視聴者による選択が物語が変化するインタラクティブドラマとなっている作品。自分のアバターを作中に登場させることも可能。スマートフォン、PCで無料で視聴が可能。

選択肢への投票によりキャラクターのパラメーターやシナリオが変化し、QTEによるミニゲームによってキャラクターの生き死にまで決まってくる視聴者が物語に干渉して物語を作っていく作品となるようです。

第92回聖なる御方の感想となります。ネタバレを含みますので注意してください。

町の中を彷徨うレイチェル達の前に、何やら人が集まってくる。手には血が付いたその人たちを前に、レイチェルは先にフェイスを逃がす。

「まさにあの御方。我らを救った御方。我々はしもべにすぎません。」と狂ったような言葉を吐き続ける人々。

あの御方というのは、話ぶり的にフェイスの様ですが、あのお方の母親でもあるいは、とのことでレイチェルが襲われることに。何とか逃げ切りましたが、町の中は怪物以外にも危険があふれているようです。

目を覚ますアストリッドとその側にいるハウゲン。

アストリッドは、怪物からオーソンを取り戻すために動こうとするものの、頼ってくれと言うハウゲン。

なぜ、そこまでして他人の家族を守ろうとするの？というアストリッドの問いかけに対して返答は「あなたを愛しているからよ。」

思わず「はぁ？」と口に出してしまいました。カール・メッテ以来の恋愛悩が爆発、ここまでそんな描写あったかな？とどうしても思ってしまう。

ひとまず謝るアストリッドでしたが、この告白に対する対応が投票となっているようです。ハウゲン、この投票で振られたらそのままアストリッドを見捨ててどこかに行ってしまうのでしょうか。

霧の町の中、薬を揺らして立つニルス。ブリットの反応を見て「どうやら謝って住む段階ではないようだね。」とのことで、自分が裏切っていたことがブリットにバレたことを理解した様子。

やはり、目的はエヴァによる銃撃の復讐。

しかし、それでもブリットはこのことは水に流すという対応を取る。

許されるべきではないと自分でわかっているニルスに対して、あんたに拒否権はないよと答えを返すブリット。

ある意味、ここからがこの二人の本当のスタートとなるのかもしれません。

明後日の行動に影響のある投票。唐突なハウゲンからの愛の告白、距離を置くわけにもいかず、今はタイミングが悪いとしか言えないと思うのですが、投票は愛を告白するに偏っているようです。

ここにきてまさかのハウゲンがアストリッドを愛していたというよくわからない展開が挟まれる。確かに、ここまでよく付き合ってくれていたとは思いますが、てっきり、オーソン捜索の件でやった負い目と子供を失った親同士という共感故に、付き合ってくれているのだと思っていました。

というより、ここまで愛がどうのというような流れになる何かはあったのでしょうか。人の気持ちはわからないものですが、本当によくわからないですね。