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ガールズバンドクライ 3話感想・評価『ずっこけ問答』

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ガールズバンドクライ3話『ずっこけ問答』感想 アニメ
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2024年春に放送開始の作品、原作・企画・製作:東映アニメーション シリーズ構成:花田十輝 シリーズディレクター:酒井和男 オリジナルアニメ『ガールズバンドクライ』の3話『ずっこけ問答』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

3話 ずっこけ問答

音楽に夢中の仁菜

勉強に勤しむ仁菜ちゃん、かと思いきや、何やら楽曲制作アプリに心を吸われてしまっている。0時過ぎても勉強は進まず、ダメダメと思いながらも、完全に音楽の方に意識を持っていかれていつの間にか朝、勉強は進まず、ハトと一緒にリズムに乗っているさまにはちょっと笑ってしまう。

翌日の図書館の勉強も、睡眠不足で眠ってしまい手につかず。音楽を聴き始めるとあっという間にそっちに気を持っていかれるあたり、根っこの部分から音楽が好きなんだなというのがわかる。

仁菜が桃花に紹介されたアプリ、楽譜なども知らなくても曲が作れるとのことで、ちょっと調べてみたらそれらしきアプリを発見しましたがこれでしょうか。

‎Figure - Make Music & Beats
‎Figure makes it easy to create great-sounding music in seconds.Create an addictive beat before the barista brings your coffee or lay down a beefy bass line while waiting for the bus to arrive.Figure is intuitive enough for beginners to make music within seconds, yet deep enough for you to get lo…

仁菜とすばる

桃香さんお家に集まる3人。すばるの持って来てくれた、肉まんに即ソースをかける桃香さんに対して、どこか不満げな二人。

曲についての話をしていると自然と仁菜が作った曲に触れられ、作ってきた曲については認める二人。しかし、毎日8時間以上はやってたなと指摘されると、即勉強を思い出して帰ろうする仁菜。桃香さんが進めるのが悪いと八つ当たりしたかと思えば、それならアプリ削除するかとなると、それは嫌と止めに入ったり。結果的に、また一人でキレて帰ってしまうさまは、実に仁菜ちゃんのめんどくささが出ていて笑ってしまう。

すばるの方も、仁菜ちゃんに構うために抜けてきましたが、さりげなく帰り際の「肉まんはいらない」、の対応は勝手にソースかけられたことに対して不満があったのかもしれません。この肉まんの件は些細な話ですが、彼女は彼女で結構いろんなものを内にため込んでいそうな印象があります。この不満を無自覚に表に出してくる仁菜と、表には出さないもののため込んでいそうなすばる、二人は違うようで、割と似た部分もあるのかもしれません。

前回に引き続き今回、一緒に肉まんを囲んでいたあたりからも少しずつそんな感じはありましたが、仁菜がすばるの事が苦手なさまも描かれる。てっきり、熊本で虐めてきた相手を思い出すから、といった話なのかと思っていたのですが、単に寄ってくる相手に対しては、「お前の思い通りになるか、私はそんな簡単じゃない。」と思ってしまうとのことで、このあたりも実にめんどくさい。

しかし、仁菜は相手が離れていこうとするとそれを引き留めようとする節もあり、孤独が好きなわけではない。それでも、寄ってくる相手にはついそういう対応をしてしまうというのが、めんどくさいながらも、仁菜というキャラクターをよく表しているように思えます。他人には理解されずらいギリギリの心情を一人で綱渡りしているがゆえに、たまっていく不満が彼女の原動力となっているのかもしれません。

互いにどこか距離を感じているようで、実のところ根っこの性格は似ているようにも見える二人、ここからどのような関係になっていくのか気になるところです。

ライブ参加

今回、突如桃花さんにより提案されたストリートライブへの参加。しかし、仁菜は人前で歌うのを怖がり嫌がってしまう。この仁菜の反応は、桃花さんの言う通り、1話で路上で歌いだした仁菜が何言ってるんだ?と思われそうな流れですが、この不安定さが実に彼女といった感じ。

いい言葉に買い言葉でバンド抜けますから!と扉を閉めて出ていく仁菜をあえて放っておいてすぐ帰ってくるのをわかっているあたり、特に桃花さんは、仁菜の気持ちを理解しているようで、だんだんとコントールするのもうまくなってきている様子。何をしても後悔する仁菜だから、やって後悔した方がいいというのは、実に仁菜のことを理解している様子。

なんだかんだ、歌う練習に連れ出される仁菜でしたが、歌い始めるともはや先ほどまでの駄々は何だったのかというぐらいに乗ってきて、のどが焼けてしまうまで歌い続ける。

そして、流れるような翌日のライブ。何やらボーカル不在のまま始まりそうなステージを見て、まさか逃げたのかなと一瞬思ってしまいましたが、桃花さんが選んだステージ衣装が恥ずかしかっただけだった様子。

バンドメンバーからも浮いているように見える、フリフリのついたかわいらしい衣装。しかし、その嫌がる衣装をあえて着せることが、仁菜の歌を引き出すきっかけにもなる。

常に不幸を感じさせ、うちに不満をため込んでいるように見える仁菜とすばると、その二人を導くポジションの桃花といった感じでまとまりだしたようにも見えるバンドメンバーでしたが、次回はすばる絡みでトラブル発生の様です。

そういえば、今回、バンドをやっていることが示唆された牛丼屋の二人についても、そろそろ登場となるのでしょうか。

次回4話『感謝(驚)』

実にめんどくさい性格をしている仁菜。しかし、だからこそロックをするべきという説得力が増す3話。今回は、さほど変な様子を見せなかったすばるでしたが、次回、バンド辞めますのLINEの文字。

彼女も彼女でうちにため込んでいる不満が、次回見られるのかもしれません。

Blue-ray DVD発売決定

TVアニメ『ガールズバンドクライ』の映像商品の発売が決定。全13話の映像を収録した全7巻となり、TVアニメの映像以外にも、各巻トゲナシトゲアリの新曲や、豪華封入特典も付属した特別仕様となるようです。

まだパッケージの画像は出ていませんが、1巻は2024年6月26日(水)に発売、各巻1~2話収録となるようです。

ガールズバンドクライ第1巻(豪華限定版)【Blu-ray】

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