2024年春に放送開始の作品、 総監督:高松信司 監督:春日森春木 脚本:うえのきみこによるオリジナルアニメ『アストロノオト』の5話の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
5話
蓮君の秘密
前回ラストはミラさんがショーインとラブホにいっているのを目撃してしまい、宮坂さんがショックを受けるという展開でしたが、今回は、蓮君がメインのエピソード。
とはいえ、やはりその衝撃は大きかったようで、朝食に味がないとかなりのショックを受けている様子。何やら大量のイカの一夜干しを庭いっぱいに作り出すという異様な光景は、気持ちこそわかるものの宮坂さんは宮坂さんで妙なところがあるんだなと感じさせるシーンでした。
そんな中、蓮君が何やらクラスメイトの女の子をずっと眺めているシーンが描かれ、再び蓮君に話のスポットが当たる。前に江ノ島の時にも描写されていたシーンだったので、てっきりその女の子に惚れてしまったというエピソードをやるのかと思っていましたが、何やらそうではない様子がちらちら描かれる。
蓮君が何やら本を隠し持っていることに気付いた若林さんですが、そこにあるのがエロ本なのではないかという議論が始まる。デリカシーのない話はだめですよといいいながらも、お酒が入るとすっかりノリノリな面々で少し笑ったものの。その裏で、蓮君が何やら松原の風呂場で服に手を伸ばすシーンが差し込まれ、単に女の子に惚れていたというエピソードとは違う話であることが察せられる。
色々と勘違いされる中、蓮君が出した答えは、ひらひらしたスカートを履いてみたかったというシンプルな理由。
他人と違う事をすると否定されると強く否定する若林さんにより、初の喧嘩に発展する二人。それを止めるべく、アストロ荘の中でやるというのはどうかという提案をするミラさん。若林さんも、スカートを男らしくないと否定こそしたものの、あすトろ荘の中でならと受け入れたのを見るに、蓮君のスカートを履きたいという気持ち自体を否定したわけではなく、スカートを履くことで周囲から否定されるという点を恐れての発言だった様子。
しかし今回、いつになく若林さんがいつになく強い感情で蓮君のスカートを履くことを否定するシーンが挟まれました。この感情の吐露はどちらかというと、若林自身が無職であることの理由にも絡んでいそうな気もします。このあたりは、若林さんの妻との約束、彼自身が無職であることの理由なんかが絡んでいるのかも。彼自身も現在無職でありまわりと違うと否定されるという事もあるのでしょうが、単にそれだけでなく、過去に人と違う事で否定されたという経験があるのかも。この辺は若林さんの個別回に繋がる話になるような気がします。
ミラの気持ち
今回、ナオスケの策略により髪を短くした葵と宮坂が手をつないでいるところを目撃したミラさんが、何やら少しもやもやしている様子が描かれました。
ここまでは、宮坂君に対するミラさんの感情は、朝食が美味しい程度だった気がしますが、明確に宮坂さんと他の女性との関係が気になるというエピソードが挟まれ、少し二人の関係に変化が訪れようとしているのかも。
ミラがショーインと一緒に入っていた建物が、ショーインの自宅だったという事も判明し、ラブホの件の誤解もとけそろそろ二人の関係がちょっと進むエピソードが来るのかもしれません。
太助さんとミラの母
以前から何やらありそうな感じの合った先代の大家さん太助さんのお話が最後に展開。一番古い写真に、若いころの二人が並んでいる姿が写っており、やはり過去に何かあったようです。
何やら太助さんの方の耳がとがっているあたり、二人ともミボー人だったなんてこともあるのかもしれませんが、はたしてどうなるのか。
今回ラスト、ミボー星から送られてきたビデオメッセージが宮坂君に見られてしまったこともあり、宇宙人絡みのエピソードがあすトろ荘の面々にも伝わるのも近いのかもしれません。
そういえば、今回ゴシュ星のペリカンロボ?が何やらスライムを生み出しやろうとしていましたが、結局イカに擬態した果てに軒下に逃げ込み、何もすることなく姿を消してしまいました。果たして、何をしようとしていたのか、次回の展開につながるのかもしれません。
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