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苺に迫る翠 龍と苺194話「誰のため」感想 週刊少年サンデー【2024年28号】

龍と苺194話誰のため感想 エンタメ
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2024年6月5日配信開始、週刊少年サンデー2024年28号で連載された龍と苺194話『誰のため』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。

週刊少年サンデー2024年28号
龍と苺194話「誰のため」が掲載された週刊少年サンデー。

誰のため

千華と翠との過去の続きから、苺ちゃんと翠との戦いの決着までが描かれた今回のお話。

前回、少し片鱗を見せていた翠の実力については、これまで100年後の世界で戦ってきた中では一番の相手。これまでは、最初から最後まで苺ちゃんの手の内といった感じの対局ばかりでしたが、今回の対局では苺ちゃんに面白いと思わせる程度には相手になっており、翠側からも仕掛けていこうとするシーンが描かれる。

しかし、それでもなお圧倒的な苺ちゃん、なまじ少し面白い相手だったがゆえに、指導対局のような試合運び絵と変わっていく。一手うつたびに、正解、と答えを返してくるその姿もはや主人公というよりも、ラスボス、ないし立ちはだかる壁といった感じで、すさまじい迫力。最後にはやはり、不正解となってしまい、苺ちゃんのペースを崩すことはできずに終わってしまう。

しかし、それでもやはり翠の実力の高さははっきりとわかるお話の流れででした。千華が試合に負けても苺ちゃんの秘密に食い下がろうとしたのに対して、翠は勝負の約束をきっちりと守り抜いての終わりというのも、翠自身の勝負に関する考え方がより苺ちゃんに近いものであることがわかる。このあたりも翠がこれまでの対戦相手と違う事を示しているようで面白い表現でした。

相変わらず無敗の苺ちゃんですが、その苺ちゃんに久しぶりに面白い対局だったと言わせる程度の実力は確かに持っていた翠、まだまだ彼自身若いことを考えると、ここから先の成長も込みで考えるならば苺ちゃんに追いつく逸材という可能性もあるのかも。

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