PR

爆上戦隊ブンブンジャー15話感想・考察『錠とキー』

ブンブンジャー15話錠とキー感想 エンタメ
当ブログは、アフィリエイトプログラムに参加して商品を紹介しております。当ページのリンクを介して商品を購入すると著者に収益が発生することがあります。

2024年3月3日より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第48作目の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』。監督:中澤祥次郎、プロデューサー:久慈麗人による作品。様々な惑星を襲う『ハシリヤン』と、気分ブンブンで爆上るヒーローとの戦いを描く。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

15話感想『錠とキー』

錠と恐竜

怪物にされた動物(妖精)を助ける話や、怪人にされたケミーを救う話を描いた後に、なかなかビターな話が展開絵を描いてくるのは流石ブンブンジャーといった感じのお話でした。

今回、お話のメインとなったのは、ブンブラックこと、錠。その相方となったのは、古代の化石をイグニッションして生まれた苦魔獣であるカセキグルマー。

何やらぱっと見凄く強そうですが、よくみると戦おうとするブンブンジャー相手に震えている。そのまま戦闘開始かと思いきや、大きく威嚇をして見せた後、そのまま逃亡してしまうという情けなさ。何やら元の恐竜の警戒心の強さと足の速さが受け継がれているとのこと。

しかし、このカセキグルマー、体こそ大きいものの性格は本当の小動物といった感じで、基本は物陰に隠れてやりすごし、見つかってしまうととりあえず体を大きく見せ威嚇する。しかし、その内心はびびりまくっているというのが非常によくわかり、妙にかわいらしく見えているのがすごい。

予告の時点では、錠が騙される展開もあるのかなと思って見ていましたが、このあたりの描写を見ているうちにそういう話ではないのがはっきりと分かる。しかし、それと同時に、この流れからうっすらとどんなラストが来るのか予想ができてしまい、少し寂しくなってしまいました。

一晩共にすごす

カセキグルマーの怯える姿から、危険性に疑問を抱いた錠。そこにやってくる玄蕃。何やら、今回最初の変身にも姿を見せておらず、どうしたのかと思っていましたが、ここにきてまさかの錠のためのセーフハウスを提供。

何やらピリピリした空気からの登場でどうなるのかと思いきや、まさかの錠を助ける展開で流石玄蕃さんといった感じでしたが、二人を見送るその視線は最後を予見していたかのような寂しげな物。

錠が苦魔獣を庇っている件は、すでに大也にも伝わっており、錠自信が一晩付き添う事でその無害さを証明するという展開に。何やら夜中には苦し気な錠の姿が映り、何か悪い事でも起きたのかと思ってしまいましたが、カセキグルマーが寄り添ってきているだけ。

本当に巨大な犬といった感じの生き物で、害はなさそうなこと、どことなくかわいいことをしっかりと伝えてきます。

やってくるサンシータ―

朝を迎えたものの、逃げ出したカセキグルマーを探しに来たサンシータ。

ヤルカーのヤルの恐竜という発言も、子供らしい無邪気さがあふれていながらも、そうであるからこそカセキグルマーの現状を全く見ていないような残酷さのようなものが感じられるのが少し怖い。サンシータ―自体はコミカルなキャラクターではありますが、それでもたまに怖い部分が見えてくる気もします。

そんなサンシータ―に襲われる中で、カセキグルマーを守りながら戦う錠。何やら網を使った捕獲攻撃の前に捕まってしまう。網か…と少し思いましたが、実際網にくるまれるとどうしようもないのも事実。なかなか厄介な攻撃。

そんな状のピンチに、他のブンブンジャーも駆けつける。一晩付き添った錠をみて、カセキグルマーの事を認めた皆は、逃がすのに協力してくれる。しかし、裏から見ていた改造隊長キャノンボーグにより、カセキグルマーは闘争本能を改造され、戦わされることに。

ちらっと改造隊長の仕業であることが、サンシータ―の口から語られ、錠にも伝わったようでしたが、キャノンボーグと錠の間に因縁が生まれたりするのでしょうか。

恐竜の最後

暴れ始めてしまったカセキグルマー。錠は必死に止めようとするも、もはやいう事を聞いてはくれない。それどころか、いつもと違いハイウェイを通さず、そのまま巨大化し暴れ始めてしまう。これをみてただの失敗と言い捨てるキャノンボーグの冷酷さも際立つ演出。

巨大化したカセキグルマーは町に対して大きな被害を生み、落ちてくる瓦礫、怪我をする人々の悲鳴が町に響き、これまでの話の中でも生々しい被害が描かれる。

そして、そんな景色を見る錠は、キー太郎を倒す覚悟を決める。警察であり、ブンブンジャーであるゆえに、どうしようもない犠牲を受け入れるという姿勢は、最近の作品ではあまり見ないものですが、そこに込められた覚悟を感じる演出が続きました。なかなかビターな展開となった、ブンブンジャーロボモンスターでのキー太郎との戦い、最後の一瞬の錠の顔が印象に残り続けるエピソード。しかし、ラストシーンでは、恐竜博覧会を楽しみにする家族のシーンで終わるというのは、キー太郎を救えなかったブンブンジャーでしたが、子供たちの夢を守ることはできたという救いを見せているようでした。

次回16話『ムラサキの始末屋』

キャノンボーグが話す宇宙一の届け屋とのことで、次回以前からちらちら告知されていた、ブンバイオドレットが登場となるようです。

ブンブンコントローラーにビュンビュンマッハーと、玩具の予告も流れ、新たな戦士が登場。とはいえ、素直に味方かというと怪しい感じもあり、果たしてどのようにブンブンジャーと関わってくるのか、ブンブンとの関係も気になるお話となりそうです。

DXブンブンナイトセット

コメント

タイトルとURLをコピーしました