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ザ・ボーイズ シーズン4 4話『時の知恵』感想・考察【THE BOYS】

THEBOYSシーズン4-4話時の知恵感想 アニメ
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2024年6月13日よりPrimeVideoにて配信が開始した、オリジナルドラマ『THE BOYS シーズン4』の4話『時の知恵』の感想記事になります。毎週木曜更新の本作品、ネタバレとなる内容も含まれているので注意指定ください。

4話『時の知恵』

ホームランダーの求める者

前回ラスト意味深に研究所へ向かったホームランダー。彼が向かったのはジョンが生まれたところ。

何やらアイスケーキを持ち込み、楽し気な空気で接していますが、ニコニコと笑顔で皆の中を歩いているのを見ていると、この後禄でもないことが起きるんだろうなという緊張感が生まれてくるのは流石としかいいようがない。

そんな彼が、研究室にやってきた理由は、生まれてから成長するまでの間に受けてきた実験という名の苦しみに対する復讐。痛かった、苦しかった、恥ずかしかったと、人として当たり前の感情をただぶつけるホームランダー。しかし、それに対して実験だった、仕方なかったと、答える研究者たちに彼は復讐を続けていく。同じ苦しみを与え、最後に殺すことで、彼らを許すホームランダー。

そんな中、最後にやってきたのはバーバラ所長。研究員二人に対しては容赦のない復讐から始まったのに対し、彼女に対してだけは対話に応じる姿が見えました。もしかすると、ある意味最後の人間との線引き、愛されることを本当に捨てるかどうかを悩んでもいる彼が、生まれた瞬間から自分を見ていてくれていた女性に、最後の最後、母親としての愛を求めていたのかもしれません。

しかし、そんな彼女から帰ってきたのは、ホームランダーを化け物と呼ぶ言葉。ある意味それは、最後の線引きを超えさせてしまう言葉。もはや、自分は人ではないと認める最後のラインを超えてしまったのかも。

本作の最大の巨悪でありながら、とてもつらい過去を同時にもつ彼。これまで人間らしい悩みに迷わされ続けた彼。人として愛を求めることまで捨ててしまったとしたならば、果たしてこれから何が始まってしまうのか。

ここまでひどい実験を受けて育ちながらも、結局は愛されることを望むという人並みのスケールの悩みで苦しみ続けてきたホームランダー。彼のやったこと、これからやることは決して許されるものではないのですが、どうしても、もっと違う環境で育っていたなら違う道もあったのではないかと思ってしまいます。

ヒューイとAトレイン

ある意味、Aトレインがヒュー時の彼女を吹っ飛ばしたことで始まった本作、ある意味物語の始まりの関係智いえるヒューイとAトレインの二人。

今回、Aトレインを呼び出したヒューイが頼んだのは、Vを盗んできてほしいという無茶な命令。ホームランダーの管理下にあるVを盗み出すなどという無茶、正直、割に合わない話。それでもAトレインがその無茶をやってのけたのは、ヒューイの家族が絡んだ話だったからでしょう。

ヒューイも命令こそしたものの、ホームランダーの自室から盗むというリスクの高さは理解しているはず。正直、実行されなくてもおかしくはないと思っていたのは、AトレインがVを持ってきた時の反応かからわかる。

ヒューイは、そこまでのリスクを負ってホームランダーのところから盗んできてはくれないだろうという予想をし、Aトレインもこうやって何度も自分を呼びつけるんだろうと考えていた。

しかし、その二人の予想は互いに反する。Aトレインはその無茶をやり遂げ、そんなAトレインを見てヒューイもまた彼を許す。今後はもうこんな風に命令はしない約束をし、本当の意味で握手を交わした二人。

今回の話では、ヒューイがAトレインを本当の意味で彼を許し、Aトレインはもはやヒューイに縛られる理由を失いました。しかし、Aトレインが最後ヒューイの前から立ち去ろうとした瞬間、わずかに一度ヒューイの方に顔を向けようとするささやかな演出が、Aトレインのこの時の心境を表しているように思える。これから先のAトレイン、ヒューイのピンチが訪れれば、損得を無視して助けに来てしまう、本当のヒーローになる時が来るのかもと予感させるシーンでした。

とはいえ、Aトレイン自身は危険な橋を渡っているのも事実。今回は不幸なことに、盗み出す瞬間をアシュリーに見られてしまう。トイレを流さずに去るという、地味な嫌がらせとの天秤で辛うじてホームランダーには伝わっていないものの、もはやアシュリーの気持ち次第。彼女がホームランダーの威圧を受ければ、間違いなく話してしまうのは間違いない。いい奴から死んでいくことも多い本作、Aトレインは果たして生き残れるのか、気になる所です。

このAトレインとヒューイとの関係、基本的に下品で、最低で醜悪な描写が多い本作ですが、だからこそ、こういった珍しくピュアな瞬間が輝いて見えるというのを感じさせてくれました。

すれ違い続ける母と息子

Aトレインのおかげもあり、無事Vを手に入れたヒューイですが、それを気付いたブッチャーにやめるように言われる。ブッチャー自身のVの効果の失敗を伝えることで、ヒューイも思い悩みながらも、それをやめる選択を取る。

しかし、そこでさらに問題が発生するのがヒューイの母、何やら部屋に入った時からヒューイが持っていたものに気付いたような描写をしていましたが、まさかの倒れた父にVを投薬してしまう。

果たして、何を思ってやったのかは不明。ただ、ここで即この行動をとれる当たり、Vの存在を知っていてそれを父に投与すれば助かると思っての行動であることは確か。家族の愛ゆえなのでしょうが、ここでまた一つのすれ違いとなってしまいました。

Vにより覚醒したヒューイの父。今回、ブッチャーも命の危機に暴走してしまったような描写があったあたり、蝋でもないことが起きそうですが、次回のお話はこのあたりからどう広がっていくのかかなり怖いです。

許し

復讐に向かったホームランダーは、自分を苦しめた研究員に復讐を果たしたのち、許すという言葉を残している。今回、この許すという言葉が一つの話の軸として向き合っていたのかなという気がする。今回のエピソードで出てきた印象的な許しは、ヒューイとAトレインとの関係。この二つの許しを、同じ話の中で描きながらも、根本的なところに決定的な違いを感じさせてくるのがうまい展開だなと思わされてしまいました。

ある意味ホームランダーとは袂を分かつことになりそうな描写の多いAトレイン。ここから彼がどうなるのか、本当に気になる所です。

その他感想

今回もぐちゃぐちゃのシーンがたくさんありましたが、一番見ていてつらかったというか、直視できなかったのはセージのロボトミー手術。本作グロいシーンはたくさんあり、だいぶ慣れているのですが、この生々しい感じはちょっと耐えられませんでした。しかしそのお相手が、頭の中がピンクでいっぱい、目先の餌にあっさりつられるディープというのはあまりにも皮肉ですね。

The BOYS はPrimeVideoにて配信中

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