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黒い赤ちゃんと猫アレルギーのおばあさんの謎 名探偵コナン FILE1128「反撃の起爆剤」感想・考察 週刊少年サンデー【2024年31号】

エンタメ
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2024年6月26日配信開始、週刊少年サンデー2024年31号にてスタートした名探偵コナン新シリーズ3話完結編 『反撃の起爆剤』の感想・考察記事です。ネタバレもあるので注意してください。

週刊少年サンデー2024年31号
名探偵コナン FILE1128「反撃の起爆剤」が掲載された週刊少年サンデー。

FILE1128「反撃の起爆剤」

捕まった梓さんとコナン君

今回は、3話続いたエピソードの完結編という事で、誘拐された梓さんとコナン君の事件が解決。今回の事件は、猟奇殺人犯とは関係ない、全く別の事件だったという事が判明。

ゲーム攻略会社の人が、発売前の作品のROMを窓ガラス越しに梓さんに見られてしまい、更には梓さんが軽いという話を聞いてしまった故に、口が軽いと勘違いし正式発表まで監禁したというのが今回の事件の全貌だった様子。

概ね予想通りの事件でしたが、ガラスに映ったゲームタイトルが、きっちりⅢになっている点は読み解けておらずず、自分の詰めの甘さを感じる。前回までの話だとこれだけの事件をやるのに動機がちょっと無理があるかなと思っていましたが、新作ゲームの情報を漏らしてしまって違約金を恐れての犯行とわかるあたりまでは、読み切れておらず、細かい描写に感心させられました。

とはいえ、流石にスタンガンで痺れさせて誘拐は、ドッキリでは済まないよなとか、そんな大事なソフトを一般人の目に触れる可能性のある喫茶店で開くこと自体がまずいのでは?とか色々思いましたが、ひとまず新作のゲームソフトやらでコナン君たちは手を打つという米花町らしい物騒なエピソードでした。

猫アレルギーのおばあさんと黒い赤ちゃん

今回の事件自体は解決となりましたが、今回連載された3エピソードにはちょっと気になる点が一つ残る。

それは、今回の一連のエピソードに登場し、1話ではコナンと梓さんが誘拐されたことを伝えたおばあさんと、そのおばあさん乳母車で運んでいた黒い赤ん坊。この二人は、最終話のラストにも意味深に登場しており、特になぜか顔が黒塗りで潰されている赤ん坊にはどことなく不気味さも感じる。

みんなくしゅんくしゅんとしていた、くしゃみは事件の方は、今回の事件には容疑者の候補を絞るためのものというだけで、特に事件の解決には関係ありませんでした。しかし、ここであえて描写していたのは、このおばあさんが猫アレルギーであることを書くためだったのかも。

黒の組織と関連して、猫アレルギーに絡む話を少し調べてみたところ、単行本39巻FILE6『引き裂かれた友情』にて何かのソフトウェア開発をさせるため、板倉の元に電話をかけてきた黒ずくめの組織の高飛車な女に関して板倉の日記に書かれていた「猫の鳴き声が大きくなり、女は少々焦って電話を切った」というくだりが引っかかる。この文章に対してコナン君が猫アレルギーの可能性を指摘しており、今回の女性と何か関係している可能性があるのかも。こちらの高飛車な女については、ミステリートレインのエピソードにてベルモットと同一人物であることが示唆されており、彼女の変装という可能性もあるのか。

ただ、これまでベルモットが猫アレルギーという話はなかったように思えるので、全てはあくまで推測。とはいえ、一応このあたりを気に留めておくと今後の展開で何か気付けることがあるかも。

今回、何やら意味深に描かれていたこの二人、今後のエピソードに絡むのか、黒づくめの組織との関係があるのかなど、気になる所です。

次回、浪速の5シリーズ

次回のお話は37・38合併号から連載とのことでまた少し期間が開く様子、お盆当たりの連載となるのでしょうか。予告では、浪速の5シリーズとのことで服部の登場となるのかもしれません。この時期に服部登場となるならば、今年の映画の後日談的な要素もあったりするのかもしれません。

コメント

  1. 匿名 より:

    猫アレルギー、赤ちゃんと言えば49巻「超秘密の通学路」でも出てきました。今回に限らず青山先生は過去にも出てきた小ネタをどこかの話でまた使う傾向があります。だから「猫アレルギー」、「赤ちゃん」はコナンでは重要なキーワードかもしれません。
    他にも例えば「花粉症」という言葉も50巻「探偵団に注目取材」で出てきましたし、95巻「標的は警視庁交通部」で花粉症の新人君(本人は出てきませんが)が出てきました。

    • 又三郎 又三郎 より:

      情報ありがとうございます。私も最近一通り読んでみて気になってきていたのでもう一度読んでみようかと思います。
      今回の二人はかなり意味深な描かれ方してますし安室絡みのエピソードでの登場というのも気になる所ですね。
      いずれまた拾われることもあるかもしれません。

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