PR

アニメ 小市民シリーズ 7話『シェイク・ハーフ』夏期限定トロピカルパフェ事件 感想

小市民シリーズ7話シェイク・ハーフ感想 アニメ
当ブログは、アフィリエイトプログラムに参加して商品を紹介しており、著者に収益が発生することがあります。

2024年夏より放送開始の作品、米澤穂信による『小市民シリーズ』を原作とし、監督:神戸 守によるアニメ化作品『小市民シリーズ』 7話『シェイク・ハーフ』の原作未読での感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

7話『シェイク・ハーフ』

健吾の苦労

小佐内さんとの約束の為待ち合わせた場所で偶然、健吾と鉢合わせた小鳩君。何やら健吾は薬のグループから女の子を引き離すために動いているとのことで、夏休みの最中でも非常に忙しそうでした。

意味深に半の文字が書かれた紙の場所に報告に行ってくれと言う話でしたが、半の形に見えるだけで実はハンバーガの油紙に書かれていた地図との繋がりが場所そのものを表していただけだったようです。

健吾からすれば暗号のつもりなどなかった暗号を解き、目的地にあったカフェには女性が待っていました。小鳩君たちは、何かを見つけたわけでもなく、健吾がどうしたという程度の大した情報を伝えるだけで終わったのですが、ちょっと気になったのは、空いた席に置かれていたクリームソーダ。お客さんが単に席を離れていただけなのかもしれませんが、意味深に大きめに映っていたこともあり、小鳩君の到着を見て誰かがその場を離れた可能性もあるのでしょうか。少し意味深に映り込んでいた気がします。

そして、日は変わり結局、薬の件でグループから引き離そうとする健吾の話は失敗したという話が、金竜タンメンにて語られる。何やらドラッググループのリーダであるイザワなる人物は、なかなか危ない人の様で、被害者の女性はその脅迫の恐ろしさにより縛られてしまっているようです。こちらの話も、今後の事件に絡んできそうな気がしますが、今のところはっきりとした繋がりは見えてこず、次回以降の展開次第といった感じでしょうか。

不穏な感じの小佐内さん

今回は、小鳩君とスイーツを食べに行っただけだったはずの小佐内さんですが、妙なシーンもちらちら映り、春の事件の時のように何やら裏で動いていそうな予感を感じさせました。

まずは、何やら妙な恰好で小鳩君のいたハンバーガー屋さんに登場。なぜかキャリーバッグまで用意して他の服まで運んでいたのを見るに、単に早く着いたからハンバーガーを食べていただけ、といった感じには思えない。

春のエピソードを見ていると、彼女自身色々と変装して調査をしていることもありそうで、場所を考えると彼女もまた健吾が対応していた薬のグループについて、調査を続けていたのかなという気もします。その後のりんご飴の件、小鳩君がしっかり覚えていてくれたことを喜び、フローズンスイカヨーグルトを奢るねとなっていたのは、かわいかったですが、色々と不穏な感じがします。

そして、もう一点気になるのは、夜の11時という時間にかけられてきたりんご飴のおいしさを語る電話。その電話を語る中では、常に小佐内さんの顔に影が映るように描かれていたのも、単にりんご飴のおいしさを語るためだけのお話ではなかったように思わせてくる。

翌日の一緒にお菓子を食べに行く予定を確認するための電話といった感じではありましたが、妙にじっとりとりんご飴のおいしさを語るあたりには、何かそれ以外の意味も込められていたのではないかとちょっと思ってしまいます。

そして、そんな小佐内さんに襲い掛かる突然の誘拐事件。家にて小鳩君を待っていた小佐内さんそっくりなお母さんの元に500万円の身代金を要求する電話がかかってくる。これに関しては、小佐内さんが、何やら事件の調査に関わっていたがゆえに、誘拐されてしまったという可能性も考えられなくはないです。しかし、そもそも小佐内さんが調査の中で捕まってしまったとしても、それが即座に身代金電話につながったというのにはちょっとばかり違和感があり。

前日の電話で小鳩君が来るように約束していた、13時頃に電話がかかってきた件や、約束した当日午前中になぜか出かけていた事を考えると、むしろ小鳩君がいる時間に電話がかかるように仕向けたのではないかという気がしてきます。電話の声自体も加工された声とのことでやたらと準備がよい。この電話と誘拐については、むしろ小佐内さん自身が仕掛けているのではないか?と思ってしまいます。

小鳩君がいる時間を指定して電話がかかってきたこと、そして小佐内さんの性格とこういう事をするときの動機を考えると、彼女の復讐に関わる件に、自分が誘拐されたと見せかけることで小鳩君を動かそうとしているといったことが頭に浮かびます。しかし、仮にそうだとしても、ここまでの話では、小佐内さんがそれを仕掛ける理由なんかは一切見当たらない。仮に誘拐が自作自演だとしても小佐内さんが何を考えているのか、そもそも本当に自作自演の誘拐なのかという点についてはまだまだ謎のままです。

色々と謎が残ったまま続く夏のエピソード、前日の夜の会話、電話口で、小鳩君に意味深に語っていたこの夏の思い出の集大成とは何を指すのか、並行して進むドラッググループのお話との関係などなど、今後の展開が気になる所です。

夏期限定トロピカルパフェ事件

コメント

タイトルとURLをコピーしました