PR

サターン聖の死とファインガーランドガ―リング聖への交代 ワンピース 1125話『何をもって死とするか』感想・考察【2024年41号】

スポンサーリンク
エンタメ
当ブログは、アフィリエイトプログラムに参加して商品を紹介しており、著者に収益が発生することがあります。

2024年9月9日に配信、週刊少年ジャンプ2024年41号で掲載されたONEPIECE(ワンピース)最新話第1125話『何をもって死とするか』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。

第1125話 何をもって死とするか 感想

週刊少年ジャンプ2024年41号
ワンピース 1125話『何をもって死とするか』が掲載された週刊少年ジャンプ

サターン聖の最後

今回はエルバフで待つ人物の正体や、エルバフでのお話自体は描かれずに、エルバフへと話が進む間に、世界で何が起きたのかを伝えるエピソードといった感じのお話でした。

ルフィたちに逃げられたサターン聖。ひとまず、手に入れるべきものは手に入れたとして、今回の件を収める。ただ、エルバフへ向かったルフィたちを追うという海軍の言葉に対しては、エルバフはやめておけ、と語ったのは気になる所。海軍の命など気にしなさそうなサターン聖からすれば、この追撃を止める理由はなさそうですが、果たしてなぜ止めるのか。単に、この面子では無理だと判断したとするには、一瞬考え込むような……が意味深。エルバフには極力人を近づけたくない理由があると考えたほうが良いのかもしれません。

そして今回、200年前にエメトを処理してしまわずに、研究材料として残したのもサターン聖だったことが語られる。ある意味、今回ルフィたちが逃げ切ることに繋がった大きな理由。これは未来として、研究させたことから考えるに、ジョイボーイ達の力は、やはり世界政府が元々持っていた技術とは異なるものだったことがわかります。

しかし、そんなサターン聖、今回ジョイボーイ、ルフィを逃がした失敗を問われ消滅してしまうことに。その消え方は、殺されたというよりも、何やら力が抜け骨になっていくようにも見え、五老星はイム様の力で生かされているに過ぎないのではないかと思わせてきます。

サターン聖が抜けた穴、化学防衛武神のポジションには、フィンガーランド・ガ―リング聖が新たに指名。新たな五老星での活動開始となりますが、どうやら他の面々はそれに納得がいっていない様子もうかがえる。

五老星と、ほかの天竜人には何やら違いがあるようにも見えていましたが、ガ―リング聖も他の五老星と同じように、未知なる力をイム様より貰うなんてこともあるのでしょうか。

パンクレコーズ奪取

姿を見せていなかったエジソンの手により、エッグヘッドよりパンクレコーズが奪取される。リリスが語っていた人の言うところの死を迎えはしたが、自分たちの価値観では死んではいないというのは、やはりここにそれぞれのデータが残っていたからだった様子。

ベガパンク本人以外の面々は、会話を広げており、ひとまず皆の意識は残っているようです。何やらウェザリアへ助けを求める連絡も送っており、まだまだ彼らの活動は続く様子です。

巨大建造物

今回、『テキーラウルフ』、『ウォッカウルフ』、『ラムウルフ』、『バーボンウルフ』と700年前から奴隷を使い建造物を建て続けている件が新たに触れられる。2年前ニコ・ロビンが、飛ばされていたのはそのうちのテキーラウルフで、東の海に存在しいたことを考えると、サウスブルー、ウェストブルー、ノースブルーでも同様の建造物が作られていると考えるのが自然でしょうか。

そういえば、ロジャーの航海の中で、橋を見たというエピソードがありましたが、こちらもこの四つの橋の内の一つだったようです。

世界が海に沈んだ後も残る橋のような建造物、これを作り続ける意味はいまだ謎ですが、マリージョアと沈んだ後の世界で残る陸地を繋げる橋の役割を担わせようとしているのかも。そもそも、自由に海に出ようとするものを許さない世界政府、沈んだ後の世界には船を必要としないよう準備をしているのかもしれません。

民衆が安全な場所を奪い合う世界

世界が海に沈むことが明らかになり、ドラゴンは今後人々が済める土地を奪い合う事になる世界がやってくることを予期する。ある意味、土地の奪い合いが新たな火種になることを予期しているようです。

革命軍コアラは、空白の100年に戦争がおき、その時に使われた古代兵器で世界は200m沈んだ。ワンピースを手に入れたものが、再びその力を手に入れることになると、ベガパンクの話をまとめてくれました。

おそらく間違った話ではないのでしょうが、これだけだと宝にたどり着いたロジャーが泣いて笑った理由についてはわからないまま。果たして、ワンピースとは何なのか、ある意味作中一番の謎はこれから明かされていくことんありそうです。

何をもって死とするか?

少し余談気味な話でもありますが、今回のサブタイトルである『何をもって死とするか?』というのは、このエピソードの様々な部分にかかっているように思える。

ルッチのステューシーは殺したという言葉も、ステューシーの死とは何か?と少し考えてみると、彼女に最後何があったのかという想像の余地を生ませてくる。

今回の話で、直接死んだと言えるサターン聖については、普通の人の死とは明らかに違う不気味な消え方をしており、200年生きてきた彼の死とは一体なんであったのかを考えさせる。

そして、皆死んだにもかかわらずパンクレコーズに残る記憶から会話することも可能なベガパンクたちは、普通の死から一番遠く離れた存在のように思える。

様々な死に関する話を描く今回のお話。果たして何をもって死とするのか、という問いに様々な意味が込められていそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました