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田辺イエロウ新連載 界変の魔法使い 感想 週刊少年サンデー【2024年42号】

エンタメ
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2024年9月11日配信開始、週刊少年サンデー2024年42号より新連載。結界師や、BIRDMENで知られる田辺イエロウによる新連載『界変の魔法使い』1話『僕の魔法使い』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。

週刊少年サンデー2024年42号
田辺イエロウ新連載 界変の魔法使いが連載開始した週刊少年サンデー。

界変の魔法使い

夏の新連載第4弾にして最後の作品は、『結界師』や『BIRDMEN』で知られる田辺イエロウによる新作。今回は、ファンタジー巨編と銘打たれており、魔法使いが存在する世界での物語となる様子。

1ページ目から何やら禍々しい様子の液体につけられた怪物のような姿が映っており、なかなかインパクトのある導入。一体何者なのかと思いきや、包帯をはぐと思ったよりも普通の少年が姿を見せる。彼は中華系の雰囲気を持った国の王族とのことですが、タイトルにもなっている界変により国は消滅したといった情報のみ明らかになり、本人もまだまだ忘れていることも多い。話ぶりを見るに、彼自身にも何らかの力があり、そのせいで閉じ込められていたようです。彼に込められた力が、界変にかかわるものということなのでしょうか。

そして、もう一人のメインキャラクター相当な力を持っていることがわかる魔法使いの世無。彼は、7色の魔法使いの一角、緑の魔力の魔法使いとのことで、ほかに6人彼と相当、もしくはそれ以上の力を持った魔法使いもいる様子。はたして、今後どのように絡んでくるのか気になる所。

いきなりの大切な人との別れが描かれた本作、全体的には重い感じのシナリオになりそうですが、合間合間に挟まれるコミカルな描写が田辺イエロウさんらしさを感じさせる作風で、なかなか今後が楽しみです。

ちょっと余談ですが、結界術の登場や、そもそも世界を改変するといった意味合いにもとれる界変というワードを見ると、どことなく結界師を連想する要素もちらちら。直接関係があるわけではなさそうですが、少しうれしい要素でした。

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