2024年9月16日に配信、週刊少年ジャンプ2024年42号で掲載されたONEPIECE(ワンピース)最新話第1126話『落とし前』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1126話 落とし前 感想
落とし前と動く世界
エルバフへ行く過程、世界で何が起きたかの続きといった感じのお話。
まずドリーとブロギーとの久しぶりの再開と宴会。武器がなくなり殴り合いでの決着を付けようとしていた二人は、武器を求めてエルバフ絵一時帰宅していた様子。楽し気な宴会ですが、その裏でささやかにボニーとクマの二人の笑顔があり良いシーンでした。
そして、サブタイトルにもあった落とし前は、シャンクスの旗を焼いたバルトロメオに対しての物。毒薬を渡しルフィを殺せと言うものの、それを拒否し自ら毒を飲んだ彼をあえて逃がす。
ルフィが想われてうれしいという気持ちを見せるも、ヤソップの容赦のない一撃によりバルトロメオ海賊団の船撃沈。キッドの時もそうでしたが、既存キャラを容赦なく沈めていくシャンクス。ルフィを相手にしている時の優し気な様子ではない、海賊としての怖さも感じさせてきます。とはいえ、シャンクスに沈められたキッドはまだその後の行方が分からないまま。バルトロメオについても消息不明とのことで、今後同時に再登場なんてこともあるのかもしれません。
そして、更にその裏で描かれたのは、黒ひげの元のでエピソード。コビーにこそ逃げられたものの、ガープは生存。クザンはとどめを刺すつもりでやったものの生き残ったとのこと。
更には天竜人の食料献上が滞っている件に、革命軍が食料の運搬を阻止して絡んでいた事が明かされる。しかし、その裏で海運会社の方に、ラフィットが接近しており、黒ひげが何か企んでいる様子。相手の弱みに付け入って取引を迫ることが多い黒ひげ、UMITシッピングに食料輸送の協力を行い、何かの取引しようとしているなんてこともあるのかもしれません。
消えたナミ達
そして、ある意味一番先の展開が気になったのはラストの1ページ。エッグヘッドの出向から2日たったルフィたち一行は、今だにエルバフへ到達できておらず、何やら新たなトラブルが起きた様子。
短いパートなので詳細は分かりませんが、宴会が終わり目覚めてみると、サニー号が消失。更にナミが他のメンバーの誰かに起こされ、不思議な建物の中にいるシーンが描かれる。目覚めたナミは、髪の毛が結われていたり、宴会時点とは衣装が変わっている上に、目覚めた場所もレゴブロックのような奇妙な建物と、普通の建物ではない異様な状況。
巨人に絡むエピソードという可能性がありそうなこと、更にレゴらしき建物のスケールが大きいことから考えると、宴会で酔いつぶれている間に、どこかの巨人に連れていかれてしまい、巨人のブロックの玩具にされてしまっているなんてことはあるのかも。
巨人の船にはブルック、ジンベエ、ロビン、フランキーとリリスの姿は残っており、消えたメンバーはそれ以外ということなのかも。よく見ると、ボニーがジンベエの服の裾を引いているのを見るに、クマも消えてしまっているのかも。
アブサンが原因?
はっきりとした答えは分かりませんが、今回のサニー号失踪の事件の原因として考えられそうなのは、宴会で振舞われたアブサンなるお酒。このアブサンは”緑の妖精”と呼ばれる幻覚を見せる酒とのこと。
最後のシーンで船に姿が見えないナミ・ウソップ・サンジ・ゾロについては、宴会のパートで酒を飲んでいる描写があり、船に残っているメンバーはお酒を飲んでいる描写がないということで、この幻覚が失踪に関わっているという可能性はあるのかもしれません。
残りのお酒を飲んでいないメンバーでどちらにいるのかわからないのはチョッパーとルフィ。肉だけ食べていそうなルフィとお酒を飲まなそうなチョッパーはどちらにいてもおかしくなさそうなライン。次回、どちら側で登場するのか、ちょっと気になる所です。
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