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ビッグステイン城はエルバフの王子ロキの城? ワンピース 1127話『謎の国の冒険』感想・考察【2024年43号】

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2024年9月16日に配信、週刊少年ジャンプ2024年42号で掲載されたONEPIECE(ワンピース)最新話第1127話『謎の国の冒険』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。

第1127話 謎の国の冒険 感想

週刊少年ジャンプ2024年43号
ワンピース 1127話『謎の国の冒険』が掲載された週刊少年ジャンプ

エルバフ?

前回ラスト、レゴのような建物で目覚めたナミ。てっきり今回はその中での冒険だけで、どこにいるのかについてはまだ謎のまま進むのかと思っていましたが、思ったより早く城の外らしき様子が描かれる。

耳神様と呼ばれる巨大なウサギが倒されたり(のちのルフィの話ぶり的に食べられてしまっている)、こちらも大きな蜂らしき蜜蜂兵がやられた姿を発見した人たちはその大きさと、服装から巨人像である様子。更に、太陽神に報告した方が…という話ぶりを見るに、太陽神を崇めているあたりも含めて考えると、既にここはエルバフの一角であることが予想されます。

そして、話は前回目覚めたナミの場面に戻り、城の中を探索している姿が描かれる。何やらこの城は『ビッグステイン城』という名前が明らかになる。城の足元のレゴのような凸凹は単に模様というわけではなく、実際に凸凹しているようでブロックをモチーフにしているようです。城の中には、ライオンの姿になる猫や、ハリネズミがいますが、どちらも人よりも大きな巨大な動物。そういえば、猫や蜂との戦いというと、ガリバー旅行記を連想させ、巨人族の国というお話から考えてもそのあたりをモチーフにしているのかもしれません。

そんなビッグステイン城ですが、今回描写された内部の構造を見るに、巨人族がすむにしては少し小さすぎ、普通の人間が済むには大きすぎるように見えました。もしかすると、この巨大な動物たちのために用意された城という事なのかもしれません。

そんな中、前回の緑の妖精と呼ばれた酒を飲んだ幻覚なのでは?という疑惑もありましたが、今回それはきっちりと否定され、ウソップが大ダメージを追う事になりました。

今回のお話、最初こそウソップ、ナミの二人と少し不安になる面子だけでの冒険でしたが、今回はルフィ・ゾロ・サンジの三人も即座に合流。この三人がついているならよっぽどのことがなければ問題なさそうです。この5人というと、ちょうど東の海で仲間になった付き合いの古いメンバー。5人中心で話が動くとするとちょっと懐かしい感じもします。

そういえば、これであと行方が分からないのはチョッパーだけですが、果たしてルフィ側にいるのか、巨人族の船にいるのかちょっと気になる所。ただ、このお城には何やら巨大な動物たちがいるという事を考えると、既に城におりルフィたちとは扱いが違うなんて可能性もあるのかもしれません。

太陽神を名乗るのは誰?

ここがエルバフだとすると、太陽を進行しているという話はありました。しかし、何やら巨人たちの話の中に太陽神様に報告するという内容があることを考えると、誰かが太陽神として君臨している様子。

これまで、そのような話はありませんでしたし、太陽神というとニカであるルフィの方が近いイメージがある、もしかすると、今エルバフにいる太陽神は、何らかの理由で神を騙る偽物なんて可能性もあるのかも。

巨人族の蜂やウサギに対する話ぶりからどうやらこのブロックの城も太陽神の管理する物という可能性もありそうですし、今回の大暴れをきっかけに太陽神と敵対することになるのかもしれません。

また、そもそもルフィたち一行が、先んじてエルバフに到着してしまっていた理由もよくわからないまま。酒に酔って眠っていたらいつの間にかといった感じですが、服装までもエルバフ風に変わっており、何らかの意図があって城に連れてこられたのは間違いなさそう。

しかし、このレゴの城と言い、ルフィたちの格好と言い、どこかお遊びのような雰囲気が感じられる今回のエピソード。ワンピース85巻の858話では、ローラに求婚したというエルバフの王子『ロキ』というキャラクターの名前が出ていましたが、ロキという北欧神話の神のトリックスターなイメージとこの玩具のような城のイメージは近いようにも思えます。

もしかすると、ロキが太陽神を名乗り国を統治、何らかの理由でルフィたちをさらってきて様子を見ているなんてこともあるのかもしれません。

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