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狼と香辛料 令和6年新アニメ 1期最終回 25話『奇跡の行方と続く旅路』 感想

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狼と香辛料25話最終回奇跡の行方と続く旅路感想 アニメ
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2024年春に放送開始の作品、原作:支倉凍砂、総監督:高橋丈夫 狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』、狼と香辛料 令和6年新アニメ 最終回25話『奇跡の行方と続く旅路』 の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

25話『奇跡の行方と続く旅路』感想

奇跡の証明

テレオの村に集まるエンベルグからの使者たち。村人はどうにか納得させようとするが、異教からの改宗をしなければと話は通じず。

そんな中、エルサたちが登場し、その場を納得させる話へと進める。この地の蛇神様は、神が起こした奇跡の一つとすることで、事態を解決させようと動きました。

そこで役に立ったのが、ホロの起こす麦の芽吹き。小麦から突然麦が芽吹くという異常な事態を目の前で起こすことで、その場で奇跡が起きたと証明させる。更には、エヴァンに教会の盃により奇跡により毒の判別を行い育った水を飲ませ、逆に奇跡が間違っているなら、奇跡が示した毒の麦入りの水を飲めるはずと、奇跡の存在を認めさせ納得させる。

それで宗教絡みの話はひと段落、その後は商売へと話が移り麦の買戻しの価格を抑えさせる。更には、市況のお墨付きをもらう事で、小麦をビスケットに加工して商売していくという新たな道を示すことになりました。何気なくロレンスが話していた、昔食べた薄いパンのエピソードを解決に向けて拾ってくるというのは面白かったです。

ひとまずビスケットの件は、教会の後ろ盾付きで認められた商品となり人気も出ているようですが、それこそ真似しようと思えばマネできてしまう物。ある意味、一時的なしのぎの稼ぎとしかならないものですが、これまでフランツ司祭の作ってくれた約束に甘えて生きてきた人たちは、少しずつ自分の手で道を作る必要もあるという事を示しているように思えます。

今回は完全に巻き込まれた事件といった感じのロレンスとホロでしたが、巻き込まれたトラブルを二人の力で解決しきりどちらの村も笑顔で終了。エンベルグ側からも不満の合った無理な条件の取引というネックまで解消し、新しい道を示すというのは、ロレンス自身が二つの村のトラブルの解決策を示すという、ちょっとこれまでとは違う終わりかた。しかも、ある意味ロレンスの志に沿った皆が笑顔で終われる解決に持ち込むことができ、このあたりもロレンスの成長を感じさせるお話でした。

次の町の話をする中でも、ちょっと遠回りになるがと違う目的を挟み込んだロレンスに尻尾を振るホロの姿が、二人の関係が少し落ち着き先に進んだ感じを見せるようなラストシーンでした。

ED後のCパートでは、1話でも見せていたホロが娘に自分たちの物語を語るシーンが挟まれ、最後には旦那さんの帰宅で終了。ひとまず今回のお話はここまでで、最終回となりましたが、2期の方の制作も決定しているようで、ここから先のエピソードもまた楽しめるようです。

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