2024年9月18日配信開始、週刊少年サンデー2024年44号で連載された龍と苺209話『塩原彩乃九段』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
塩原彩乃九段
飛竜散華や、風香夢鏡等、いきなりの必殺技の応酬、絵柄は龍と苺ですが、ちょっと違う漫画でも読み始めたかな?と思わせてのスタート。種明かしは割とあっさり、未来の将棋では準決勝ともなる、ARにて派手な演出を伴う将棋となっているようです。昨今様々なスポーツでも、状況を分かりやすく表現するために追加の演出を加えたりということもあるようですし、それがさらに発展した物といった感じなのかも。
そんな始まりでしたが、今回は次の苺ちゃんの対戦相手である塩原について今回色々明かされるお話でした。
塩原はスポンサーの協力もあり、脳を弄って思考力を強化したうえで将棋に挑んでいるという事が判明。AIでの参加はダメなのに、直接的な脳の強化については問題ないのか、とちらっと思ってしまいましたが、まだまだ治験とのことで、実際にどの程度の効果があるのかといった点で疑問があったり、ルールの適用が追いついていないなんてこともあるのかもしれません。
そんな中、スポンサーとなり治験を提供しているトーマスから、苺ちゃんとの対局を受けるよう指示が下る。しかし、それすらも跳ねのける塩原に最後はスポンサーが折れることになりました。
しかし、そんな塩原の拒否で終わったはずの苺ちゃんとの対局でしたが、来ないと言い切っていたはずの塩原はそこに姿を見せる。それを満足げに見ている苺ちゃん、前日に訪れた今井が語った言葉が、塩原を動かしたようですが、果たして本当に何を語ったのか。塩原に対しては苺ちゃんの真実を伝え、だからこそ塩原もAIではないと確信し試合に至ったなんてことはあるのかもしれませんが、次回の対局にて明かされるのか気になる所です。
しかし、やはり苺ちゃんが戦いたいと思う相手については、まだよくわからないまま。スポンサーが戦ってほしいという考え自体が、藍田が対局したい相手とも関係があるようなことも匂わされていましたが、よくわからない。
ただ、トーマスが塩田に語った内容では、苺ちゃんとの戦いの内容はどちらでもよく、対局を受けてもらう事が重要なようにも思える発言をしており、このあたりに何か意味があるのかもしれません。
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