2024年10月9日配信開始、週刊少年サンデー2024年46号で連載された龍と苺211話『二度目の挑戦者決定戦』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
二度目の挑戦者決定戦
前回ラスト、漫画的には一瞬で決着のついた塩原VS苺ちゃんの対局でしたが、いつも通り指そうとするがゆえに相手ではなく自分を見てしまうという相手が相手であるがゆえに飲まれてしまったような負け方。
しかし、苺ちゃんからしても塩原の本来の戦い方を理解しており、機会があったらまた指しましょうと本来の実力と相手をしたかったという言葉を残す。
そして、そんな塩原が苺ちゃんと対局に応じた理由については謎のまま進行。ただ、対局後の今井への対応や、その後のスポンサーであるトーマスとの関係が崩れるとしてもその内容を話さないあたり、やはり苺ちゃんの真実を伝えられてはいる様子。
そして、時間は進みNHKK杯での寒河江と塩原との対局もまた、寒河江の勝利で終わる。苺ちゃんの正体については、自分で感じてこいとの言葉を寒河江に伝えるのみで終わる。
今回の寒河江、行く先々でお前落ち着いたなと知り合いに言われ、そんなに自分やばかったのかと意識していなさそうな感じでしたが、前回の塩原に接する寒河江の雰囲気を見ていると、本当に今の様子が落ち着いているのがわかり、妙に説得力があってちょっと笑ってしまいました。
いよいよ次は苺ちゃんVS寒河江へと試合が進みそうな展開。二強時代の片方との戦いという事で、いよいよ苺ちゃんの正体についても何か明かされるのか、はたまた黒田道化師相手まで持ち越されるのか、100年後編も終盤が近づいてきているのかもしれませんが、果たして今の苺ちゃんが何を目的として勝ち進んでいるのかわからない以上、ここで終わるのかどうかも何とも言い難い。
ただ、終わりに向かうにせよ、そうでないにせよ、大きな節目は近づいてきているようで今後の展開が楽しみです。
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