2024年10月16日配信開始、週刊少年サンデー2024年47号で連載された龍と苺212話『寒河江の狙い』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
寒河江の狙い
いよいよ始まった寒河江雷々との竜王への挑戦権決定戦。ある意味この時代でのトップと苺ちゃんとの戦いという事で、果たしてどのような展開になるのかと思ってみていましたが、想像以上に苺ちゃんが圧倒的。
その正体を知っている可能性もある塩原が、対局を見つめながら「もはや、人が入れる領域ではない。」と言っているのもなかなか意味深です。
もはや、普通の女の子ではないどころか、人間かどうかすら怪しいと思われている苺ちゃん。寒河江すらも、真っ当に勝つことは難しいと判断し、過去苺ちゃんが使った入玉宣言法を使っての勝負を挑む。
しかし、当然過去自分で使ったその戦法は看破されてしまい、寒河江の研究は中盤にて道を閉ざされてしまう。とはいえ、これまで速攻を決めてきた苺ちゃんを長考させるにまでは至らせてはいたようです。まだ、対局は続いていますが、既にどこまで寒河江が食らいついていけるのか、という流れになっているように思えてくる。しかし、この挑戦権の決定戦は、3番戦ありその一局目ということで、まだまだ、戦いは続きそうです。
今回の話を見ていると、苺ちゃんが戦いたいたいと思っている相手は、やはり寒河江というわけではなさそうに思えてくる。ならば、現竜王の黒田道化師なのかというと、彼ももその対局を隣の建物から見ており、苺ちゃんの実力に人間じゃないと言っている。もしかすると、そのどちらでもないなんてこともあるのかもしれません。
さて、そんな一局目の最中何やら、藍田苺の対局の日は今井さんがいないという事実に気付く連盟のメンバー。苺ちゃんの面倒を見ている今井さんが、対局の日姿を見せないというのは、何か重要な理由がありそうです。
例えば今井の体をホログラムのようなものでカバーして対局しているといった可能性なんかも思いつきましたが、そもそも今井と苺ちゃんの二人が並んでいるところを既にほかの人に見られた回もあったため、その可能性は無理がありそう。そうなると、苺ちゃんが対局する際には、今井は人目につかぬところでサポートする必要があるという事なのか。その事実についてはいまだはっきりとはしませんが、また少しずつ苺ちゃんの正体に近づいていっているようです。
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