2024年2月4日より放送開始したプリキュアシリーズの21作目の作品『わんだふるぷりきゅあ!』40話『ワンニャン大事件』の感想記事です。「みんなかよし!わんだふる!」を決め台詞としたプリキュアシリーズ初、飼い犬が主人公となる作品です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
40話『ワンニャン大事件』
いきなり犬・猫
予告ではいろはが犬、まゆが猫になることはわかっていましたが、まさかの冒頭から一切の説明もなしに早速犬・猫になっている二人が登場という驚きの展開で始まった今回のお話。
犬になったいろはに構うこむぎ、猫になったまゆを吸ったり、猫じゃらしで遊んだりと、普段自分がやられていることをたっぷりとやり返して楽しんでいる姿がなかなか微笑ましいお話でした。
今回の事件、てっきりガオガオーンによる攻撃が原因なのか思っていたのですが、その原因はまさかのニコ様。何やらガオウを探しに痕跡をたどろうとする中で、力の発動に失敗し出てしまった謎のもやもやから人を動物にしてしまったという顛末でした。
さらには、また力を使いきってしまい、すぐには元に戻せない問題は重なり、「そうでーす。ごめんねー!」といつもの軽いノリ。ニコ様、こっちの軽いノリは演技でやっているのが伺えますが、こういう時に使ってくるのはなかなかずるいですね。そんなこんなで、犬猫となってしまった、いろはとまゆ。なんだかんだ二人とも楽しんでいる様子でした。
更には、犬になったいろはを悟君が抱きかかえてしまうというちょっとしたトラブルも発生。人間同士ではできないような距離に近づく二人という事で、こちらも普段の姿ではできない展開だったように思えます。相変わらずこの二人の関係性は見ていて微笑ましくてよいですね。
動物の視点に立つ
今回は人間側の二人が動物に変わりその姿を体験したことで、人間が動物側からの視点に立って世界を見るという話を差し込む意味があったのかなという気もする。
特に今回は、トラメによるガオガオーンとの戦いがありましたが、トラメ自身はあくまで遊びたいという気持ちが強いことに触れられ、彼らを束ねるガオウについても、前回の流れを見るに人間に敵対するという気持ちはあるものの、その根っこには優しさがあることがわかっている。ザクロに関しては、またちょっと話が違う気もしますが、このあたりのキャラクターを見ていると、単に敵対して終わりという話でまとめるようには思えない。ある意味ここからのガオウ達とのお話を描くうえで、今回のような動物側の視点に立つという話を間に入れたのかなちらっと思いました。
もしかしたら、ニコ様もそんな考えがあったが故に、いろは、まゆ、悟君を動物の姿にしたのではないか、なんてことも少し思ってしまいますが、今回の様子を見ているにそれに関しては本当にただの事故だったというのが正しそうです。
カエルのニコアニマル
ちょっと本筋とは関係ない話ですが、今回登場したカエルのガオガオーン、無事元の姿に戻ることはできましたが、アニマルタウンのカエルというわけではなく、ケロケロではなく、ニコニコとちゃんと鳴いており、あくまでカエルのニコアニマルだったのには、ちょっと驚いてしまいました。
動物という観点で見ていると両生類はそこに入るのかと思ってしまいますが、本当にニコガーデンにはいろんな動物がニコアニマルとして存在しているようです。
40話 ユキ!オンステージ!
次回は、以前学校に通うパートでもちらっと話題に上がっていた演劇部とユキのお話。何やら、様々な仮装も登場しており、賑やかなお話となりそうです。まゆ以外の人に対しても心を開いてきたユキ、どのように触れ合うのかなかなか気になるところです。
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