2024年3月3日より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第48作目の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』。監督:中澤祥次郎、プロデューサー:久慈麗人による作品。様々な惑星を襲う『ハシリヤン』と、気分ブンブンで爆上るヒーローとの戦いを描く。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
41話感想『預ける背中』
カオスなサッカー回
予告の時点から何やら、23話の野球回と同じような雰囲気をひしひしと感じていましたが、まさに的中といった感じのなかなかにカオスなお話。
冒頭からスピンドーによる地球のサッカー界の買収の話が進む。先斗はどんどん地球で好きだったものが増えていくのにはちょっと笑ってしまいましたが、更にそこに突然の玄蕃と先斗の宇宙のサッカーユースクラブ所属の件がカミングアウトされ、何やらとんとん拍子にサッカー対決に向かって話が進んでいく。
いざ、試合が始まるといきなりブンブラックが手痛い一撃を貰い退場というのもいつぞやの野球回を思い出させる展開でしたが、今回のブンブラックはきっちりと先斗と玄蕃の間を取り持つ役割も与えられておりよかったです。
ちょっと調べていたところ、何やら玄蕃さんと先斗の俳優さんは、サッカーに関する経歴もあるとのことで、その辺が今回の話に繋がったのかもしれません。その辺から考えると、この二人フェイスオフでドリブルを決めるシーンや、試合前のリフティングの動きなんかもこなれた感じがしていましたね。
多数のゲスト
そして、今回のサッカーバトル「宇宙ではこの程度日常茶飯事」という便利ワードにより、もはや何でもありのサッカーバトル。その中で今回のサッカーボールの苦魔獣が行ってきたのは、フィールドチェンジ。まさかのサッカーコート自体の場所を入れ替えることで、ゴールを阻止するという何でもあり。
宇宙でのサッカーに詳しいビュンディーも認めており、特にイカサマといったわけでもなく平常運転らしいのがなかなか恐ろしい。
そして、コートチェンジの効果をいいように使い、今回の話では多数のゲストが登場。まずは予告でも姿を見せていた、ブンブンの声優である松本梨香さん。犬の散歩をしているところを襲われるギャーソリンを出してしまうというなかなか可哀そうなポジション。何やらちらちら細かいギャグを挟んでいるあたりが、実にブンブンの中の人っぽさが出ていました。彼女の登場シーンのラスト、去り際にビュンディが応援してます!と一言言っていたのがちょっとツボにはまる。ビュンディーの声優さんである花江夏樹さんから声優としての大先輩である松本梨香さんへのアドリブ演技といった感じでしょうか。
そして、もう一人のゲストがブンブンジャーのCMでお馴染みのタイヤマルゼン。まさかのタイヤマルゼン自体が登場し、なかでブンブンジャーが大暴れ、果ては大也に買い取りと、こちらは予告にもないサプライズでちょっと笑ってしまいました。
もはや、やりたい放題な今回のサッカー回。暴走気味だった玄蕃と先斗、二人の様子に珍しく苛立ち気味だった大也に、二人をたしなめる錠の活躍もあり。2VS2で落ち着いた最後の戦いはロボ戦へと持ち込まれ、ギャーソリンが切れサッカーボールに戻った苦魔獣をシュートして決着。
ラストのスピンドーのナイスゲームという言葉といい、地球のサッカーを売り払おうとした二人もサッカーとカレーに目覚めたり、勢いあふれるお話ながらも全体的にすがすがしい流れで面白いお話。
そういえば、最後はもうサッカーはいいといっていたシャーシロ、それでもきっちりシュートのポーズを決めていたりと、相変わらずオチ担当といった感じでよかったです。
次回42話 聖なる夜の届け物
次回は季節も揃ってクリスマスのお話。とはいえ、話のメインはイターシャになるらしく、果たしてクリスマスの彼女に何が起きるのか気になる所。イターシャ演じる水樹奈々さんといえば歌ですが、そのあたりも次回何かありそうですね。
さらに、何やら12月25日には次の戦隊の発表があるらしきCMも挟まり、年末は新情報多めとなりそうです。
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