2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』15話『 脱走グラニュート!』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
15話『 脱走グラニュート!』
ストマックを抜けたいグラニュート?
前回の予告の時点から果たして本当にヤミガシを辞められるなんて展開が素直に来るのかな?と疑問に思っていましたが、今回冒頭からしっかり何かを仕掛けようとする様子が映り、やはり、バイトを辞めたいという件は嘘であったことがいきなりわかり始まった今回のお話。グラニュートがその件をショウマに伝える際には、もはやショウマも抜けたいという奴なんかはいないと思っていたのか、いつもの辞めないなら…の下りをやりながらも相手の反応に驚いていたのにはちょっと笑ってしまう。
とはいえ結局、今回のストマックを抜けたいという話はただのグラニュートの茶番ではあったのですが、当然絆斗とショウマの間には意見の違いが生まれてしまう。ショウマがグラニュートとのハーフであることを知らない絆斗は、グラニュートはすべてぶっ潰すとショウマに対していってしまう。それに対して、ショウマは自分がストマック家との関係があることをいう事は当然できず、そのあたりを詳しく知らないと嘘をついてしまう。
このあたり、全てを話すことができない故に生じる仕方のないすれ違いなのですが、回が進むごとに少しずつショウマの隠し事は増えていき、それでもショウマに関してはお人よしとして認めている絆斗とのすれ違いが少しずつ進んでいっている様子は、ここから先の展開で何かありそうなことを予感させてきます。
人間界に来ているグラニュートは、あくまでストマック家のバイトのグラニュートでしかなく、もっと他にもグラニュートはいるはず。今回はヤミガシを辞めたいというのが嘘だったのは、二人からするとある意味幸いでもあったのかもしれない。もし、本気でヤミガシを辞めたいと思っているグラニュートや、人間の見方をするようなグラニュートが現れてしまった時に果たしてどうなるのか、今後の展開が気になるところです。
ラーゲ9
ラーゲ9と呼ばれる、クラゲのグラニュート。今回は、ランゴの元新たなバイトとして雇われ、ニエルブにより改造され人間界へと連れていかれる。
その能力はクラゲのグラニュートといった感じで、裁判所に現れ全ての人を針で刺し強制的に幸せにさせた状態でヒトプレスするというなかなかの力技を見せてくる。ランゴは、特にお前はやられないように注意しろといった感じの事を言っており、以前話していた何らかの計画に関係する可能性もありそうな新キャラクター。
ただ、今回人間界に来たラーゲ9、何やら単なるバイトではない事を匂わせる発言が少しあったのが気になる所。
まず、人間界に来た直後に、やっと本社に近づけたのに、といった発言をしており、何やらストマック家の本社に接近することが目的だった様子。再びストマック家に近づくためには、ヒトプレス回収をしなければならないということで動いているようですが、そこにはヤミガシではない何らかの目的があることが伺えます。
このあたりから考えると、ラーゲ9は、ストマック家のヤミガシに関する証拠を入手するためにグラニュート世界の司法から送り込まれたスパイのようなポジションなのかなという気がします。もしそうなら、グラニュートの世界側についても、このラーゲ9を通じて色々とわかってくる面もこれから増えていくのかもしれません。
ニエルブと酸賀の繋がり
そして、前回ラストに酸賀の家を訪れていたニエルブ。二人の関係が非常に気になる所でしたが、どうやら二人は以前からの知り合いだった様子。親しげに話す二人は、共に研究のために技術や情報の提供を行っている協力関係だったことが伺える。
今回の話ぶりを見るに、どうやら酸賀が人間であることは間違いがなさそう。そうなってくると、この二人がどのように協力関係に落ち着いたのかというのも気になるところです。
そんな、ニエルブは今回の酸賀との接触で赤ガヴの強化に地球のお菓子の存在が関わっていることを知る。そして、酸賀も大好きというプリンを用いて新たな力を作ろうとしている様子。この辺が、新しい仮面ライダーや、何らかの強化フォームに今後繋がっていくのかもしれません。
しかし、この二人の繋がりが以前からあったというのは、絆斗の師匠に関する話がいよいよきな臭くなってくる。未だに明らかにならない師匠の件にも、この二人が何かを企んでいたのかなと思えてきます。
16話 ノエルのおくりもの
捕まってしまった絆斗は、むしろそのままグラニュート界に行くことで、敵の情報をつかもうと動く。酸賀は謎のベルトの開発を行い、ラーゲ9も何やら行動中と裏で新たな展開も進んでいくようです。
すれ違う二人、今回ショウマが渡そうとしていたプレゼント、今回渡したブシュエルが次回絆斗との関係をつなぐ鍵となるのかもしれません。
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