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アポカリプスホテル 最終回 12話『銀河一のホテルを目指して』感想

アポカリプスホテル12話銀河一のホテルを目指して アニメ
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2025年4月9日より放送開始、監督:春藤 佳奈 キャラクター原案:竹本 泉 シリーズ構成・脚本:村越 繁によるテレビアニメ『アポカリプスホテル』の感想記事です。ネタバレを含みますので注意してください。

12話『銀河一のホテルを目指して』感想

人類の帰還

いよいよ最終回を迎えたアポカリプスホテル。今回の話は11話からそのまま続くエピソードとなり、前回のしんみりした空気が漂うBGM流れる中でお話が始まる。しかし、その裏では宇宙から謎の宇宙船が落下し、やってきたのは地球人、とのことでついにヤチヨさんと地球人との再会が描かれることになりました。

やってきた宇宙人が日本語を話していたが故に、咄嗟に地球人だとわかるという流れは、ホテル自体が異星人たちがやってくるのが当たり前となっていたが故というわけで、ホテル自体の考え方の変化を感じさせるポイントでした。

宿長への記入も、トマリと日本語で名称や住所を記帳、ヤチヨさんのセンサーでも99%以上の一致率を見せており、人類で間違いないことが証明される。個人的には、これまでもずっとヤチヨさんのこだわりポイントとなっていた、シャンプーハットにきっちり反応を見せているのが良かったですね。何やら宇宙船では、かつての地球の資料を見るのが唯一の娯楽といった感じになっていたので、水が貴重な宇宙では水を大胆に使えるお風呂で使う道具というのは、相当な希少品という扱いを受けていたのかもしれません。

何百年も時間が経過した本作、お帰りを心よりお待ちしていましたと、地球人を迎えるも何やらその態度は少し静か。以前、地球人が戻ってきたと勘違いした時とは異なり、大きな反応を見せることもない。このあたりは、ある意味今回の話の肝となる部分となっていました。

地球の環境

人類は地球が済めない環境になっていたから地球から脱出したわけで、その調査のためにやってきたトマリさんは、ウイルスの調査システムが壊れてしまったことで、スーツを脱ぐことができないまま。

しかし、そこにやってきたのが環境チェックロボ。これまで記録してきた環境情報を渡すとともに、既に地球が人が住める環境に戻っていることを伝える。何やら、最初に訪れたノージューマージャーさんが残してくれていた植物が地球のウイルスを浄化するための物だったようで、まさに最初のお客様が人類の救世主とでも呼べる人でした。

この環境チェックロボの下りの話は、ヤチヨさんがホテルの営業を続けてきたように、これまでの地球環境をずっと調べ続けてきた環境チェックロボからすれば、ある意味その作られた意味を果たした瞬間という事もあり、ちょっとジーンとくるシーンでした。

その情報を受け取り、スーツを脱ぎ去り走り出すトマリさん。裏でヤチヨさんが暴走しているのでギャグっぽく見えるシーンではありましたが、地球の環境を調べるという役割を果たし、それ以上に美しい地球を駆けまわれることが本当に幸せといった感じがその叫び声にあふれている。

しかし、結局は地球の環境が元に戻っても、宇宙で何百年もすごした人類の方が逆に地球の環境に適応できなくなってしまっていたという悲しい設定。大きく時間がたってしまったが故の悲劇といった感じでした。

ヤチヨさんの気持ち

人類の帰還を目の当たりにしても思ったほど大きな反応を見せなかったヤチヨさん。人類が戻ってきたのに、他のお客様を迎えるのと同じうれしさしか感じないと、人類のために作られたロボットとして自分が壊れてしまったと久しぶりに暴走する様子をみせる。

自らが壊れたのでは?という疑問を持つ回の前に、自らの不具合を直す回を持って来ていたというのも、壊れてしまったという言い訳を許さない説得力をより持たせるものだったように思えます。

このヤチヨさんの気持ちについては正直なところ、数百年という長い年月をすごすうちに地球人に対する想いも減っていったのではないか?と思いながら見ていました。過去の思い出の人類を求めていたヤチヨさんからすれば、今の人類に対して同じ思いを抱えているというわけではないのではないかとどうしても思ってしまいます。そして、だからこそ人類の帰還を大きく喜べないという苦しみで自らを壊れたと称するヤチヨさん、それに対するポン子の答えがそれを前向きにとらえたものとなっており、非常に良い感じでした。

ヤチヨさんと人類

トマリさんは、結局自分たちの宇宙船へ戻ることを選択し、最後の一日ホテルでの滞在を楽しむことにする。ここでの、寂しげなトマリさんに暮らせなくても滞在は可能と伝えるあたり、まさに本作がホテルアニメであるが故といった感じでよかったです。

しかし、それで元気を取り戻したトマリさん、出発の際に具体的な期日を告げずに近いうちに帰ってきます、という曖昧な言葉と共に地球を去ろうとする。オーナーとの別れの時とも被るこの発言は、当然ヤチヨさんをもやもやとさせ、その具体的な期日を求めて走る。しかし、トマリさんからすれば出発を見送ってくれていると手を振ってお別れだと勘違い。妙なすれ違いですが、ある意味このあたりもオーナーにも見られた人類の能天気さと、ヤチヨさんの相手を思う気持ちのすれ違いといった感じ。

最後には、ヤチヨさんがバカーと大きく叫び、イースターが解禁され終了。何百年たってもどこか最後の最後でいけずな人類に対して、彼女がずっと抱えていただろう気持ちを吐き出して終了というのは、コミカルながらもどこか清々しさを感じさせる良い終わりでした。

エピローグ的に移されたEDのシーンでは、ポン子の更なる子供が生まれていたり、結婚式のために銀河楼を訪れただろうお客様の姿が描かれていたりと、これまでのお話を拾ってくるような描写があったのもよい感じ。

地球全体が銀河楼の広告で覆われている当たりなんかも、まさに今の地球が宇宙からくるお客様に向けたホテルであることを表しているようでよかったです。

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又三郎

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