2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』47話『幸せのディストピア』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
47話 幸せのディストピア
人間界牧場化計画
ニエルブとの計画が失敗に終わった前回から続く話、当然ニエルブと手を組んだという事に納得できない絆斗は、なかなか厳しい反応返しますが、それも仕方ない物。とはいえ、絆斗自身も師匠との思い出の元、その対応が間違っていたと冷静に判断できる当たり、この1年間をかけての成長のようなものを感じられるお話でした。
しかし、その裏ではボッカ・ジャルダックによる人間界の牧場化計画が進行。ニエルブによる新たなゴチゾウが人間界へと撒く。それが人を幸せにするガスを散布、意識を幸せなまま生活を行わせ、必要となった際には人間を操る声で自分たちで集まってくるように仕向けると、ある意味これまでのニエルブの研究の集大成のような作戦となりました。
今回は幸果さん達に加え、人間である絆斗も影響を受ける。とはいえ、絆斗自身はちょっとした刺激で自我を取り戻しており、体内のグラニュートの器官が作用していたという事なのかもしれません。
そんな中、少し気になったのはリゼルとジープとの会話。ニエルブから裏切りの理由を聞いたジープは、ニエルブなりにストマック家を思っての行動であったこと、そして、自分は黒いガヴを貰いながらも一切期待されていなかったことを知る。
このあたりが、ジープの心境に何やら変化を及ぼしたようで、リゼルはジープとの会話ではあんなジープ見たことがないという反応すら返す。果たして彼は何を思うに至ったのか、終盤にかけて残った数少ないストマック家の生き残りが、ここから何をするのか気になる所です。
ニエルブの最後
ニエルブもボッカに命乞いをして最後の戦いに望むものの、そのまま下につく気などさらさらなく人間界にはなった洗脳用のゴチゾウを全て爆発させ最後に一矢報いろうとする。しかし、その行動すらもボッカには読まれており、爆弾を全てニエルブの元に集められていたようで、自ら爆散するという終わりになってしまいました。
完全に手下として働いている状態ですら、警戒し裏切りを予期していたボッカ、ニエルブにしかできないが故に最後まで仕事を任せようとも、決して油断は残さないというのはある意味当然。最終的にニエルブはボッカにいいようにやられる最期を迎えることになってし舞うというこの結末は、もう少し何かあるのかなと思って痛みとしては少し残念でもありました。
結局何一つダメージを受けることなくニエルブの復讐をやり過ごし、相変わらず圧倒的に強いボッカ・ジャルダック、これまでのショウマ達でも一切勝てる姿が見えず、果たしてここからどんな形で勝つ流れになるのかと思っていましたが、何やらは次回ランゴとの共闘に加え、ショウマも新たなフォームへの変身がある様子。
その見た目は、どことなくマスター・オーバーに似た形ながらも色は真っ赤。マスターとオーバーが混ざり合った色であるが故に赤、または、赤ガヴと呼ばれたショウマの秘められた力ゆえの赤、と色々と解釈できそうな色が最後の姿となり、両方の特性を同時に備えた強化フォーム的なものとなるのかも。今のところその名前は明かされていないようですが、アメイジンググミでの変身とのことで、アメイジングモードといった感じになりそうですが、そもそもの変身に使うアメイジンググミ自体がどのように登場するのかというのも気になりますね。
いよいよ、佳境を迎える仮面ライダーガヴ、なかなかサプライズ感のある新フォームの登場とともにボッカ・ジャルダックとの決着はつきそうな流れになってきました。とはいえ、まだジープ・リゼル周りの話や、ストマック家を新たに建て直すランゴとの決着も控えていそうで、ここから何が起きるのか楽しみです。
コメント