2025年8月18日に配信、週刊少年ジャンプ2025年38号で掲載されたOnePiece(ワンピース)最新第1156話『伝説のBAR』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1157話 伝説のBAR感想
週刊少年ジャンプ2025年38号
ワンピース 1157話『伝説のBAR』が掲載された週刊少年ジャンプ。
楽しそうなロックス海賊団
今回冒頭はロックス海賊団全盛期と言ってもよさそうな頃のお話となっており、これまで登場したロックス海賊団が暴れる姿が描かれる。特にシキがとても楽しそうに周りを振り回しており、爆弾が放り込まれた先で被害を被っているのが、白ヒゲ、カイドウ、に加え銀斧の凶、ロックス海賊団でもどことなく真面目そうな面々となっており、毎度被害を被っていそうで微笑ましい。また凶に関しては、前回登場したばかりですが、今回のシキとの絡みを見ていると、おそらく出身地だろうワノ国でも似たようなやり取りを何度もしていた腐れ縁的な関係なんだろうなと思えてきます。
今回のフットコロニーへの襲撃も、慈善団体として恵まれない子供たちへの寄付金をため込んでいたものを奪っていたりと、彼らなりにそれなりのルールのようなものがあったのかなと思わせる襲撃。これまでの話でもとんでもない大罪人として呼ばれていましたが、その実情を見ていくとルフィたちと同じようにそれ相応の理由も常にあったのかなと思わせる展開でした。
そういえば、白ヒゲに関してはどの時点でグラグラの実を食べたのかと思っていましたが、今回初めて能力を使っているところが描かれる。この感じですと、ロックス海賊団に入団した時点で既に能力者となっていたのかもしれません。
ハラルドとロックス
今回も世界政府への加盟を要求するハラルドの話が描かれる。世界政府に従えと言われるも、以前飢饉の際に助けてくれた非加盟国への非道を見過ごせず、手を出してしまい本性を現すと新聞に書かれてしまう。
頭を丸めており一瞬是が誰なのかわかりませんでしたが、その髪を切って世界政府に対する誠意を示そうとしていたりと、できることは何でもやろうとしている姿が伝わってきます。
しかし、どうにも回想でのハラルドの様子を見ていると、ロキに殺される理由もなかったように思えてくる。世界政府への加盟の条件として課せられた、ロックスを殺せという命令にも正直従うようにも思えない。そうなってくると、ロキに殺された理由にも何か世界政府が絡んでいる可能性が高そうに思えてきます。
また、あくまでエルバフを認めないというのも世界政府のみといった感じで、海軍内部ではむしろその巨人の力を頼りにし受け入れようとしている動きもあった様子。若き頃のガープ・センゴク・おつるさんの三人が揃っているシーンでは、この三人はハラルドを含めたエルバフを加入させることに賛成していたこともわかりました。
ハチノスの宝
今回いつのまにやらグロリオーサがロックス海賊団のメンバーになり、シャクヤクもまた九蛇海賊団の船長を引退したことが語られる。グロリオーサの方は男を求めて辞めたとのことですが、九蛇海賊団ではロジャーを追い続けることができない故に、ロックス海賊団に入ったということなのか、ちょっとこのあたりは気になる所。
そして、いよいよ今回ゴッドバレー事件で奪われたとされるハチノスの宝が、シャクヤクなのではないかという件が本格的に触れられる。宝もなければ奪われまいて、というナレーションは、ハチノスにきたシャクヤクこそがその宝であるという事を明確に示しているように思えます。
そんなシャクヤク、以前のロジャーを魅了していたように、今回はハチノスの面々を皆魅了している様が描かれる。さりげなく白ヒゲまでもメロメロになっているシーンが挟まれており、当時の彼女の魅力の強さを証明しているようでした。
当時は五老星が今と一人違う？
今回のラスト、マーカス・マーズ聖がハラルドに世界政府加盟への要求を伝えるシーンが描かれましたが、ちょっと気になったのはそのシーンで描かれた五老星のシルエット。
右端から、サターン聖、マーズ聖、ウォーキュリー聖闘、ナス寿郎聖と4人並んでいるのですが、どうにも左端のシルエットが今の五老星であるピーター聖の姿とは異なるように見える。
ピーター聖は、五老星の中でもちょっと若いメンバーに見えましたが、どうにもこのシルエットの左端の5人目はかなりの老人のように見える。もしかすると、サターン聖がガーリング聖に後退したように、ピーター聖もこのシルエットの五老星と入れ替わったメンバーなんて可能性もあるのかも。
この後の回想で起きそうな大きな事件を考えると、やはりロックスの最後が描かれるだろうゴッドバレー事件がまず思い付く。もしかすると、ゴッドバレー事件にて五老星が後退することになる出来事が起きるなんてこともあるのかもしれません。
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