2025年2月16日より放送開始のスーパー戦隊シリーズの50周年記念作品ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー31話『俺がティラノだ!世を救う意志』の感想です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第31話『俺がティラノだ!世を救う意志』感想
暴神の実家の病院
前回ゴジュウティラノの指輪ごとアッサムを指輪に食わせた玲さん。ゴジュウティラノの指輪はどうなるのか?という所で、始まった今回のお話は一度はゴジュウティラノを辞めた暴神に関わるお話。
実家の病院でのお話、更に吠が腹痛で入院とのことで、妙なものでも食べたのかなと思って見ていましたが、消費期限アウトの牛乳を飲んでしまったとのことで、予想を裏切らない感じにちょっと笑ってしまう。
そんなこんなで偶然暴神の実家に入院した吠が、暴神と再会したところから彼のゴジュウティラノ復帰への話が始まることになりました。
今回印象的だったのは、まさにしがらみにがんじがらめにされ、動けなくなっていた暴神の姿。これまでの自由な振る舞いとは全く異なる、家のために生きようとする様子が描かれる。暴神の父は、吠達の姿をみて友人は選ぶべきだと暴神に伝えていましたが、その後の陸王様からお金を借りてつけを払う様子を見ていると、その発言も完全には否定できない気がしてちょっと笑ってしまいました。
玲さんの過去
そんな暴神の病院へ襲撃してきたのは、前回ゴジュウティラノ指輪を奪った玲さん。何やら、病院に因縁のあるような話ぶりをしており、てっきり怪我の件なのかと思っていましたが、元々この病院の医者で怪我がきっかけで首にされた、という話だったのはちょっと意外な展開。正直、陸王様からの信頼の厚さから、てっきり彼も芸能関係者なのだとばかり思っていました。何やら色々と考えていることがありそうだった玲さんですが、今回思った以上に私怨で病院に攻撃をしていたというのはちょっと意外。今は封印されている厄災とのつながり故貰った力ということで、そういう負の感情的なものがより強くされてしまっているなんてこともあるのでしょうか。
ゴジュウティラノの復活
そんな玲さんによる病院襲撃の中、父をノーワンに奪われ、目の前でティラノの指輪が仲間を傷つける、そんな様子から暴神が再び戦う決意をする。
今回改めて、世界のしがらみをなくしたいという願いをテガソードに掲げていましたが、これは今回の家族との流れを経たからこそより理解できるもの。自分を否定していた家族、そして、その家族の元で育ってきた彼だからこそ叶えたいと思った願いだというのがよくわかりました。
そんな新たな決意を胸にした暴神に対して、人の願いが大好きなテガソード様、なんだかんだ暴神の復帰と登場の際には声をかけてあげていたりとテガソード自身も暴神が戻ってきたことを喜んでいた様子なのもよかったですね。
結局アッサムはどうなった?
暴神がゴジュウティラノに復帰、いつもの調子を取り戻してめでたしめだたしではあったのですが、ちょっと意外だったのはアッサムに関して一切触れられなかったという事。
玲さんの言葉では、ティラノの指輪と共に厄災の指輪に食われてしまったとのこと。ティラノの指輪は暴神の言葉により戻ってきましたが、アッサム本人は外に出てくることはなく、指輪の中に未だ囚われてしまっている様子。
終盤、本当に何一つ触れられることなく話が進んだので、ちょっと驚いてしまったのですが、どうにも次回、玲さんの体を使って新たな厄災が現れそうな事を考えると、指輪の中にいるアッサムが何かここから役割を担う可能性もあるのかも。
結局紅茶の星の王子様という話すら謎のままの彼ですが、果たしてここから何らかの役割を担うのか、いずれ復活して新たな指輪の戦士になったりするのか、色々と気になるところです。
灰色の眼に気付く角乃
今回もう一点大きく話が進んだのは、角乃と玲さんに関するお話。ゴジュウティラノからの変身解除を目撃した角乃は、玲さんの灰色の眼に気付いてしまう。更に過去の記事から陸王と玲さんとの関係にも気付いたらしい角乃、こうなるといよいよその事情を隠していた陸王に対する不信感も高まってしまいそうですが、そろそろ、こちらの関係も大きく動くことになりそうです。
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