ヘルタースケルター
2025年9月21日に配信されたフェイクドキュメンタリーQの新作『ヘルタースケルター』、作中の動画内でベトナム語にて会話がされていました。Youtubeにて字幕を設定することでその内容を把握することはできたのですが、少し気になった点があったので調べてみました。
螺旋階段の上にいた男は何を叫んでいた?
気になったのは、Huyさんを探すカメラマンの男性が屋敷の中で見つけた男が何を叫んでいたのか?という点。
私はベトナム語はわからないため、音で表現してみると『コーウニャーコーン』といった言葉を繰り返し叫んでいました。これをベトナム語で書くとどんな言葉になるのか?と思い、Youtubeの自動翻訳機能に任せた所表示されたのは『Xin lỗi』という文章。
ただ、この文章を見た時にどうも発する音が違うように思える。Google翻訳などの読み上げ機能を使ってみると『シンローイ』といった感じの読み上げになっておりやはり音が違う。
どうやらあくまで、日本語翻訳の(すいませーん)、英語翻訳の(Excuse me)という言葉を改めてベトナム語に翻訳しただけなようで、大本のベトナム語とは異なるようです。
では一体何を叫んでいたのか?
私はベトナム語に関しては分からないため、どうしようかと思っていましたが、Youtubeにて公開された動画にて叫んでいるパートを録画。そのパートを文字起こしすることで何を言っているのか理解できないか?と思い実行してみました。
使用したのは、文字起こしさんというサイト。こちらは、ログインなども不要で、動画などのファイルをアップロードすることで各言語での文字おこしが可能とのことでこちらを活用。
文字起こしさん

実際に男が叫んでいるパートの文字を起こしてもらうと、Youtubeの字幕とは異なる次のベトナム語が表示されました。
『Có ai ở nhà không?』
見た目から想像できる音の雰囲気はかなり『コーウニャーコーン』に近く、こちらもGoogle翻訳の読み上げに任せてみるとかなりそれっぽい読み上げがされていました。
改めてこの言葉を日本語に翻訳してみるとその意味は「誰か家にいますか?」とのこと。字幕の「すいませーん」や「Excuse me」などの言葉で表現できる意味となっており、より具体的には男が誰か家にいるのか?ということを問いかけ続けていたことがわかりました。
あのシーンは何だったのか?
壊れたラジオのように呼びかけ続けていたあの言葉、家の中に誰かいないかを探し続けていた様子。あの後、それを聞いたカメラマンは階段を静かに後ろに下がり、Huyさんからも落ち着くように言われていましたが、あの呼びかけに返事をしてしまっていたら何かが起きていたなんてこともあるのかもしれません。
Huyさんがカメラマンを静かにさせたのも、あれに答えさせないためだったなんてことはあるのかもしれません。
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