2025年10月22日配信開始、週刊少年サンデー2025年47号で連載された龍と苺261話「将棋の本質」の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
将棋の本質
O.K.との対局決着
将棋会館崩壊から始まるO.K.との最後の戦いは、シンギュラリティを迎えたO.K.への対処もあり5分間での早指しでの勝負。勝敗は、苺ちゃんの勝利。その決め手となったのは今自我を持ったばかりのAI相手故の人の心を持った将棋の年季の差。そうであるからこそ、100年早いという言葉の説得力が重いお話でした。
とはいえ、ある意味ここまでは見えていた話となっており、ある意味本番はネットワークとの遮断していた会館が破壊されたことで、シンギュラリティを迎えたO.K.が通信できる状況になった件をどう解決するのかというところ。一仕事終えすごく楽しそうな表情でやってきたハワードの態度も、次に何が起きるのかを楽しみにしているようです。
状況的にはO.K.は外に繋がり一気に成長してしまうというのが、ハワードの考えなのかもしれませんが、前回のトーマスとO.K.との関係を見ていると、そうすんなりと終わるかどうかというのは怪しく思えてくる。
トーマスも、すぐに破壊とはいかないように思えますし、O.K.側も時間を与えてくれた上、破棄はしないとまで言っているトーマスの意思を無下にするようなことはしないように見える。
そうなると、ひとまず停止させという形になるのかなという気もしますが、それはあくまで二人だけの話で、そこにハワードが来ていることがさらに話をややこしくさせそう。
更に言うなら、これまでの狼藉に加え、今度は将棋会館の破壊に加え、自分たちの将棋の邪魔までしてきたハワードと対面する苺ちゃんも何をする変わらないぐらいには怒っていそうですし、果たして次回何が起きるのか気になるところです。
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