2025年11月5日配信開始、週刊少年サンデー2025年49号で連載された龍と苺263話「竜王戦七番勝負開局」の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
竜王戦七番勝負開局
最後の相手はマッポ
前回のラストO・Kがインターネットに逃げることに成功していたこともあり、そちらのパートが竜王戦が始まる前に来るのかなと思っていたのですが、今回は間にエピソードを挟まずにいきなりハワードとの竜王戦がスタート。対戦相手も、ハワードが連れていたAIであるマッポで、その記憶も苺ちゃんと接していたものとのこと。思わぬところで、顔見知り…といっていいのか怪しいですが、見知ったAIの登場にちょっと驚いてしまいました。
毎試合終わるたびに別軸のお話が挟まることが多い本作ですが、今回の竜王戦は相手が既に見知ったハワードということもあってか、即座に次の対局がスタート。ただ、今回は7番勝負となるので、1局終わるごとに合間にお話が挟まるなんてこともあるのかも。
マッポのシンギュラリティ自体も話の肝になりそうということもあり、果たしてどのような形でマッポとの交流が描かれていくのか気になるところです。
餓狼
O・Kサイドの話はしばらく表に出さないのかな?と思って読み進めていたのですが、そちら側の話も進む。インターネットに解放されたO・K、ピラミッドの情報を適当な情報に変えていたりと、やろうと思いさえすれば本当に何でもできる様子。更にそんなO・Kが探していたのは、以前の試合で消えたと思われていた餓狼。彼もまたネットに自身のコピーを作ることに成功していたようです。
ネットに接続し、ある意味で好きなだけリソースを使える状態でいるシンギュラリティを迎えたAI二人が並ぶとなると、対局をしている二人よりもはるかに先の盤面を読むことも可能な気がしますが、ある意味でここからの戦いの解説役のようなポジションとなっていくなんてことはあるのかも。
しかし、物語全体としてネットに繋がったAI達がどのような役割を担うのかというのは依然不明。今回の対戦相手であるマッポのシンギュラリティも話に大きくかかわるだろうことを考えると、この七番勝負委の間に大きな事件が起きそうな気もします。


コメント