2026年冬から放送開始した『葬送のフリーレン』のアニメ2期、32話『誰かの故郷』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
32話『誰かの故郷』
シュタルクとフェルンのデート
前回ラストで約束したフェルンとシュタルクとのデートでしたが、どうにも見ているとひやひやする描写が度々出てくるお話でした。
そもそもシュタルクがフェルンを誘った動機が、ちょっとしたからかいのようなものであったのに対して、フェルンは表情にこそ出さないもののその準備にかける入念さからそれがどれほど嬉しかったか、というのがわかる。
そんな二人ですが、いざデートが始まってみると、フェルンの気合の入れた服装をシュタルクがいつもと違う服装の一言で済ませてしまったり、ペンダントに興味があるフェルンの気持ちに気付けなかったりと、何か会話をしてもどうしてもフリーレンの話題に落ち着いてしまったりと、ささやかなすれ違いが繰り返される。フェルンもどこか浮かない感じの表情を見せており、このあたりは本当に冷や冷やとした気持ちで視聴していました。
ただ、そんなデートのギクシャク感もあくまで最後の普段通りの二人を描くための前振りのようなもの。雲を一緒に食べた肉まんに見立てたりと、一般的なデートらしさとは少し違ったものにはなりましたが、これまで旅を共にしてきた二人の関係故の二人の会話といった感じでなかなか微笑ましい物。
デート初日、フェルンの服の質問に適当に答えたせいでぐしゃぐしゃにまとめられてしまったフリーレンの三つ編み、最後にはきっちり綺麗に編まれたその姿からフェルンの気持ちがきっちり伝わってくるお話でした。
北部高原へ
フェルンとシュタルクのデートが描かれた前半に対して、後半はいよいよ北部高原へ進んだフリーレン一行が洗礼を受けるようなお話となっていました。
北部高原に出現する魔族との戦いは、これまでの地域とはレベルが違う物。ただの魔族相手であっても、今まで通りの戦いが通用しないという状況で、海路を撮ればよかったと弱音を吐いてしまうシュタルク。
損なシュタルクに対して、フリーレンがかけた言葉は、今回のサブタイトルである、誰かの故郷という物。自分たちが苦労して進む北部高原ですが、その苦労がきっと誰かの故郷を助けるものになっているというそれは、過去のフリーレンの旅で知ったもの。
北部高原以降のレベルの高さを描くと同時に、過去の旅と今の旅を重ねる描写が実にフリーレンらしいお話だなと思いました。


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