2024年9月8日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第7作目の作品『仮面ライダーゼッツ』22話『Case22 讐いる』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
Case22 讐いる
問われる覚悟
子供たちの悪夢が完成、現実にナイトメアが出現してしまった前回から続いた今回のお話。莫のエージェントとしての覚悟を問われるお話となっていました。
以前のボムナイトメアの世界への出現の際と違い、ディザスターナイトメアが出現しても世界は一見平和なまま。しかし、確実にナイトメアは現実に姿を現しており、それに気付いたコードはこの悪夢を阻止するミッションを指示。コードナンバーファイブ、コードナンバーシックス、コードナンバーセブンと現在表で動いているすべてのエージェントの共同作戦が開始となりました。
しかし、そんな中、小鷹を始末するというコードナンバーファイブの言葉に、莫はコードの正しさを迷ってしまう。小鷹がナイトメアを操り事件を引き起こしている以上、それを止める覚悟は持っていた莫ですが、人を殺すというのはまた違う覚悟が求められるもの。正直、小鷹はもう引き返せないぐらいの事をしてしまっているように見えますが、それでも誰かを殺すというのは、それまでただの一般人だった莫からすれば簡単には認められないというのもわかるもの。
そんな今回、やはりコードナンバーファイブのいい人っぷりが目立つ。小鷹を殺すことに戸惑う莫に対しても、その覚悟のなさを強く責めず、戦うつもりがないならベルトを渡せ、覚悟が決まったらあとで来いと、切迫した状況にしてはかなり優しい対応を取っているように見える。
紅覇さんがやられた際の反応を見ても、非常に仲間想いのエージェントであることが伺え、本作では珍しく直情派の熱血漢といった感じがします。
そんな今回、小鷹の手にかかり、紅覇さんと共に永遠の眠りについてしまった様子。このまま退場するには惜しいと感じるキャラクター。更に、ここでこの二人を殺してしまうといよいよ小鷹も引き返せないのでまだ何かある気もしますが、果たしてどうなるのか気になるところです。
莫とコードナンバーセブン
今回は、改めてコードナンバーセブンと莫との間にある違いのようなものを感じさせるお話でした。コードナンバーファイブの殉職を、コードナンバースリーからの連絡で知った莫。自らの甘えが産んだ犠牲による責任感から戦う覚悟を決めざる負えない状況に追い込まれる。
コードナンバーシックス、コードナンバーファイブの犠牲を知った莫は、自分自身がコードナンバーセブンであることを必死に言いくるめよう叫び続けながら戦いの場へと向かったのが印象的でした。
莫が夢見るエージェントと、現実のエージェントその乖離に苦しんでいるというのが莫の現状で、今回の莫は、自分の小鷹に対する甘えが仲間のエージェントを犠牲にしてしまったという罪悪感から、コードナンバーセブンであろうと自分を無理やり奮い立たせているようでした。
しかし、今の莫がなろうとしている、コードの指示に従いミッションを完ぺきにこなすコードナンバーセブンは、果たして本当に莫が夢見ていたエージェントなのか?という点は疑問が残る。
悪夢の力を身を手にし戦う莫ですが、どうにもかなり無理をして自分を言いくるめている感もあり未だ自分が戦う理由を迷っている様子が伺える。今莫が大きく悩まされているのは、今後の彼が誰かに言われたことをこなすだけではない、自分の夢のエージェントとしての姿を選び取るためにあるのかなという気もします。
莫の中の悪夢
今回はカタストロフフォームが初登場となるエピソード。果たしてその力はどこからくるものなのかと思っていましたが、今回もまた莫の中にある悪夢が由来だった様子。
今回の悪夢は、異常な重力で世界が崩壊した中、赤ん坊の莫が一人泣いていたという物。紅覇さん達の話では、幼い頃にとてつもない悪夢を見ていたとのことで、莫が忘れているこの悪夢こそが、今回莫が見た悪夢ということなのかもしれません。そんな夢の中、ねむにまとわりつくように出現したナイトメア。今回手に入れたカタストロフィの力は、そのナイトメアの力を身に宿したものだったようです。
そもそも、ゼッツに変身できること自体が特別な印とまで言われた莫。拠点でのガチャガチャによるカプセムの排出、イナズマカプセムや、今回のカタストロフィの悪夢の力は、全て彼自身が生み出されたものと考えられます。
ねむがナイトメアを生み出していると度々語られますが、莫もまた自ら悪夢を生み出し自らの力としているように見える。
二人の間に何か秘密があるのか、はたまた、単なる偶然なのか、今後の展開の気になる部分となりそうです。


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