2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 5話 1週目『翼と刀』
1周目の最終話となる5話、先日は父上の死がラストという事で、そのあたりに話の焦点が当たるのかと思いましたが、冒頭は直美側のお話から始まることになりました。メアリーとの会話の中で、直美は日本ではなくアメリカに活路を見出したようですが、どうにもそこまでうまく話が行くようには思えない。まだまだ直美サイドのお話は、彼女の目的のようなものがいまいち見えておらず、あくまで生きづらい今の日本から離れたいという気持ちだけがあるように思えますね。
そんな直美サイドのお話ですが、衝撃だったのは、1話冒頭から語り部を務めていた研ナオコさんが実際に画面い登場したこと。胡散臭い占い師といったいでたちのキャラクターでしたが、髪が派手な金髪だったり、爪には緑のネイルだったり、異物感が凄い。とはいえ、ナレーターとしての役割を持つ彼女のこの独特の感じは、その立ち位置故に狙って時代にそぐわない雰囲気を出そうとしているように思えます。今のところ、姿を見せた理由はよくわかりませんが、直美に対して、今後のりんとの出会うだろう未来を伝えており、そろそろ二人が出会う時も近いのかもしれません。
そして、今回のりん側のお話は、父の死については思ったよりもあっさりと流されて終わる。さらに、安の縁談も不況により縁談相手の家が破産したことでお流れになってしまったとのこと。
ただ、元よりお金がなかった家で、働き頭であった父が死んだことで、更にその経済状況は悪化。母も畑仕事に出るようになり、何とか生活は続けられるといった状況の様です。土仕事をして汚れた手、以前父が語っていた綺麗な手が好きだ、という言葉がつい頭によぎってしまう物でした。
そんな今回のりん側のお話では、新たな縁談の話が舞い込む。ただ、かなりの歳の差、更にりんと同じぐらいの息子がいるとのことで、何とも素直には喜べないお話。
苦しい家計の事を考え、縁談に悩むりんが出会ったのは、冒頭の英字新聞で語られていた夫婦。馬車に轢かれかけたりん。その手の怪我の手当のシーンでは、大事、という言葉の食い違いにちょっと笑ってしまう。、りん側は大丈夫ですから、と遠慮して発言したものに、消毒は大事と解釈されるのが絶妙でした。
そして、その出会いはりんに縁談を選ぶきっかけとなったようです。このシーン、大きな歳の差があるというりんの境遇と同じ夫婦である二人ながらも、妻が夫を名前で呼ぶ気安い関係を築けているというのが、縁談に応じる覚悟を決めた理由だったように見えました。ただ、あの夫婦はおそらくかなり特殊な例。息子と同じ程度の歳の娘を後妻として迎える、という話とは全く異なる結婚という事を考えると、ここからりんもなかなか大変な目に合う事になりそうです。
そんな夫婦ですが、何やら女学校を作るという目標を語っていたのが気になる所。りんや直美のナースとしての道に繋がっているように思えますが、果たしてここからどうなっていくのでしょうか。


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