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映画 ひつじ探偵団 感想 冬生まれの羊の意味?【THE SHEEP DETECTIVES/羊探偵団】

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2026年5月8日に公開された映画『ひつじ探偵団/THE SHEEP DETECTIVES』の字幕版の感想・レビュー記事です。ネタバレも含みますので注意してください。

ひつじ探偵団

ドタバタコメディというよりもミステリー重視

大好きなご主人が殺された、とのことで、羊たちが飼い主の死に関わる事件へと挑んでいく事になる本作。予告映像を見ていると、羊たちによるドタバタ冒険活劇的な作品のイメージが強くあったのですが、実際に見てみると思ったほど羊たちが群れを成して活躍といった作品ではありませんでした。

そもそも、飼い主が死んでしまった状況からスタートということで、それを軽いノリで済ませるはずがないので、実は飼い主が生きていて…的なコメディなオチになるのかな、とも思っていましたが思ったよりもそのあたりはシビアでした。

最後まで見終えると、リリーを主人公にモップルを助手とした探偵ものといった印象が強く残る作品となっており、探偵団、という作品名の割にはほとんど推理担当はリリー、他の羊たちのほとんどは賑やかし的な側面が多めだった気もします。ただ、それでも双子のロニー・レジ―なんかは序盤に見せたフリを生かした見せ場が後半にきっちり用意されていてよかったですね。

謎解きパートは結構しっかり

そんな本作、謎解きパートが思ったより丁寧に作られていたのが良い感じ。被害者となったジョージの手にあった緑色の染み。序盤は、草を握って手についた汁と説明されていましたが、どうにも手に残った色を考えるとそこに違和感を覚えるものでした。そんな序盤の疑問や、途中で映った枕カバーの描写、途中で見せていた羊用の青い薬の話なんかは、後々きちんと回収され、最後にはぴたっとはまって事件の解決に繋がっていくのが面白かったです。

途中までは明らかにレベッカが怪しいとなり、都合よく証拠もどんどん出そろっていく。しかし、むしろそんな状況だからこそ、彼女が犯人かと言われると怪しく思える。真犯人については、ある意味盲点を突くような立ち位置の人物でもあり、思えば段々と描写が少なくなっていったように思えたのも、犯人候補として意識の隅

また、ジョージの残した遺言に込められた、登場人物に割与えられた言葉の意味が、後々わかってくるのも良い感じ。殺し屋、という言葉がなかなか物騒に響くものの、遺言を書いた時点では自分が殺されると思っていたわけがなく、そのあたりがわかってくると、誰が殺し屋なのか、ここにどんな意味が込められていたのか、というのも推測できてくる。その中でも、特に、冬に生まれた羊、春に生まれた羊、といったくだりは、ある意味本作の根幹にも触れている内容で、終わってみるとあの二人を意味していたんだな、とわかるのが良い感じでした。

ティム

そんな本作ですが、いくら主人公が羊だからと言って流石に人間の事件に羊が直接かかわるという事はできません。

そこで活躍することになるのが、村の警察であるティム。周りからはまぬけ、呼ばわりされていた彼、最初こそそう呼ばれるだけの事はある人物でしたが、なんだかんだ羊たちの手助けを受ける中段々と冴えていくのが面白いところ。

羊の助けがあってこその推理ではありましたが、それでも段々と自分の考えを信じていく様子は、どこか羊たちとも被る面がある気がする。羊たちは、つらい事を忘れ、よく考えることのない生き物であるとよく触れられていましたが、そんな周りから侮られていたところが、ティムと被る面があるからこそ、彼がひつじ探偵団の代理人のような役割を果たすことになったのかなという気がしますね。

冬生まれの羊

本作の中で名前のない子羊が、冬生まれの羊として周りから冷たく扱われており、この描写が本作の話の鍵になっていましたが、気になったのはこの冬生まれの羊がなぜそこまで蔑まれていたのかという点。

現実でもそういった話があるのかと思い少し調べてみましたが、特にそれらしい描写はなし。ただ、冬に生まれた羊は、生まれた時から食べ物となる草は少なく、寒い過酷な環境から命が持たないことが多いという話があるようです。

本作における羊たちは、つらい現実には耐えられず、それを忘れてしまおうとする習性があることが語られていましたが、もしかすると、そういう心理的な面が冬生まれの羊を仲間として認めないことに関係していたのかもしれません。

冬に生まれた子羊は、そのまま死んでしまうという、羊たちにとって辛い現実をもたらすことが多い、そんな辛さに耐えきれない羊たちは、無意識に冬生まれの羊を群れの仲間とは認められず、それが段々と習慣として語られるようになっていた、なんてことはあるのかも。

本作では、そんな冬生まれの羊が、最後には群れの仲間になるという描写が挟まれましたが、羊たちがつらい現実にも立ち向かっていくよう変わったからこそ、最後に子羊を認められるようになった、とも考えられるかもしれません。

本作は、冬の羊周りが結構シビアだったりと、想像していたコミカルさよりも、ミステリー的な重さの方が目立ち最初は少し面食らうところもありました。ただ、そのミステリー部分がよく練られていたり、最後のどんでん返し的な要素もあったりでなかなか楽しむことができる作品でした。

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又三郎

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